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漢字に関するzokkonのブックマーク (6)

  • (新)常用漢字の新字旧字「弥」と「彌」 | yasuokaの日記 | スラド

    小形さんのとこに再びコメントしながら思ったのだが、新字の「弥」と旧字の「彌」については、どちらを(新)常用漢字に追加すべきなのだろう。部分字体の整合性を考えるなら、常用漢字に収録されてるのは「璽」くらいしかないから、当然、旧字の「彌」に軍配が上がるはずだ。それなのに、新字の「弥」を追加したがるのは、どうしてなのか。 標準漢字表(1942年6月17日)では「彌(弥)」だったので、旧字の「彌」の方が優勢だ。人名用漢字別表(1951年5月25日)は新字の「弥」を収録していたが、1962年1月20日に旧字の「彌」も認めたので、現在では「弥」も「彌」も両方とも人名用漢字だ。表外漢字字体表(2000年12月8日)は「弥」も「彌」も含んでいない。 JIS X 0208では、「弥」は第1水準漢字、「彌」は第2水準漢字なので、新字の「弥」の方がちょっと優勢。そう考えると、JIS X 0208での漢字の水準分

  • 人名用漢字の新字旧字:「福」と「福」

    旧字の「福」は人名用漢字なので、子供の名づけに使うことができます。新字の「福」は常用漢字なので、やはり子供の名づけに使えます。つまり「福」も「福」も、どちらも出生届に書いてOK。実は「福」と「福」は、新字旧字の関係ではなく、もともと単なる書体の差に過ぎなかったのですが、ここではあえて、「福」を新字、「福」を旧字と呼ぶことにしましょう。 昭和21年11月5日、国語審議会は文部大臣に当用漢字表を答申しました。この時点の当用漢字表1850字は、手書きのガリ版刷りでしたが、しめすへんは全て「示」の形になっており、旧字の「福」が収録されていました。翌週11月16日に内閣告示された当用漢字表も、旧字の「福」でした。昭和23年1月1日の戸籍法改正で、子供の名づけに使える漢字は、この時点の当用漢字表1850字に制限され、旧字の「福」が子供の名づけに使ってよい漢字になりました。 さらに国語審議会は、昭和22

    人名用漢字の新字旧字:「福」と「福」
  • 人名用漢字の新字旧字:「青」と「靑」

    人名用漢字としての「靑」の立場は、かなり微妙です。旧字の「靑」は、昭和56年9月30日まで子供の名づけに使えたのですが、翌10月1日以降は使えなくなりました。現在も使えません。これに対し、新字の「青」は、今も子供の名づけに使えます。つまり、昭和56年9月の時点では、「青」も「靑」も出生届に書いてOKだったのが、 10月になって、「青」はOKだが「靑」はダメ、という風に変わったのです。 戸籍法が昭和23年1月1日に改正された時点では、 当用漢字表に「靑」が収録されていたので、旧字の「靑」だけが子供の名づけに使えました。その後、昭和24年4月28日に当用漢字字体表が告示されて、新字の「青」も、旧字の「靑」と同様に、子供の名づけに使えるようになったのです。ここまでは、 「櫻」や「國」と良く似たパターンですね。でも、この後が違うのです。 昭和53年6月30日、当用漢字表の改善を審議していた国語審議

    人名用漢字の新字旧字:「青」と「靑」
  • 国語審議会の圧力と人名用漢字 | yasuokaの日記 | スラド

    人名用漢字の新字旧字のネタを拾うべく、法律系雑誌のバックナンバーをあさっていたら、『ジュリスト』の1956年1月15日号に、以下の対談を見つけた(p.56)。 平賀 これは戸籍吏員の立場から見ましても、最初は人名用漢字という例外はなく当用漢字だけだったのですから、当事者にはちょっと気の毒だというので、各地の戸籍協議会なんかでは、少くとも人名用の漢字だけはもう少し制限を拡げてくれという要望もずいぶんあったのです。その結果、昭和二十六年に人名用漢字というものができました。このことから見てもわかりますように、出生届に書く子供の名前の文字の取扱いは非常に厳格なんです。ところが、戸籍法施行規則の制定のときの実情では、法務省としては、戸籍の方だけ先走って、そんなに厳格にしなくともいいのじゃないかということであったらしいのですが、文部省あるいは国語審議会では非常に強硬だった関係で、それなら仕方があるまい

  • 人名用漢字の新字旧字:「渚」と「渚」

    【編集部注】今回の記事には「渚」の旧字(者の中に点がある)が登場しますが,環境によってはブラウザで正しく表示されません。JIS X 0213対応フォントが搭載されている Windows Vista や Mac OS X は表示できますが,Windows XP だとパッチが必要です。フォントが搭載されてない場合は,中黒の「・」や「?」が表示されます。また,文最初の文のカッコ内は,韓国のGulimCheフォントが搭載されていれば表示できるようにしてあります。Windows では表示できますが,Mac OS だと(者の中に点がない)「渚」として表示されます。ご承知おきください。 * * * 新字の「渚」と、旧字の「渚」(者の中に点がある「渚」)は、どちらも人名用漢字なので、子供の名づけに使えます。つまり、新字の「渚」も旧字の「渚」も、どちらも出生届に書いてOK。ちなみに、者の中に点のない「渚」

    人名用漢字の新字旧字:「渚」と「渚」
  • 安岡孝一の日記: 龍、古作竜

    人名用漢字の新字旧字:「竜」と「龍」の読者から、「龍と竜では、竜の方が古いんじゃないですか?」というご質問をいただいた。どうも『大漢和辞典』にある「〔集韻〕龍、古作竜」という記述を読んで、竜の方が古いと思ったようだ。 しかし、『大漢和辞典』の「〔集韻〕龍、古作竜」を、「龍より竜の方が古い」と解釈するのは、実は間違いだ。引用元の『集韻』を見ると、「龍」の説明には「古作竜𠉒㡣𠊋㰍」とあるのだ。つまり、「龍は昔、竜とか𠉒とか㡣とか𠊋とか㰍とか書かれたこともある」という意味で、別にどっちが古いとか言ってるわけではない。実際、隷変から『集韻』成立までの間で「竜」が使われているのは、私の知る限り隋の『美人董氏墓誌』くらいで、しかも「竜」の字形も微妙に隙間があいてたりする。 つまり「竜」は、あるいは太古の昔に「龍」と共に使われてたかもしれないが、その後は通行がほとんどなくなり、それがどういうわけ

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