学び続け成長する存在としての高齢者、その学習にはいったいどのような課題があり、それに対して私たちはどのような方法をとりうるのでしょうか。ラーニングエイジング研究会は、ミネルヴァ書房から2015年度刊行予定の書籍『ラーニングフルエイジング:超高齢化社会における学びの可能性』との連動企画です。本研究会では、高齢社会に向けた学びの可能性について様々な研究者と話し、多角的に考えていきます。 第12回の公開研究会は9月24日(木)に福武ホールで開かれました。ゲストは駒澤大学教授の荒井浩道さんです。荒井さんには「ナラティヴ・アプローチの可能性」というタイトルで、ご自身の支援経験を踏まえ、当事者が紡ぐ「物語」や、経験にもとづく「語る」このアプローチ法について具体的にお話いただきました。 荒井さんは、ソーシャルワーク方法論、支援論がご専門ですが、スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーもやっていら