トヨタ新工場 なぜ“凍結解除”に踏み切ったのか 4月22日 18時50分 世界最大の自動車メーカーが再び動き始めました。 トヨタ自動車が海外で新工場を建設すると発表したのです。トヨタは世界販売台数でフォルクスワーゲンやGMが迫ってきても生産拡大の動きを止めていました。リーマンショックによる深刻な経営への打撃を教訓に、新工場の建設を凍結していたからです。それが今回、生産能力の増強に再び、かじを切ることになったのはなぜか。ねらいについて、名古屋放送局の馬場健夫記者が解説します。 中国とメキシコで新工場再開 3月29日、トヨタ自動車が開いた初めての個人投資家向けの説明会。この場で豊田章男社長は凍結していた新工場の建設再開を示唆していました。 「新しい工場に向けた次のステージが少しずつ見え始めている。開発現場でも生産現場でも、これまでとは次元の異なる賢いクルマ作りが始まりつつある」 新工場建設の