ドットインストール代表のライフハックブログ
2007年01月22日11:15 カテゴリArt 勉強したら負けだと思っている それは断じて教師次第、ではない。 分裂勘違い君劇場 - 子供の「どうして勉強しなきゃいけないの?」→ 勉強することの具体的で直接的で切実なメリットを説明 。。。とは言ったものの、これらは全部屁理屈で、現実には、先生の魅力次第なのよ。 それを教師次第とすることは、あなたの人生を教師次第とするのと同じだからだ。 同じ理由で、学習を勉強と称するのは、人生を勉めて強いることにしてしまう。一回こっきり、しかも大して長くない一生を、いやいやそれも人任せにしてしまうなんて最低ではないか。 学習とは学校に通い教師の授業を受ける事ではない。五感で感じるありとあらゆることから何かを得る事なのだ。そう。人生は学習なのである。学習が勉強であるというのは、人生とは勉めて強いるものであると言っているに等しい。もしそれが本当なら、レトリック
子供に「どうして勉強しなきゃいけないの?」ときかれたら、何と答えるか? ■「幸せになるためです。」←幸せと勉強に何の関係があるのか、いまいちピンとこない。 ■「出世して高収入を得るためです。」←つまらない勉強をしてまで、出世や高収入が欲しいと思わない。 ■「立派な社会人になるためです。」←勉強できなくても、立派な人は立派でしょ。つまらない勉強をしてまで立派になりたいとも思わないし。 ■「社会に貢献するためです。」←勉強しなくても貢献できるよ。つまらない勉強をしてまで貢献とかしたいと思わないし。 ■「なんでそんなことを思ったの?」と聞き返す←勉強がつまらないし、嫌いだからに決まってるじゃない。なぜこんなつまらないことをしなければならないのか、納得のいく理由を知りたいんだってば。誤魔化さずに、ちゃんと答えてよ。 という回答に納得感のなかった1年半前のfromdusktildawnが、こんな回答
いや、本人は真面目で熱心なのかもしれないのだが。先日、物理の先生がさすがにうんざりという感じ(と僕には思えた)で声を荒げながら対応していたのだが、当の生徒さんはちとも感じず、さらに質問を続けていたのだった。近くで見ていると分かるのだが、ちゃんと自分で理解していないのに直ぐに頷くというタイプで、物理の先生がいくら丁寧に説明してあげても、というか、ずっと基本の所で分かってないんじゃないかな、この生徒さん。 この生徒さん、けっこうな有名人のようであった。化学の先生に毎週のように質問しているのだが、やはり同じ感じ。生徒さんが帰ったあとで、物理の先生に「大変でしたね」と声を掛けると、周りにいた教師連中がやはり気になっていたらしく、「毎年一人はああいう生徒が居るんですよねえ」という話になる。ああ、やはりそういうことなのね、と納得。
論理(学)の話を少し。ここでいう論理(ロジック)は、記号論理学、形式的論理学、数学的論理学などと呼ばれる分野のことです。この意味での論理を学んだからといって、通常の(世間的な)意味での“論理的な人”になれることはまったく保証できません。 こころがまえ五箇条 さて、記号論理学を受け入れる気持ちになるには、とりあえず、次のようなことを心にとめるべきかと。 無意味な記号の無意味な操作を認める。 しかし、記号と操作に意味を与えられることも認める。 記号/操作の意味付与(解釈)には、なんらかの“世界”が必要なことを知る。 (現実の、または架空の)とある“世界”で、なにごとかが“正しい”かどうかの判断(judgement)ができると信じる。 意味・解釈を根拠とした記号操作も、意味を剥<は>ぎ取って「無意味な記号の無意味な操作」だとみなせることを知る。 機械的な記号操作 無意味な記号の無意味な操作は味気
授業教材 「政治學基礎I」 ラビリンスワールドの政治学 「政治哲學I」 「政治哲學II」 「政治思想基礎」 授業関係のアナウンス 2012年度3/4年生救済レポート 2003年学生による「政治學基礎I」授業評価 2002年春學期「政治學基礎I」試験講評 学生による「政治哲學I」授業評価 学生による「政治哲學II」授業評価 担当者について そのオモテ(主要著作)など そのウラ(枝葉著作)など 付録:大學院受験のための独逸語〜政治學篇 おまけ:卒論の書き方?〜ひねくれ者篇 研究會について 萩原研究會とは何ぞや 講義・抗議・交誼・巧技 學生の疑問に萩原が答えようやないか 04/1/21更新 早稲田塾のGood Professorコーナーで取り上げられました
もし、説明の場にホワイトボードがあれば必ず描くであろう絵をノートに描いてみました。 以前の回(第2, 3, 4, 5歩)に埋め込もうかとも思ったのですが、面倒だからココにまとめて載せます。絵を眺めて内容を思い出すなり、確認するなりするといいと思います。 全体目次 行列の入力と出力 第2歩:行列の圏で行列の話をしました。そのとき、「B・A」と「A;B」という2つの記法の説明をしたけど、その説明。A:n→m(n列m行)、B:m→k(m列k行)だとして: 普通のB・Aだと、まずAの上からn個の数値が同時にドカッと入力されて、左横にm個の数値がバコッと出る感じ。その後、信号(数値達)が90度方向転換してBに入り込む、と。 図式順記法だと、「上から入って左横に出る」みたいな回りくどいことはしないで、素直に左から右に信号(数値達)が流れていく感じ。 離散圏と対象が1つの圏(モノイド) 第3歩:極端な圏
しりとりの圏HShiriは単なる“お遊び”だし、行列の圏Matは所詮(高校の)“数学”だし、やっぱり現実離れしているじゃん -- と思ってます? そうでもないのよね。多くの物理現象/計算現象、電気回路のような工学的な対象までも圏で定式化できるんですよ。例えば、量子テレポーテーション/エンタングルメントの、コンパクト閉圏を使った計算(「幼稚園児のための量子力学とその周辺」参照)はその良い例でしょう(つっても、僕は物理がサッパリわからんのだけどさ)。 それでまー、第三の例として今回はソフトウェア的なネタを出そう、と。なにがいいかなー? 僕が大好きなパイプ&フィルター(「パイプ&フィルターの思い出」参照)の圏論的な定式化(の単純化した一例)にします。FIFO(First In/First Out)バッファを内蔵したフィルター達からなる圏を紹介します。 内容: 変換キュー(バッファ付きフィルター)
「第4歩」と書いたからと言って続くかどうかはわからない -- というセリフはもうやめよう。はじめの何歩かは進んだから、もう、いつ中断してもいいからな。 で、第4歩のネタなんですが、もっともっと実例を出すか、一般的な議論をするか悩みました(少しだけ)。結局、今までの例から新しい例を作り出してみることにしました。与えられた圏から新しい圏を作り出す手続きを(圏論的)構成(construction)というのですが、構成は非常に重要です。例えば、純関数の圏から状態機械の圏を作り出すCirc構成、モナドを使って射の概念を拡張するKleisli構成*1、よい性質の射の対を選び出すEP(埋め込み/射影)構成、2つの圏C, Dから関手圏DCの構成、非決定性(の一種)を導入するベキ構成、トレース付きモノイド圏からコンパクト閉圏を作るInt構成(GoI構成とも呼ぶ)などが、新しい圏を大量生産する製造機械として活
(07/18)私はいかにしてニセ科学批判者と呼ばれるに至ったか (07/17)産総研がバイオインフォマティクスのワークショップを開催するようです (07/12)IBMがゲノムビジネスに本格参入するらしい (07/11)ホメオパシー助産師のビタミンK2の問題が裁判になった (07/04)日本トンデモ本大賞2010オープニングムービー (07/03)トゥーリオ・シモンチーニのがん治療についてのまとめ (03/29)『「トンデモ」批判の政治性と政治の未来』にコメントしてみる (03/24)ニセ科学商品バイオラバーについてのまとめ (03/23)正しい目薬のさし方 (03/21)科学なポッドキャストをまとめて紹介してみる はじめにお読みください(1) サイエンスニュース(122) 宇宙開発・天文ニュース(78) サイエンストピックス(57) バイオニュース(155) バイオインフォマティクス(17
「第3歩」と書いたからと言って続くかどうかはわからない。だけど、3回書けば既に続きものだとも言えるので、第1歩をハブエントリー(目次ページ)にしておきました。第1歩からリンクをたどれます。 さーて第3歩だけど、そろそろ関手ですかね? いやっ、まーだ実例。もっともっと実例。なんで僕が実例にこだわるかというと、抽象論は好きだけど、具体性のない抽象論が嫌いだから。圏論に関する具体例は山盛りあるんだけど、どうも(良い意味での)アブストラクト・ノンセンスな論法のほうに注目が集まりがちで、そこいらに転がっている具体例が強調されてない気がする。 実際のところ、圏の定義はすごく一般的だから、その例は死ぬほどイッパイあるんだよね。だから、具体例を拾っているときりがない、ってのも確か。なんだけど、手近にあって個性的で面白い圏は紹介しておきたいんです。で、今回は“エッジが効いた”(って、実は意味ワカラン)圏達の
「第2歩」と書いたからと言って続くかどうかはわからない、なにしろ僕は気まぐれだからね。 とりあえず第1歩で、手でいじれる圏の例が1つは手に入りました。圏論のような抽象的/一般的な理論を納得するには、具体的な例をたくさん知って、具体例に一般論を適用してみるのがいい方法だと思います。 そこで、関手だの自然変換だのに進む前に、もうひとついじり倒せる具体例を出しておきましょう。しりとりの圏よりは少しだけ高級で、行列(マトリックス)を考えます。僕は、高校で2×2行列の計算を無意味にやらされた記憶があるのだけど、今の教育はどうなっているかしら? ともかく、行列計算の経験は仮定します。 内容: 行列の復習 行列の圏 圏の名前付けとか記号とか ホムセットと矢印記法 図式順記法と反図式順記法 全体目次 行列の復習 行列は、数を四角形に並べたモノです。ここで、「数」は実数だとしておきます。横の並びが行で、縦の
置き場所にも困ってきたので少し前に論文を少し捨てた。失敗からポイントを学んだ。 つまらない論文をすてるのではなく、時間を掛けてない論文を捨てるべきだ。 特に今まで知らなかったトピックに初めて取り組んだ時に多いのだが、最初のころ一生懸命読んだ論文の中にはしょうもないクズもかなり混じっている。しかしこれをクズだから捨ててはいけない。 「バカだな、XXなんだから」とか思った理由のXXの方が思い出したい時があったりして、捨ててから「しまった」と思ったりする。つまり論文を保存することは読んだ間の思考を保存することなのだ。 忘れていても、紙の汚れ具合、書き込み、ホチキスのゆるみ具合などがどれくらい時間を掛けたかの手がかりになったりする。読み返せば思い出すことも多い。 また、ちょっと離れた図書館へ行ってコピーしてきたとかの入手に手間を掛けた論文も捨てない方がいい。 一方、有名な論文であっても「あとで読も
2006年06月17日21:30 カテゴリLLの夏Lightweight Languages LLR2006 - 1,000,000(番目|まで)の素数 キミならどう書く 2.0 - ROUND 1 - ? Lightweight Language Ringお題は「100までの整数から素数を列挙せよ」です. に対して mputの日記。 - キミならどう書く 2.0 - ROUND 1 - 100までではちょっと上が小さすぎる。「最初の1,000,000個」とかに変更すべき。ここまで大きければHaskellでも素朴なsieveでは表示できなくなる*1ので、腕の見せ所となる。 というツッコミが来たので、Haskell記事がunder constructionということもあってやってみた。 Javascriptを追記。 ただし、他との整合性から、「最初の1,000,000個」ではなく、「1,00
不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 『80対20の法則を覆す ロングテールの法則』という本があります。 ロングテールはWeb2.0をめぐるキーワードの1つですが、このキーワードを説明するのに、上の本のタイトルのように「80対20の法則を覆す」といった形で説明されることがよくあります。 しかし、これはある意味、間違っていると思います。 「80対20の法則」が単に「売上の8割は2割の優良顧客が生み出す」といったものを示すのであれば間違いとは言い切れませんが、「80対20の法則」がそもそも1897年に、イタリアの社会・経済学者ビルフレッド・パレートが発見した「パレートの法則」と同一のものを指しているなら、完全に間違いです。 私は上記の本を読んでいないので、本の中身についてどうこう言うつもりはないですが、そのタイトル
はてなグループの終了日を2020年1月31日(金)に決定しました 以下のエントリの通り、今年末を目処にはてなグループを終了予定である旨をお知らせしておりました。 2019年末を目処に、はてなグループの提供を終了する予定です - はてなグループ日記 このたび、正式に終了日を決定いたしましたので、以下の通りご確認ください。 終了日: 2020年1月31日(金) エクスポート希望申請期限:2020年1月31日(金) 終了日以降は、はてなグループの閲覧および投稿は行えません。日記のエクスポートが必要な方は以下の記事にしたがって手続きをしてください。 はてなグループに投稿された日記データのエクスポートについて - はてなグループ日記 ご利用のみなさまにはご迷惑をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願いいたします。 2020-06-25 追記 はてなグループ日記のエクスポートデータは2020年2月28
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