大量の機器点検漏れが発覚した高速増殖炉もんじゅ(福井県)について、運営主体の日本原子力研究開発機構が今年三月末以降、二カ月にわたって必要な点検を放置していたことが分かった。保守管理システムには点検を促す警告が表示されていたが、見過ごしていた。 原子力規制委員会などによると、点検が放置されていたのは原子炉の冷却に使うナトリウムの温度を管理する設備。原子力機構は三月末までに点検する計画だったが実施せず、五月末に点検作業全体を確認する過程で判明した。 保守管理システムには二月末以降、約三カ月にわたって警告が表示されており、原子力機構は警告を見過ごした原因を調査中だが「担当者の引き継ぎが不十分だった可能性がある」としている。点検は五月末に実施した。
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