序 事の発端はお盆前にアップされた1本のエントリ「『プラネテス』のポリティカ その2 - 猿虎日記(さるとらにっき)」から始まる。このエントリは前記事・続記事と合わせて反響を呼び、「プラネテス論争」正確には「ロックスミス論争」とも言うべき状態に発展している。 id:sarutora氏の一連のエントリは、ハチマキのナイーブさから入り、それが次第にロックスミス批判へ、さらにはトリアージ批判・ネオリベ批判と展開されていく様に、苦笑しながらも興味深く*1読ませて貰った。しかし先日id:toruot氏により「toruotの日記」がアップされたに当り、流石にそれはないだろうと反論をものすことにした。 ロックスミス論争 ロックスミスのキャラクター描写に関しては賛否あれど概ねコンセンサスが取れているとしていいだろう。 有能で傲慢、悪魔のようであり且グスコーブドリのようでもある人物。 作中のロックスミスはそ