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ブックマーク / note.com/satonao310 (5)

  • 数年前、ボクには無事に年を越せそうもない年があった|さとなお(佐藤尚之)

    よく落語とか時代劇とかで「いやぁ、今年も無事に年を越せましたなぁ」みたいなセリフが出てくる。 これ、何気なく聞き流す言葉だけど、実はわりとシビアな言葉でもある。 昔(江戸時代)は多くが「ツケ払い」であり、毎月月末にまとめて支払う習慣があったらしいのだけど、お金がない場合、支払いを待ってもらえた。 でも、毎月の支払いは待ってもらえても、大晦日には必ず一年分の支払いを終えないといけない、という慣習があったらしい。 つまり、来、たまった借金の支払いをしなければ年を越せない、という意味で使うわけだ。 5年前の2014年、実はボクもそういう状況にあった。 代表をしていた震災支援団体が(あるトラブルによって)抱えてしまった大きな未払いが生活に深い影を落とした。年末にどうしても支払わないといけない大金が残っていた。自己資金で補填しようにももうそんなに残っていなかった。 これは切り抜けられないのではない

    数年前、ボクには無事に年を越せそうもない年があった|さとなお(佐藤尚之)
  • 1/100を作ろう|さとなお(佐藤尚之)

    10年くらい前から、若い人たちにいつも伝えていることがあります。 それは「 1/100(100分の1)をいくつか作るといいよ 」ということ。 ほとんど同じようなことを藤原和博さんも言っていて(たぶんボクと同じころに言い出されたと思う)、その後それを受けてキンコンの西野亮廣さんも言及し話題になりました。 ボクはこの考え方をとても大事にして生きてきたんです。 特にこの「変化の激しい時代」においては、「1/100を作ること」は重要だと思います。必須のアプローチだとすら思っています。 いまより変化の少なかった昭和時代とか平成時代初期とかなら、別にそんなアプローチをしなくても良かったと思うんですね。 よく言われるような「与えられた場所で一流になりなさい」でいいし、「置かれた場所で咲きなさい」でいい。 いや、これらの言葉を糧に生きている方には申し訳ないです。 別にそういう生き方を否定したいわけではなく

    1/100を作ろう|さとなお(佐藤尚之)
    yyamaguchi
    yyamaguchi 2024/02/23
    「そして、1/100を多くもてばもつほど、「広くて浅いのに、Only One」という不思議な存在になれたりもします。」
  • そっちの方がいい人生|さとなお(佐藤尚之)

    2月1日の朝は、毎年、なんだかせつない気持ちになる。 この日、特に首都圏では、多くの中学や高校で「入試テスト」が行われる。 子どもたちが、「この学校に行けたらいいな、行きたいな」という強い希望と、「でも……ダメかもしれないな、ダメだったらどうしよう……」という大きな不安をもって、とぼとぼと受験会場に向かう朝だ。 その小さな胸の内を想像するだけで、せつなくてたまらなくなる。 10年ちょっと前。 ボクも受験生の親だった。 娘の中学受験の朝、ボクは彼女にこう言って送り出した。 もし受かったら「そっちの方がいい人生」。もし落ちたら「そっちの方がいい人生」。 その瞬間は「大きな大きな人生の節目」と思うと思う。 今日のテストで、大きく人生が変わってしまう、と思うと思う。 でも、この歳になり、遠く振り返ってわかるのは、「実はあまり関係ないよ」ということ。 いや、合格不合格で人生自体は物理的に変わるのだけ

    そっちの方がいい人生|さとなお(佐藤尚之)
    yyamaguchi
    yyamaguchi 2023/03/12
    「もし受かったら「そっちの方がいい人生」。もし落ちたら「そっちの方がいい人生」。」
  • 大瀧詠一『A LONG VACATION』|さとなお(佐藤尚之)

    人生に欠かせないオールタイムベスト音楽をいろいろと紹介していきたいと思います。ジャズ、クラシック、ロック、ポップス、歌謡曲、フォーク、J-Popなど、脈絡なくいろいろと。 2019年8月16日。 ボクは山下達郎のライブを聴きに行った。 山下達郎のライブにはここ10年ほど毎年行っているが、彼は大瀧詠一が亡くなってから6年半、沈黙を守っていた。 ※(一般に表記として大瀧と大滝の両方が使われるが、ここでは名のほうの大瀧で統一する) 昨年のライブだったか、少しだけ大瀧詠一の曲をやったことはある(例のメドレーコーナーで)。 でも、今回のライブでは、きちんと彼について語り、一曲をフルに演奏した。 「大瀧さんのことは軽々しく語りたくなかった。だからいままでまったく語ってこなかった」と言い、「でも、7回忌を前に、そろそろ語ってもいいかなと思い始めた」と、いくつかのエピソードと想いをステージで語った。 大

    大瀧詠一『A LONG VACATION』|さとなお(佐藤尚之)
    yyamaguchi
    yyamaguchi 2021/03/21
    「山下達郎が11年ずっと率いているリズム・セクションは、現在考え得る最高のクオリティを誇る…つまり、令和元年現在望みうる限り最高の演奏での「君は天然色」だった。」
  • 猛者たちがセレクトした「甘いもの持ち寄り会」の極楽(次回は栗しばり)|さとなお(佐藤尚之)

    昨日のnote「コミュニティの読書会で読んできた40冊」で、コミュニティの中にトライブ(部活みたいなもの)が40くらいあると書いた。 で、このトライブの中に、もちろん「事系」もある。 「うまい店トライブ」とか「辛いものトライブ」とか「せんべろトライブ」とか「ワイントライブ」とか。 で、「甘いものトライブ」というのもあってですね、これは文字通り、甘いものが好きな人の集まりである。 ボクは基「飲んべえ」なので、甘いものはそんなに好まなかったのだけど、魚アレルギーになってからはちょっと改めようかと思っている。 なにしろ「甘いもの」には魚介類やダシやエキスは(ほぼ)使われない(当たり前だw)。つまり、こんなに安心できるべ物はめったにないのである。 しかも、魚がダメになった今、飲んべえ生活も苦しい部分があり(だって酒の肴がかなり制限されちゃうからね)、少し「甘いものへのシフト」を考え中だったり

    猛者たちがセレクトした「甘いもの持ち寄り会」の極楽(次回は栗しばり)|さとなお(佐藤尚之)
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