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philosophyに関するzmzizmのブックマーク (88)

  • 現代哲学の研究に哲学史は必要なのか - 研究日誌

    大雑把に言えば、タイトルの問いに「必要ない」と答える論文が出た。 Hanno Sauer, "The End of History", Inqury. https://doi.org/10.1080/0020174X.2022.2124542 読んでみたら面白かったので、自分用のメモも兼ねて概略をまとめておいた。感想なども書きたいのだけど概要だけでだいぶ長くなったのでその辺はまたの機会にしたい。とはいえいくつかのことは注に書いておいた。 要注意事項 以下では同論文を2022年9月現在の'Latest articles'版のページ番号だけで参照する*1。 以下に出てくる鉤括弧は、そのあとにページ番号が付されている場合には同論文からの引用である(翻訳は植村による)。それ以外の鉤括弧は読みやすさのために植村がつけたものだ。 この要約は、箇所によっては原文をかなりパラフレーズするかたちで作られてい

    現代哲学の研究に哲学史は必要なのか - 研究日誌
    zmzizm
    zmzizm 2022/09/24
    ブコメへの感想:専門的な哲学をやるのに哲学史はいるかどうかという話を先行研究ぬきに研究できるかどうかみたいな話に読み替えてしまうような読解力だと何読んでも読まなくても大差ないだろうなと思う
  • Daily Life:知られざるコンピューターの思想史

    September 21, 2022 知られざるコンピューターの思想史 小山虎さんの『知られざるコンピューターの思想史 アメリカン・アイデアリズムから分析哲学へ』は、いろいろな意味で刺激的なである。もっと話題になってもいいと思うのだが、今のところあまり話題に取り上げられている様子がない。それは理由がないことではないだろうと思う。以下、このを読んで思ったことをつらつらと書き留めておきたい。 1 学術的な思想史のとして いきなりであるが、このを学術的な思想史のとして扱うのは現時点ではむずかしいと思う。「学術的な思想史の」でないとしても、あとで述べるように、ある種の歴史観についての学術書として、あるいは思想史に関する一般むけの著作としてはまた評価が異なってくると思う。しかし、歴史そのものを学術的に扱う場合にはそれなりの作法があり、書がその作法に従っているとはいいがたい。あとがき(p

  • 【メモ】科学哲学メモ - 水槽脳の栓を抜け

    科学哲学まとめ 演繹・帰納関連 ●仮説演繹法 手持ちのデータから帰納して仮説をつくる→仮説から演繹して予言する→実験により仮説を確証/反証する ●論理実証主義 直接に真偽を確かめられるのは観察文のみ、理論文は検証できないが、観察文に翻訳することができる。予言とは仮説に含まれる理論語を観察語にすること。 ●帰納の正当化の問題 帰納はどうやっても正当化できない。「帰納はこれまでうまくいってきたので使える原理だ」といってもそれ自体が帰納であるため循環論法。「自然は規則正しく斉一だ」という原理で説明しようとしても、その原理が正しそうなのは帰納を使っているから。 ●ポパーの反証主義 科学から帰納を追い出すための方法。検証も確証も科学にはいらない。反証のみで事足りる(確証は帰納であるのに対して反証は演繹なので)。正当化された仮説は単に反証に生き残ってきただけであり、確からしさは上がらない。反論:科学に

    【メモ】科学哲学メモ - 水槽脳の栓を抜け
  • Explication | Internet Encyclopedia of Philosophy

    zmzizm
    zmzizm 2021/06/05
    Hahn (2013, 36-42) investigates three specific reasons for performing an explication: ambiguity, vagueness, and semantic gaps.
  • Reflective Equilibrium (Stanford Encyclopedia of Philosophy)

  • Dynamic Semantics (Stanford Encyclopedia of Philosophy)

    First published Mon Aug 23, 2010; substantive revision Tue Jul 12, 2016 Dynamic semantics is a perspective on natural language semantics that emphasizes the growth of information in time. It is an approach to meaning representation where pieces of text or discourse are viewed as instructions to update an existing context with new information, the result of which is an updated context. In a slogan:

  • Philosophy of Technology (Stanford Encyclopedia of Philosophy)

    First published Fri Feb 20, 2009; substantive revision Mon Mar 6, 2023 If philosophy is the attempt “to understand how things in the broadest possible sense of the term hang together in the broadest possible sense of the term”, as Sellars (1962) put it, philosophy should not ignore technology. It is largely by technology that contemporary society hangs together. It is hugely important not only as

  • フロイト『夢判断』:フロイトの過大評価をはっきりわからせてくれる見事な新訳 - 山形浩生の「経済のトリセツ」

    新訳 夢判断 (新潮モダン・クラシックス) 作者:フロイト新潮社Amazon 古典をきちんと読まなければ、みたいな強迫観念は、昔は強かったけれど、いまはあまり残っていない。が、フロイトは高校時代に岸田秀に入れ込んだこともあり、またいろんな人がフロイトはすごい、フロイトにかえれ、みたいなことをしきりに言うので、いずれ読まねば、という気持はあった。そして高橋義孝のギクシャクした金くぎ翻訳をなどを読んで挫折し、いやこれはぼくの理解力が足りないのか、これをきちんと理解すると、何かすごい世界が広がるのか、と思っていた。いつの日か、ちゃんと読もう…… そしてその「いつの日か」がやってきた。フロイト『夢判断」新訳だ。 そしてこれは、すばらしい。訳は実に明快でわかりやすい。これまで読んで挫折したのは、何よりも翻訳がダメだったせいだ、というのがはっきりわかる。が、同時にもう一つわかったことがある。フロイトは

    フロイト『夢判断』:フロイトの過大評価をはっきりわからせてくれる見事な新訳 - 山形浩生の「経済のトリセツ」
  • Folk Psychology as a Theory (Stanford Encyclopedia of Philosophy)

  • 身の回りのナッジ、意識を - tkira26's diary

    下野新聞「日曜論壇」に月1で連載している記事です(転載許諾済)。今回はナッジについての解説と、先日の屋B&Bさんでの出版記念イベントで私が話したようなことを簡単にまとめてみました。小さなコラムなので特に踏み込んだものではありませんが、ご関心を持ってくださった方は、那須耕介・橋努 編『ナッジ!?』(勁草書房、2020年5月)をぜひどうぞ。画像の下にテキストと解説もつけています。 下野新聞朝刊2020年8月30日・日曜論壇「身の回りのナッジ、意識を」 1. コラム: 身の回りのナッジ、意識を スーパーやコンビニのレジの前に一定の間隔で線が引いてある。新型コロナウイルス感染拡大を防止するよう社会的距離を取るためだ。 人々の行動を変えるこうした工夫を「ナッジ」という。英語で「肘でつつく」という意味だ。ビュッフェ式の堂で野菜を手前に置くと栄養バランスのよい事にする人が増えたとか、階段をピアノ

    身の回りのナッジ、意識を - tkira26's diary
  • Daily Life:生物学者は「自然主義的誤謬」概念をどう使ってきたか

    July 16, 2020 生物学者は「自然主義的誤謬」概念をどう使ってきたか 最近発表された人間行動進化学会の声明の中で、「自然主義的誤謬」という哲学由来の概念が使われていた。 そこでは、自然主義的誤謬が、「「自然の状態」を「あるべき状態だ」もしくは「望ましい状態だ」とする自然主義的誤謬と呼ばれる「間違い」」という言い方で紹介されている。これを倫理学者が聞いたなら「いや、自然主義的誤謬はそういう意味じゃないんだけどなあ」と言いたくなるところであろう。しかし、進化生物学者と「自然主義的誤謬」という概念の付き合いはかなり長く、それなりの経緯がある。稿の目的はとりあえずその経緯を追うことで、「自然主義的誤謬」という概念の適切な用法とはなんだろうかということを考えることである。 最初に断っておくが、稿はいかなる意味でも体系的なサーベイとはなっていない。どちらかといえば、目立つ事例いくつかをつ

  • 概念分析は概念の分析ではない Deutsch (2020) "Conceptual analysis without concepts" - Quae legeris memento

    Max Deutsch (2020) "Conceptual analysis without concepts" Synthese. https://doi.org/10.1007/s11229-020-02775-0 面白かった.ごくざっくりまとめたので多少論点が落ちている. 概念分析の実行可能性と有効性について多くの哲学者は懐疑的である.こうした懐疑論の多くは,概念分析が概念の分析であるという前提に依拠している.だが稿は,「概念分析」は誤称 (misnomer) だと主張する.概念分析に従事する哲学者は,概念を分析する営みに従事してはいないのだ. 概念分析の中核的な諸事例のほとんどは,非概念的な哲学的現象 (e.g., 知識,自由,個人の同一性,道徳的正しさ,指示,因果) の分析であって,それらの概念の分析ではない.(ここで「哲学的現象」とは,哲学者が関心を寄せる現象,という以上の

    概念分析は概念の分析ではない Deutsch (2020) "Conceptual analysis without concepts" - Quae legeris memento
  • Daily Life:『〈現在〉という謎』の感想

    March 03, 2020 『〈現在〉という謎』の感想 編者の森田さんよりご恵贈いただいた。 www.keisoshobo.co.jp/book/b477659.html 最近はいただいたでもなかなか読む時間がとれず、お礼もままならないことが多い。しかし、書については著者の一人である谷村さんが追加の論考「一物理学者が観た哲学」を公開され、著者間でかなりの行き違いが生じているらしいことがわかった。哲学者と科学者の対話は私にとっても大きな関心事であるので、書を通読して感想を述べさせていただこうと思った。 そういう経緯であるので、以下の感想は谷村さんのノートに触発されて書き始めたものである(ずいぶん時間がかかってしまったが)。しかし、今回の感想は『〈現在〉という謎』のに限定して書いており、谷村さんのノートの内容や、谷村さんのノートにさらに反応していろいろな人が書いたものは念頭においてい

  • Theory and Observation in Science (Stanford Encyclopedia of Philosophy)

    First published Tue Jan 6, 2009; substantive revision Mon Jun 14, 2021 Scientists obtain a great deal of the evidence they use by collecting and producing empirical results. Much of the standard philosophical literature on this subject comes from 20th century logical empiricists, their followers, and critics who embraced their issues while objecting to some of their aims and assumptions. Discussio

  • 『〈現在〉という謎』をめぐる議論

    zmzizm
    zmzizm 2019/11/07
    "哲学が対立する複数の「○○主義」をいつまでも抱えているのは、白黒決着をつける方法論が哲学自体の中にないからだ"
  • 哲学者は物理学者の本気の拳をどう受け止めるか…谷村省吾「一物理学者が観た哲学」を読んで|R. Maruyama

    こんなものが読めるとは思っていなかった。驚き、悲しみ、何度も頭に血がのぼった。そして、著者の気度に慄いた。 物理学者の谷村省吾先生(以下、谷村氏)による、『〈現在〉という謎』への「補足ノート」が公開された。書の発行時から、公開が予告されていた文章だ。 谷村省吾「一物理学者が観た哲学」(pdf) http://www.phys.cs.is.nagoya-u.ac.jp/~tanimura/time/note.html 書籍『〈現在〉という謎』に関しては、感想をブログに書いた: 同書で谷村氏と分析哲学者たちの応酬を読んだ私は、当初は谷村氏が「挑発者」の役を演じているのではないかと思った。裏ではお互いわかり合っていながらも、を面白くするために、敢えて対立点を強調したのではないかと。そうであってほしいとも思っていた。 しかし、違った。気だった。谷村氏は、物理学者としてのインテグリティを賭し

    哲学者は物理学者の本気の拳をどう受け止めるか…谷村省吾「一物理学者が観た哲学」を読んで|R. Maruyama
  • 物理学者と哲学者は「時間」を語ってどうすれ違うのか…『〈現在〉という謎』を読んで - 重ね描き日記(rmaruy_blogあらため)

    〈現在〉という謎: 時間の空間化批判 作者: 森田邦久 出版社/メーカー: 勁草書房 発売日: 2019/09/27 メディア: 単行 この商品を含むブログを見る 物理学者と哲学者によるシンポジウムをもとに企画された論考集。各章では時間論、とくに「現在」の概念を巡る論考を物理学者と哲学者(+仏教学者1名)が書き、それに対するコメントとリプライが掲載されている。 全8章からなり、どの論考も面白い。だが、理論物理学者の谷村省吾先生(以降、谷村氏)の論文とそれへの佐金武氏のコメント、青山拓央氏・森田邦久氏(いずれも分析哲学者)の章に対する谷村氏のコメントからなる応酬が際立っている。 谷村氏はしょっぱなから、 そもそも現在は謎なのか?とさえ思う。(谷村論文、p.1) と、書の問いそのものの意義に疑問をつきつける。「率直にいって、形而上学者たちとの対話は難儀であった。私の話はわかってもらえないよ

    物理学者と哲学者は「時間」を語ってどうすれ違うのか…『〈現在〉という謎』を読んで - 重ね描き日記(rmaruy_blogあらため)
  • 「分析哲学」の使命は”論理の明晰化”にあり – 『フィルカル』編集長・長田怜氏

    分析哲学という分野をご存知だろうか。アメリカやイギリスなどの英米圏では、哲学といえば分析哲学のことを指すほどメジャーな分野になっている。日でも研究が盛んに行われており、3年前には若い世代の研究者が中心となり「分析哲学と文化をつなぐ」をコンセプトとした『フィルカル』という雑誌も創刊された。編集長を務める長田怜氏に、分析哲学とは一般的に思い浮かべる哲学とはどのように違うのか、『フィルカル』とはどのような雑誌なのか、お話を伺った。 分析哲学ってどんな学問? ——まずはじめに分析哲学とはどんな分野か、他の哲学との違いについて教えてください。 おそらく、日人が思い描く哲学者のイメージというのはドイツやフランスの「大陸哲学」の哲学者だと思います。ハイデガーやデリダなどの大家の哲学者がたくさんいて、彼らが主張していることを丹念に読み解くのが哲学であるというイメージを抱いている方は多いのではないでしょ

    「分析哲学」の使命は”論理の明晰化”にあり – 『フィルカル』編集長・長田怜氏
  • https://msu.edu/~abbottb/formal.htm

  • ジョン・サール “社会的世界の制作” - three million cheers.

    “Making the Social World: The Structure of Human Civilization” 2010 John R. Searle ISBN:4326154551 社会的世界の制作: 人間文明の構造 作者: ジョン・R.サール,John R. Searle,三谷武司出版社/メーカー: 勁草書房発売日: 2018/10/04メディア: 単行この商品を含むブログ (2件) を見る 概要 言語哲学・分析哲学を長く牽引してきたサールが、「社会」を対象として書いた論考。1995年の『社会的現実の構成』に続くもので、社会の制度的事実について考察している。この一連の探求をサールは「社会的存在論」と呼んでいる。 制度的事実というのは、「○○はアメリカ大統領である」「私が手に持っている紙片は20ドル紙幣である」というような、人間の主観的態度によって生み出された事実のこと。

    ジョン・サール “社会的世界の制作” - three million cheers.