哲学者は物理学者の本気の拳をどう受け止めるか…谷村省吾「一物理学者が観た哲学」を読んで｜R. Maruyama

こんなものが読めるとは思っていなかった。驚き、悲しみ、何度も頭に血がのぼった。そして、著者の本気度に慄いた。 物理学者の谷村省吾先生（以下、谷村氏）による、『〈現在〉という謎』への「補足ノート」が公開された。本書の発行時から、公開が予告されていた文章だ。 谷村省吾「一物理学者が観た哲学」（pdf） http://www.phys.cs.is.nagoya-u.ac.jp/~tanimura/time/note.html 書籍『〈現在〉という謎』に関しては、感想をブログに書いた： 同書で谷村氏と分析哲学者たちの応酬を読んだ私は、当初は谷村氏が「挑発者」の役を演じているのではないかと思った。裏ではお互いわかり合っていながらも、本を面白くするために、敢えて対立点を強調したのではないかと。そうであってほしいとも思っていた。 しかし、違った。本気だった。谷村氏は、物理学者としてのインテグリティを賭し

[dAbruzzo]

真摯な姿勢に心を打たれた．

[yuki_2021]

真理を求める学者たちの戦い。こういうの好き。

[mionhi]

これを読んだだけでは哲学は録でもなさそうとしか思えないけど

[ku__ra__ge]

物理は哲学者が戦うフィールドじゃないでしょ。ガリレオが居なければ哲学者は今も「なぜ重いものは早く落ちるのか」を延々と議論してそう。

[quick_past]

20世紀初頭に数学は完全でも、自然界と対応してもいないと人類は気付き、物理学は人間の認知領域内しか語れない。それは人間の現時点での限界を客観しないとできない学びで、それは哲学の分野とも重なるがなあ

[dlit]

「「これだから○○学者は」という、内輪向けの言説だけはやめていただきたい」

[millfi]

“世界の真理を知りたいと思うなら、私は哲学はやらない。ストレートに科学をやればよいと思う。”あたりまえ体操

[soitan]

“物理理論にとって「現在」とは、観測されている「現在の状態」をインプットするための、あるいは、予測される「現在の状態」をアウトプットとして読み取るための、パラメータ値なのである。”

[omega314]

“現状、谷村先生だけが、拳を血まみれにしている。” 物理で殴る。

[zu2]

むしろ脳科学の分野だったりするのではなかろうか

[richard_raw]

悲しいすれ違い……。定義のすり合わせから始めないといけませんね。/ソーカル事件とかありましたね（適当）

[name-25137412]

“真理探究を旨とするすべての人にお願いしたい” そう言われては読まなきゃいかんなあ

[jankoto]

哲学者と科学者は馬鹿にし合ってるからな。マルクス・ガブリエルの『「私」は脳ではない』を読んだら、カントに肯定的に言及したカンデルにまで「素人が哲学語ってんじゃねえよw」みたいな態度だった

[fraction]

よって立つところが全然違うからね。物理学が「人間とは何か」に答えられる日は永遠に来ないのは確実だから、そのあたりで妥協しては？哲学者は妥協しないんだろうなあ。

[mugi-yama]

ウーンちらっと見てみただけだけど、基本的な術語の共有をしてないみたいで、そりゃこうなるよなあと

[Lumin]

オラバカだからぜんぜんわがんねげどなんかすごいと思った