「ジーニアス」「ルミナス」「ウィズダム」「ロングマン」の4英和辞典の比較のシリーズ第9弾! 今回は,いわゆる新語がどの程度載っているかの比較です。新語は毎日地球上のどこかで生まれては消え,そのごく一部が生き残る,そういうものです。あっという間に消えるのものもあれば,定着したと思いきや消えてしまうもの,消えたかに見えて復活してメジャーになるもの,いろいろあるはずです。従って,辞書にすべてを載せることは原理的に不可能でもあるし,その必要もありません。のせ過ぎても困るし,載っていなさすぎるのも困ります。まして,このシリーズで扱っているのは英語学習者向けの辞書ですから,そのバランスは難しいでしょうね。 まず Oxford 出版局が出版している”Language Report” が選んだ,”A Word a Year” の語彙の中から,1998 ~ 2006 を取り上げてみます。直訳すれば「一年一語