はっぱふみふみ〜パイロット萬年筆 最近は殆ど見かけなくなりましたが、1960年代の前半には、「5秒スポット」と呼ばれる瞬間芸のようなCMが登場し、僕らの記憶に残る多くの印象的なCMが現れては消えていきました。 そうした5秒CMの代表作の一つが、この大橋巨泉によるパイロット・エリートの「はっぱふみふみ」でありました。 『名作テレビ館』(徳間書店)は、「5秒スポット」CMについて、次のように解説しています。 「昭和37年から40年にかけ、5秒スポットの洪水がCM界を襲った。5秒で勝負するために制作者たちは知恵をしぼり、さまざまなテクニックを開発した。奇抜なキャッチフレーズと評判のコメディアンを組み合わせる作り方がとりわけ重宝され、植木等『なんであるアイデアル』、伴淳三郎『かあちゃん一杯やっか』などがその代表例である」 数ある5秒CMの中でも、この「はっぱふみふみ」は、最も私の印象に残っ