2023年6月15日のブックマーク (5件)

  • 五野井郁夫先生の「キャンセルカルチャーはデモクラシーを窒息させるのか」にはビビりました | 江口某の不如意研究室

    前のエントリではちょっとミル『自由論』の話して、出典の話で終ってしまったのですが、それではあんまり失礼かもしれないので、論文の内容にも少しコメントしておきたいと思います。 私が見るところでは、五野井論文は以下のような構成になっています。 不買運動などのボイコット運動は正当な民主主義運動ですし、それはツイッターでのハッシュタグ運動などに発展しています。(前回触れたミル解釈はここで出てくる)ボイコット運動の延長としてキャンセルカルチャー=コールアウトカルチャーを説明します。ハッシュタグアクティビズム、ノープラットフォーミングなどを紹介します。その問題点は恣意的になりやすいこと、いつ「キャンセル」が終るかわからないことなどです。キャンセルされた有名事例を列挙します。トマス・ポッゲ、ピーター・シンガー、J.K.ローリング、リチャード・ドーキンス、チャールズ・マレー、スティーブン・ピンカー、V.S.

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    zeeko3 2023/06/15
  • 大脇幸志郎『「健康」から生活を守る』読んだ|はむっち@ケンブリッジ英検

    大脇幸志郎氏はもともと国家が健康に介入していくことに批判的であり、そのためこの3年間に一部界隈で有名になった医師である。 そういうわけで今更ながら著作を手に取ったのだ。 煽り気味のタイトルではあるが、内容はおおむね妥当かつ穏当と思われた。 なお書のほとんどはコロナ騒動以前に書かれていることに留意されたい。 医療に限らず、「Aは良くないから避けるべし」という論調は世の中にあふれかえっている。例えばYoutubeを開くと、「英語が話せるようになりたい人が今すぐやめるべき勉強法」だとか、「【APEX LEGENDS】初心者がやりがちな戦い方」とか、、、 まあApexはしょせん趣味だからいいし、英語のお勉強も趣味みたいなものだしいいけど、、、健康もまあ趣味みたいなものか。 書では血中のコレステロールや尿酸などを例にとって、それらの根拠がいかにいい加減かを説明しているわけである。そして著者はそん

    大脇幸志郎『「健康」から生活を守る』読んだ|はむっち@ケンブリッジ英検
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    zeeko3 2023/06/15
  • コロナ・ピューリタニズムの懸念|斎藤環(精神科医)

    疫病は倫理観を書き換える。14世紀にヨーロッパの人口の約30%(地域によっては80%)を死亡せしめたペスト(黒死病)は人々の死生観に影響を及ぼし、「メメント・モリ(死を思え)」なる標語を生んだ。一方、18世紀におけるイギリスでのペストの流行は、故郷に疎開して思索に集中できたアイザック・ニュートンに万有引力の着想をはじめとする「三大業績」をもたらした。15世紀から16世紀初頭にかけて急速にヨーロッパに広まった梅毒は、イギリス人の意識と社会的身ぶりとを変え、ピューリタニズムをもたらしたという説がある。 20世紀末から流行したHIVは、当初は罹患者の特徴から、同性愛やドラッグカルチャーに対する神罰、といったニュアンスでとらえられた。粘膜を介しての血液の交換が危険であると理解されてからは、避妊のためではなく、いわば「粘膜への禁欲」としてコンドームの使用が大々的に推奨された。 そして現在、新型コロナ

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    zeeko3 2023/06/15
  • ある特性を持つ映画レビュアーは「絶対外れる預言者」になる! - ナゾロジー

    失敗する新商品と失敗する映画を事前に知る方法がある「常に外れる予想」をする映画レビュワーがいると判明!使い方次第で金のなる木か? / Credit:Canva . ナゾロジー編集部映画を作る側の人々にとって映画の売れ行きは、ときに作品のクオリティー以上に重要な要素となります。 そのため映画業界は、さまざまな方法で映画の売れ行きを予測しようと努めてきました。 これまでの研究では、売れ行きの予測因子として、映画について述べられているウィキペディアの更新頻度や、同時期に上映される競合映画の存在が重要であることが判明しました。 しかしこれらは映画が一般公開された後に判明する要素であり、事前予測には使えません。 一方、小売業界においては古くから、発売後の新商品の売れ行きを占う、極めて有用な方法があることが知られていました。 それが、ある特定のインフルエンサーの存在です。 積み重ねられた検証は、あるイ

    ある特性を持つ映画レビュアーは「絶対外れる預言者」になる! - ナゾロジー
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    zeeko3 2023/06/15
  • 欧米諸国で進む「麻薬合法化」の根拠となっている「よい薬物/悪い薬物」論の破綻と反レイシズムの運動

    日々刻々 橘玲 移り変わりの激しい世界の中でつい見逃しそうになる事件や経済、金融、社会問題などについて、作家・橘玲氏が鋭くメスを入れる。 バックナンバー一覧 アジアではじめて大麻の実質合法化(自由化)に踏み切ったタイは、5月14日に行なわれた総選挙で、大麻規制を求める前進党が第1党になり、8党連立による再規制が現実味を増している。その一方で、下院議長のポストをめぐって前進党と第2党のタイ貢献党が対立しているほか、前進党党首が憲法に違反してメディア株を保有しているとして調査が求められるなど、政権交代まではまだ紆余曲折がありそうだ。 タイの大麻解禁は法律ではなく省令で行なわれたため、再規制へのハードルは高くない。ただし、世論調査では大麻政策への賛成が5割(反対は4割)とされており、大麻業界関係者の反対運動もあって、野党のなかでも大麻をどこまで規制するかの温度差はあるようだ。 都市部の若者を支持

    欧米諸国で進む「麻薬合法化」の根拠となっている「よい薬物/悪い薬物」論の破綻と反レイシズムの運動
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    zeeko3 2023/06/15