コミュニティデザイナー・山崎亮さんと、哲学者・國分功一郎さんの対談第3回は、前回の“つながり”の議論を経て、より広い視点へとシフトしていきます。経済的な豊かさが達成された「豊かな社会」に潜む、満たされなさの本質とは。住む場所への参加は、その日常にどんな可能性をひらくのか。現代社会の課題だと思われているこうした問いも、かつて同じように悩み、答えを出そうとした人々がいました。「小さな参加の革命」、いよいよ最終回です。 忘れられたもう1つの社会主義 國分 山崎さんと僕ですごく共感する部分は、二人ともウィリアム・モリス、そしてその師匠のジョン・ラスキンに関心があることなんですよ。 山崎 國分さんの『暇と退屈の倫理学』の裏表紙には、モリスの言葉が引用されていますよね。 國分 そうなんです。ウィリアム・モリスという人は19世紀のイギリスの思想家で、デザイナーで、建築家であるというような、本当に多くの顔
人は、一人では生きてはいけないのが普通だ。孤独を好む人も日々の生活では、人との関わりを避けられない。どのような環境で生き、仕事をするかは、メンタルに大きな影響を与える。自分にとって適切な環境を選べばいいのだが、それを多くの要因が阻んでくる。市町村によりバラつきがある自殺率に着目し、高い地域と希少地域の違いを研究する和歌山医大の岡檀講師に、分析内容などを聞いた。そこには、うつ病を予防するヒントが含まれている。 岡檀(おか・まゆみ) 慶應義塾大学大学院健康マネジメント研究科博士課程修了。「日本の自殺希少地域における自殺予防因子の研究」で博士号を取得。フィールド調査やデータ解析を重ねた研究成果は、学会やマスコミの注目を集める。第一回日本社会精神医学会優秀論文賞受賞。著書に『生き心地の良い町 この自殺率の低さには理由がある』(講談社)。2012年から現職。 病気、経済問題が自殺理由の7割 ――厚労
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