強い台風16号は、17日昼前から昼過ぎにかけて、先島諸島にかなり接近するおそれがある。先島諸島では16日夜から17日にかけて、暴風や高波に厳重に警戒し、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水やはん濫、高潮に警戒が必要だ。 特に八重山地方では、昨年の台風21号に匹敵するような重大な被害が発生するおそれがあるとして、気象庁は厳重な警戒を呼びかけている。 強い台風16号は、16日午後3時には石垣島の南海上にあって、1時間におよそ20キロの速さで北西へ進んでいる。中心の気圧は950ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は40メートルで、最大瞬間風速は60メートル。