昨年は紅白の司会も務めた大泉(「鎌倉殿」インスタより) 殺陣・武術指導の辻井啓伺氏が明かす。 「大泉さんは弓矢の経験が無かったのですが、『実際に演(や)りたい』と仰って。納得するまで計10時間ほど連射の練習を重ね、めきめき上達。頼朝が弓矢を連射する場面(5話)もCGではなく、『本当の矢を使いましょう』となったんです」 大河で主役級を演じるまでになった大泉だが、その原点は地元のローカル番組にある。96年から6年間レギュラー放送された人気バラエティ『水曜どうでしょう』(北海道テレビ)だ。 チーフディレクターの藤村忠寿氏が言う。 「『どうでしょう』は台本も何も無いし、どの土地に行くのかも分からない“旅番組”。大泉さんの笑いを作るアドリブ力と、とっさの場面の爆発力がハマりました。特に追いつめられた時は、我々に“不信感”を見せる(笑)。凄く微妙な顔つきなんだけど、観ている方はどうしてもクスッとする。