ロッテホールディングスの筆頭株主である創業家の資産管理会社が14日、株主総会を開き、創業者の次男でロッテの経営の実権を握る重光昭夫氏を、この会社の取締役から解任しました。一方、昭夫氏と対立する長男の宏之氏は、この会社の代表権を持つことになり、今後、筆頭株主の代表として、ロッテホールディングスの経営への関与を強めるねらいがあるものとみられます。 こうしたなか、創業家の資産管理会社で、ロッテホールディングスの株式のおよそ28%を持つ筆頭株主である光潤社は14日、東京で臨時の株主総会を開き、次男の昭夫氏を、光潤社の取締役から解任する議案を承認しました。 さらに株主総会のあとの取締役会で、光潤社の代表権を創業者の武雄氏から長男の宏之氏に移したほか、宏之氏が武雄氏の持つ株式を譲り受け、光潤社の議決権の過半数を保有することを承認しました。 これによって、宏之氏は光潤社での影響力を強め、筆頭株主を代表す