どうやって編集者が育つ組織をつくりあげていくか? ぼくのnoteで何度も触れているが、コルクの経営者として、いま最も力を入れていきたいテーマだ。 そして、その取り組みの一環として、編集者としての実務における知見を型化して、共有する試みをはじめている。このことは『編集者が育つ環境を整えるべく、自分の「べき」を棚卸し』というnoteに詳しく書いた。 例えば、取材対象者へ依頼メールを送る際には、どんな文面がいいのか。どんな風に、日程調整を進めていくのがいいのか。事前の下調べとして、何をするといいのか。取材場所の手配では、どういうことを意識すべきか。 編集者として働くうえで発生する具体的な実務を棚卸し、それぞれのポイントや、気をつけるべき落とし穴について細かく明記していく。編集者として働くための「マニュアルづくり」と言ってもいいかもしれない。 こうした知見には絶対的な正解はなく、編集者ごとに様々な