彼がこの世を去ってから17年がたつというのに、残されたギターの響きは色あせるどころか、さらに艶やかさと歴史的価値を増して今も聴き継がれている。そのギタリストの名は大村憲司。貴重なライブ音源を集めたシリーズ第六弾は、大村憲司と盟友・村上“PONTA”秀一の双頭バンドとして90年代を駆け抜けたKENPON BANDの演奏を収録した、『KENPON BAND~best live tracks VI』だ。ベースに高水健司、キーボードに佐藤博を配し、オリジナル曲に加えてビートルズ、ボブ・ディラン、エリック・クラプトンなど多彩なカバー曲を演奏した、名演ばかりの2枚組。この作品を軸に、村上“PONTA”秀一に大村憲司と過ごした日々の思い出を、たっぷりと語ってもらった。 ■KENPONバンドは、“憲司、そろそろやろうか”みたいな感じで、ずっと続いてた ■周りのメンバーというか誘う人たちはどんどん変わってい