SF翻訳家・浅倉久志先生が、2月14日(日)午後7時、心不全で逝去されました。1930年3月29日生まれ。79歳でした。 カート・ヴォネガットやP・K・ディック、ウィリアム・ギブスンの翻訳者として知られ、著名な訳書は数限りなく挙げられます。浅倉先生単独で、また伊藤典夫先生との共編で多くのSFアンソロジーを編纂されましたが、特にユーモア小説・ユーモアSFがお好きで『ユーモア・スケッチ傑作展』(早川書房)や『世界ユーモアSF傑作選』(講談社文庫)といったアンソロジーも編まれています。評論書でもジュディス・メリル『SFに何ができるか』(晶文社)、オールディス&ウィングローヴ『一兆年の宴』(東京創元社)といった名著の翻訳を手がけられました。また、海外SFの紹介エッセイや博識なあとがき・解説にもファンが多く、それらの業績は2006年にエッセイ集『ぼくがカンガルーに出会ったころ』(国書刊行会)にまとめ
「これはまたみごとな馬脚ですね」というエントリを書いた時点で、ガメ氏が「裁判記録」なんて読んでないことについては確信していたし、他方で万万が一出てくるならそれはそれで私にとって大歓迎なはなしなのであえて黙ってたことです。しかしああも根拠レスな憶測を自分のブログのコメント欄で垂れ流されたのではたまったものではない(実質を伴ったコメントならどんだけあっても大歓迎なんだけどね)。私にここまでさせたのは自分たちである、ってことをよく噛み締めるように>b:id:gouk、taroly のお二方。 「ごぼう」なひとびとのほうは、ブログ、読みました。 ドマジメなだけのひとなのかも知れないので、簡単に書いておきます。 プライベートモードのいちばん最後に出ていたメッセージ 「岩川隆「神を信ぜず」立風書房(文庫はダメ)「末尾参考図書」に挙がっていると思うよ。 あれは送ってもらえるんです。行かなくてもダイジョブ
SF作家・翻訳家の柴野拓美(筆名=小隅黎[こずみ・れい])先生が、1月16日午後8時6分、肺炎で逝去されました。1926年10月27日、石川県生まれ。83歳でした。 日本初のSF同人誌〈宇宙塵〉を、1957年5月の創刊時より一貫して主宰、編集してこられました。月刊商業誌〈SFマガジン〉に遡ること2年前の創刊であり、この同人誌からは星新一をはじめ数多のSF作家、翻訳家、評論家が誕生しています。創刊から15年間は月刊刊行、その後も現在まで不定期刊で続いており、最新号202号は昨年春に発行されました。 翻訳家・小隅黎としての弊社・創元SF文庫への初登場は、1977年刊行の、E・E・スミスのレンズマン・シリーズ最終巻(当時いったん全6巻として完結していた旧訳版シリーズに続けて刊行した、第7巻『渦動破壊者』)でした(当時の叢書名はまだ「創元推理文庫SFマーク」)。そして2002年から04年にかけて刊
朝日新聞1/13夕刊で、昨年にも取り上げた東浩紀が「2010年底からの旅」という企画でインタビューに答えている。 これがね、また、まったくダメダメな代物なの。 「ゼロ年代」の思想・批評は「スカスカ」だった、と語る。それが、2000年から10年間の総括だ 「何の社会的影響力もなくなりました」 と語っていて、その後グダグダと言い訳めいた反省?が続くんだが、相変わらず自己分析があまいのよ。 「ただ、僕が一貫して言っているのは、そうした『所与の環境』からも、理念は導き出せるということです。多くの人が受け入れているように思える一見ネガティブな状況を、プラスの評価に逆転させていくことは可能だ、と。これは、『かつて良かったものがダメになった』式の発想からは、けっして出てこないものだと思うんです。」 たとえばショッピングモール。「安価な商品の消費をあおり地域文化を壊す『ファストフード化』の代表として批判さ
ビートルズ世代のこだわりエンターテインメントサイト「どらく」は2013年3月31日をもってサービス終了いたしました。 一部のコーナーについては、朝日新聞デジタルのウェブマガジン&(アンド)にて連載を継続しています。 今後とも朝日新聞社のデジタルサービスをよろしくお願いいたします。 ※このページ は30秒後に自動的に「&M」に移動します。 Copyright The Asahi Shimbun Company. All rights reserved. No reproduction or republication without written permission. どらくに掲載の記事・写真の無断複製転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。
Using Science Fiction As a Lens on Today’s Events Science fiction is a genre of literature, film and television that combines elements of fantasy with future technology. It is often considered a subculture of its own. The first science fiction magazine was Amazing Stories, founded in 1926 by Hugo Gernsback. It was the precursor of a number of other digest magazines in formats ranging from bedsheet
カルチャー 2009年11月11日 お世辞にも上手とは言えないイラスト、なのにどんなエロ漫画誌を開いても読者投稿コーナーに載っている……。11月8日、「ハガキ職人の神」と崇められる伝説の人物の投稿活動20周年を記念したトークライブが、新宿のネイキッドロフトで開催された。その人物の名は三峯徹(みつみねとおる)。古くから様々な成年漫画誌の読者コーナーにイラストを投稿しており、エロ漫画読者なら目にしたことのない者はいない、と言っても過言ではないほど、有名な存在だ。知らない人には、素人であるハガキ職人がトークイベントを行うこと自体驚きだろうが、エロ漫画業界では「知らない方がモグリ」という特別な存在なのだ。その独特過ぎる作風と、イラストに添えられた不思議なポエムが強烈な印象を放つため、いつの間にか名前を覚えてしまった読者も少なくない。 そんな伝説の人物のイベントということで、50人ほどで満員になる会
2009年11月8日の朝日新聞における筒井康隆の連載に面白い記述があった。 のちに血液型人間学を提唱することになる能見正比古は、ぼくが作家になった頃、「ポケットパンチOh!」の編集をしていて、ぼくの担当だった。そんな人とは知らず、ぼくは彼に毎月、連載小説の原稿を渡していたのだが、その長篇のタイトルはなんと「おれの血は他人の血」だった。あの頃から彼の中には血液型人間学の構想があったのかどうか、その血液型人間学を講演しているさなかに倒れた彼に、今はもう確かめる術はない。 血液型性格分類を大衆に広めた能見正比古が筒井康隆の担当だったなんて知らなかったな! そしてその担当だった小説のタイトルが出来すぎである。何と言うか(言葉本来の意味とはちょっと違った意味で)血の気の多い人である(笑) 血液型人間学 あの人の心の秘密がわかる! 作者: 能見正比古/NPOヒューマンサイエンスABOセンター出版社/メ
世間では、アニリール・セルカンの経歴詐称疑惑事件が注目を集めつつあるが、今日はこれにからむ話をしよう。 「ブルータス」 2009年1月号の付録で「2009年のキーパーソン30人を知る本ガイド」というのがあったのだが、これにアニリール・セルカンと福岡伸一が仲良く並んでいるのに気がついた。 (クリックで拡大) 他に、「奇跡のリンゴ」の木村秋則などがいたりして、いかにも「ブルータス」らしいセンスの悪さである。 当時はセルカンには全然関心がなかったので、その部分の切り抜きは残っていないのが残念である。 さて、単にこれだけの話なら大して面白くもないのだが、まだ続きがあるのだ。 「ブルータス」の元編集者で小黒一三という男がいる。 この小黒という人は「アフリカ取材で象利用の経費を請求した」という伝説の持ち主として知られている。 小黒は現在「ソトコト」の編集長であると同時にロハスクラブ理事長も務めているの
子どもを持つ親なら、自分の子どもは「思っていた以上に深い考えを持っている」と感じる瞬間が少なからずあるかもしれない。「子どもは何も知らない」と思い込むのは親の勝手で、逆に親が子どもの一面を知らないということも多いようだ。実はしっかりと大人の行動を見ている子どもたち。愛情豊かに育てれば、きっと同じだけの愛情が返ってくるに違いない。2年前、脳のガンで6歳の少女を亡くした米国人夫婦がいる。「あまりに短い命」と悲しみに暮れる夫婦だったが、少女の死後、家の中で家族に宛てた彼女のメモを見つけた。それは1通だけでなく数百通にも及び、今なお思わぬところから見つかることもあるという。 エレナ・デッセリッチちゃんに深刻な病気が発見されたのは、6歳の誕生日を間近に控えた2006年11月末のこと。言葉がうまく話せなくなり、まっすぐに歩けなくなったエレナちゃんを医者に見せたところ、びまん性グリオーマという悪性の脳腫
レオパルドンのイルカがせめてきたぞっレオパルドンのBLOG いいかげんブログ/音楽【マジックテープ】俺が本物の野暮天だった件【財布】政所・駄文 皆さん、秋はオシャレの季節ですね!!オシャレしてますか!? ここ数日、「マジックテープ財布」というワードをtwitterで見かけるようになり、妙に嫌な予感がしたので調べてみると、 「彼氏の財布がマジックテープ式だった」 http://news.livedoor.com/article/detail/4404731/ というトピックが話題になっていたことを知った。 なんとなく、「いい年をした大人がマジックテープ式の財布を使うのはヤバい」みたいな流れかなぁと予想したのだが、案の定その通りだった。 そして、俺も数ヶ月前までマジックテープ財布愛用者だったのだ。 (チャック部分が壊れたので今は合皮(?)の財布に買い換えた) とりあえず、そのようなことをt
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インターネットの普及、iPodなどデジタルミュージックプレーヤーの登場にともなって、「音楽配信」はますます大きな存在になってきている。これまでは“欲しいときにすぐ手に入れられる”というような利便性のみが注目され、クオリティは二の次という感が強かったが、「KRYPTON HQM Store」や「e-onkyo music store」など、CD以上のクオリティを持つデータを配信するサービスが登場し、そのイメージも覆された。 レコード、CD、そしてデータ……メディアの変化にともない、そのかたちだけではなく、「音楽の持つ価値」も変わってきているのではないか。 アルバムに“データ版”を用意したり、ライブを24時間以内にiTunesで配信するなど、意欲的な試みを行っている坂本龍一氏。音楽コンテンツの作り手として、そしていちリスナーとしての坂本氏の考えをうかがった。 ■今後の主流は音楽配信になっていく
2015~2022までウェブリブログ、その後seesaaブログに移って重度障害児の成長を書いています。 アニメにマンガ、特撮・・・と典型的なおたく女だった自分が初めて授かった子供は、重度の知的障害児でした。 おたく生活を取り上げられての障害児育児は全くの新世界、まさに戦場。 気がつけばすっかり様変わりしていたおたく社会。そして、私の中のさまざまな価値観も変わっていました。 思い出を交えつつ、気がついたことを記録しています。 息子が12歳の時に始めたブログです。本人は成人し既に施設入所していますが、タイトルは「障害児」のままとさせていただいています。 重度知的障害児の少年期から思春期、生活介護通所、施設入所という過程の記録になりました。 ※ブログ引越し時の設定の都合で、2020年以前の記事にはコメントできません。よろしくお願いします。
ホメオパシーは「同種療法」とも訳され、さまざまな物質を限りなく薄く希釈することで治療効果が得られるとされている代替療法の一種である。ホメオパシーで処方される「丸薬」は、原料の物質を1分子も残っていないほど希釈したのちに乳糖もしくは蔗糖にしみ込ませて作られる。通常の薬理学的見地からは、ただの「砂糖玉」と変わらない。臨床的にも効果はプラセボと変わらない。そんなわけでホメオパシーは「由緒正しいニセ科学」とみなされている。 さて、とあるブログ経由で、ナイチンゲールがホメオパシーに言及していることを知った。なんでも、「ホメオパチー療法は素人女性の素人療法に根本的な改善をもたらした」のだそうだ。「この用薬法はまことによく出来て」いるともある(強調は引用者)。ナイチンゲールがホメオパシーについて言及した"Notes on Nursing: What it Is and What it Is Not"(看
Amazonで、成人向けコミックのレビューを一千冊以上も書いた「天然猫肉汁アリス缶詰」さんという人がいる。2009年6月現在、Amazonのレビュアーランキングで71位になっている凄い人である。 エロさと同時に、作家性についても評価する言葉を持っており、相当な目利きだということは伝わってくるのだが、プロフィールのページを見ても、どういう人なのかはわからない。 ただ、この人が書いた膨大な数のレビューおよび、おすすめリストに目を通していたら、ほんの少しだけ自分語りのような文章が混じっているのを見つけてしまった。 Amazon.co.jp: エロ本という名で括るにはもったいなさすぎる成コミたち(臨時増刊)2007極私的ベスト24 (エロ漫画を紹介してるページなので、リンク先の閲覧の際はご注意ください) "せっかくスペースも余ってることだし、普段レビューとかで語れない成年コミックスに対する個人的な
\閉鎖予定のサイトも売れるかも?/ アクセスがないサイトもコンテンツ価値で売れる場合も… ドメインの有効期限を更新してサイト売却にトライしてみましょう
About.comの都市伝説セクションで紹介されていた、最近の循環メール。 ————————————— FW:政治的表現の見本in DC 南カリフォルニアに住むジュディ・ワルマンは、系図調査を仕事にしている。彼女は自分自身の家系を調べていたところ、合衆国上院の民主党院内総務をつとめるハリー・リード上院議員の曾祖叔父にあたるリームス・リードという人物が、馬泥棒と列車強盗の罪で1889年、モンタナで絞首刑に処せられたことを知った。ジュディもまた、この男が曾祖叔父になる。 リームスの残された写真は、モンタナ準州の絞首台に立たされているものだけである。その写真の裏には、こんな記述があった。 「リームス・リード。1885年、馬泥棒でモンタナ準州の刑務所に送られるが、1887年に脱走。その後モンタナ鉄道を6回襲い、ピンカートン探偵社に逮捕される。有罪となり、1889年に絞首刑となる。」 ジュディは
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