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ブックマーク / gamenokasabuta.blog86.fc2.com (15)

  • さあ? サード軽視、ゲーマー軽視の末路がこれか。割り切ればいいんじゃね?

    夏商戦でPSP、PS3が共に躍進し、任天堂プラットフォームが大きく退潮しています。特にWiiは任天堂ファン以外にとって「今年で終わり」という印象が強いですね。 「モンハン日記 ぽかぽかアイルー村」が売切れ店続出! 今夏商戦(集計期間:6月28日~8月29日)の市場規模は、前夏商戦に比べてハードが18.8%減の124万台、ソフトが19.3%減の986万と、両市場とも2割近く落ち込む厳しい結果となったが、その内訳を見ると、DSとWiiが落ち込む一方で、PS3はハードが4.3倍増の25万台、ソフトが 3.1倍増の181万と急伸。またPSPもハードが11.1%増の29万台、ソフトが49.4%増の228万と数字を伸ばしており、任天堂プラットフォームとソニープラットフォームの明暗がハッキリ分かれた。その結果、PSプラットフォームの販売シェアは、ハード市場で23.7%から45.2%へ、ソフト市場で

  • さあ? ゲーマー離れに危機感を抱き始めた任天堂

    まずはラインナップの強化。 自身が根っからのゲーマーであり、奥深いゲームを作りこんできた桜井氏に完全新作の制作を依頼。そのために新会社を起こす力の入れようです。「任天堂では作れないようなソフトを作ってほしい」という岩田社長のオーダーはとても正直な言葉ですね。 万人向けのソフトは、カジュアルユーザーもゲーマーも楽しめますが、ゲーマーが心の底から欲しがるタイトルというわけではありません。子供向けのアニメを親子で楽しめるとしても、大人が積極的に子供向けの映画を観たがるわけではありません。 任天堂はこの数年、大きな成功をおさめてきました。ソフトも売れています。しかし万能ではない。ゲーマー向けのディープ・タイトルは不十分で、世界的には売れている『ゼルダ』にしても、日ではキラータイトル足りえません。 自社の開発者だけではゲーマー市場は攻略できない、という判断は妥当です。(もちろん桜井氏にしても、比較

  • さあ? 「ええ。まるでアニメ化されないことを散々自虐的にネタにしてきた物語が何かの間違いでうっかりアニメ化されてしまったみたいな、そんな気まずさを感じ・・・・るはずもない雑談ハーレム 『偽物語(上)』

    偽物語(上)(西尾維新) このシリーズ、タイトルに「物語」と付いていてもストーリーはどうでもいい。何故なら「化物」が「語」る、「化物」について「語」るのが『化バケモノ物ガタリ語』であり、「偽物」が「語」る、「偽物」について「語」るのが書、『偽ニセモノ物ガタリ語』である。 語ることすなわち雑談こそが質であり、実際、ご丁寧にカナはそのように切り分けられている親切ぶりだ。大事件という大事件も起こらない田舎町で、結局そんなに大した事件が起こらないまま進行して、平凡な高校生の阿良々木暦が女の子達と面白おかしく軽快なテンポで雑談しつづけるだけの小説。このシリーズはそのように評する以外無いだろう。 ただの語呂合わせにも思えるやたらマイナーな怪異だの、程ほどにストレートで適度にひねっている筋書きなんて、全然どうでもいいものだ。その意味では、「女子高生がチョココロネの話を延々としてるだけ」なアニメと同じ

  • さあ? エロゲ業界の危機と、対岸の火事でもないかもしれない話。

  • さあ? 敗者が消えないハード競争へ。いいじゃない、PSP

    新型PSPが好調に売れているにもかかわらず、ソフト市場は今ひとつ振るいませんでしたが、ソフトメーカー各社のタイトルが徐々に集結しつつありますね。まぁDSの爆発的な普及に引き寄せられて、大量にタイトルを投入したものの、タイトル過剰で販売が伸びず、苦い思いをした会社もありますし、少し冷静になってきたのでしょうね。 最近頻繁に出る話として、ハードごとの客層を見極めることが非常に重要になってきました。PS2時代であれば、一番売れるプラットフォームにタイトルを出せば、それで良かった。売れているハードには、あらゆる客層がいるという「仮定」が有効だったのですね。 ところがDS以降、市場は変化しました。ここ数年で、市場の中心は据置ゲーム機から携帯ゲーム機にシフトしました。しかし単純にPSで売れていたタイトルをDSで出しても、売れるとは限りません。『ウイイレ』や『テイルズ』が良い例でしょう。据置版には遠く及

  • さあ? ふだんライトノベルを読まないオタクのための、来年話題になる原作リスト

    来年はライトノベル原作のアニメが増えるようなので、ラノベオタでないオタクのために、今のうちに読んでおいた方がいい作品を紹介します。話題の大きさ順(予想)に並べてますので、チョイスする際の参考に。 1.空の境界(上) 話題度★★★★★ 書評:アルファにしてオメガ 『空の境界(上)』 奈須きのこが『月姫』『Fate』以前に執筆した、奈須きのこワールド第1作! 年末から来年にかけて劇場アニメが7章にわけて公開予定されるので、今のうちに予習をぜい。ちなみに現在判明している公開スケジュールは、12月1日に第1章、12月29日に第2章、来年1月26日に第3章。 直近に差し迫っている事もあり、真っ先に読んでおくべき作品。ノベルゲームでないため、読者の側にも明確なビジュアルイメージがほとんど無く、これまでの映像化とはまた違った期待感があります。 劇場アニメ公式サイト 【かーずSP】 奈須きのこ氏に訊く「劇

  • さあ? 圧倒的な完成度に驚愕 『Omegaの視界』

    『Omegaの視界』は、リーフのグラフィッカーだった閂夜明氏の世界観を具現化した、絵師主導の同人ノベルゲーム。数ある同人ノベルゲームの中でも、『ひぐらしのなく頃に』に続く作品として期待する声を聞く。 実際クオリティは他の同人ゲームと比べて格段に高い。絵師主導なだけあり、絵作りに掛かっている労力は半端ではない。否、とんでもない。 閂夜明氏の描く少女達がベホマかわいい。 イベント画、立ち絵、顔ウィンドウの3パターンあり、とりわけ最重要キャラの宮さんの表情がホントにかわいい。みたいにかわいらしく、イタズラ好きで、気まぐれで、しかも残酷な彼女をよく描けている。 顔ウィンドウは1キャラあたり4枚前後と多く、台詞にあわせて細かく表情が変化する。少女たちの個性がぐぐっと引き立ち、愛らしさも倍増。イベント画の総数も多く、プレイ時間あたりの量は商業作品の基準を超えている。背景は写真を加工したものだが、丁寧

  • さあ? ひさしぶりの神坂一。そんなことより 『ドアーズ』

    ドアーズ 1(神坂一) 当代のライトノベル読みにとって、最初に読んだ作品、原点は何だろうか? 僕の年代ならば、『ロードス島戦記』を挙げる人は多いだろう。しかし少し若い世代になると、やはり『スレイヤーズ』を挙げる人が多そうだ。 人間、原体験は忘れがたい。と同時に、原点というのは、通過し、過ぎ去り、離れていくものでもある。たとえばミステリで言うなら、小中学生の頃に赤川次郎でミステリに入ってきた人は少なくないと思うが、今でも読んでいる人はそれほど多くないだろう。入口として広く読み親しまれるが、そのまま「卒業」されしまうタイプの作家だ。 ディープなライトノベル読みに限って、水野良や神坂一はしばらく読んでいないかもしれない。実際、僕も『闇の宿命を背負う者』を最後に、神坂一は追いかけなくなっていた。ところが、である。 今、このが妙に話題になっている。何がというと、「触手」。何ともはや、奇怪な単語が出

  • かさぶた。 - 美少女ゲーム的ヤンデレからの脱却 『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん 善意の指針は悪意』

    嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん 善意の指針は悪意(入間人間) 世間はいつのまにやらヤンデレブーム。 『ヤンデレ大全』なんてまで出版されるご時世である。しかし以前も書いたが、ライトノベルにおいてはヤンデレは意外と少ないのである(少なくとも知名度は低い)。 例えば、はてなダイアリー「ヤンデレとは」を参照しても、ライトノベルの実例は1つも挙げられていないし、Wikipediaでも同様である。おもにPC系美少女ゲームやそのアニメ版で活躍することが多い。 そこに燦然と輝く1人の少女が降臨した、誰あろう、まーちゃんである。この『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』シリーズは、問答無用のヤンデレ小説であり、従来のライトノベルのヤンデレ水準をはるかにぶっちぎっている。 まーちゃんは、『School Days』の言葉や『SHUFFLE!』の楓といった有名なヤンデレとは、かなり異なっている。その系譜をたどる

  • かさぶた。 書評サイトのノウハウとは?

    萌え理論Magazine:感想サイトが流行らない理由 404 Blog Not Found:書評は営業力より企画力萌理賞の開催で知られるsirouto2さんが「感想サイトが流行らない」とぼやかれてます。でも小飼弾氏が突っ込んでいるように、書評サイトは1ヶ月続けただけで成果が出せるものではないですし、ライトノベルも競争が厳しいです。 ボクが書評中心の方針に転じてから8ヶ月。書評サイトの「ノウハウ」というのは、おこがましいかもしれませんが、この辺で気づいた点をまとめてみたいと思います。 1.書評100 書評ブログなら100書評しなさいと言われます。 まったくその通りで、ある程度の数がたまるまでは、読者も「このサイトを参考にしよう」とは思わないものです。また書き手の書評力が安定してくるのも、少なくとも50、やはり100は書いた頃からでしょう。まず100書いてからがスタートラインとい

  • さあ? ゲームのノウハウを使ってどんな新しい種を育てるか。

    社内ブログでも書いた話なので、こちらでも(より詳しく)書いておきましょう。チラシの裏に書けよってな話ですが。 404 Blog Not Found「才能に関して知っておくべき二つのこと」 この中で、割と行けそうな選択肢というのは、はじめのうちは才能を「横にのばす」、すなわち「いろいろ試してみる」のに時間を裂き、その中でものになりそうな種を今度は「縦にのばし」、そこで実った「種」を少しずつ違う土壌で「育てる」というやり方。面白いもので、一度でもある「才能」が「実を結ぶ」と、その実からとれた種をまくとまた違う「才能」が育つ。私自身、自分に利殖の才能があるなんてことは知らなかったが、それは「プログラミング」という「才能」を育てて得た実があったから気がついたこと。色々やってみるという点でいうと、ボクは今の会社に入ってから、最初の4年間を3Dプログラマーとして、次の1年間をテキストライターとして過ご

  • さあ? 『らき☆すた』と『FF』に見るコンテンツ展開戦略

    ここ最近、コンテンツへの入口を増やすという戦略を取るケースが増えていますね。『らき☆すた』や『FF』が良い例となっています。 TRPGのススメ?:"らき☆すた"とMPF戦略 デジタルエンタメ天気予報:なぜ「FF」はいつまでも強いのか?『らき☆すた』は単行1巻の時点ですでに、コンプティークだけでなく、少年エース、エース桃組など、複数の雑誌に掲載されていました。4コマ漫画という軽いコンテンツなことも幸いして、複数の入口(雑誌)から『らき☆すた』へと導引する構造を早くから意識的に構築していたのです。 現在ではなんと、掲載誌6誌に加えて、携帯サイトでも掲載されています。これだけの数になると、「ファンにすべての掲載誌を買わせよう」という意図ではないでしょう。そもそも『らき☆すた』は強い吸引力がある作品ではなく、隙間に入るような、暇つぶし的でお気楽な作品です。 ネット上でのマーケティングでは、ブログ

  • かさぶた。 :: エロゲーという娯楽の極点。嗜好性と物語のはざまで ~アージュをめぐる話のついでに~

    エロゲー系ブログ界隈で、アージュについての議論が盛んなようです。うちの読者はこの辺の話を追いかけてなさそうなので、まずは簡単なまとめを。 発端は2chの「泣けるとされているエロゲランキング」。このランキングについてのkaien氏の感想から、徐々に広がっていったみたいです。 ■きみはエロゲで泣けるか? (Something Orange) 『君が望む永遠』はアージュのヒット作。ぼくはこれ、あまり好きじゃないんだよなあ。ようするにただのベタなソープオペラですからね。 序章が終わって編が始まる場面を、いきなりセックスの描写から始めるいやらしさ、気持ち悪さは高く評価しますが、「泣ける」という評判はよくわからない。どこらへんで泣くものなんだろ。■泣けるか泣けないかは問題じゃない (敷居の先住民) ソープオペラってのがどういうものを指しているのかわからないけど、別に泣いてもおかしくないと思いますよ。

  • さあ? 「堕落する準備はOK?」 リアルってレベルじゃねーぞ。あなたには身に覚えがある選択肢?

    これから超傑作の話をしよう。 人は物語と出会う。 人はその人生の必要なタイミングで、ふさわしい時にふさわしいに出会う。自分の心境に、悩みに、幸福に、不幸に、悲しみに、喜びに、怒りに妙にぴったりはまる物語に出会う。を読んでいる人間は、誰しもがそれを信じている。そういう体験をしてきたからこそ、いまだにを読んでいる。 目はすっかり肥えてしまい、傑作に遭遇するより凡作を掴むことが多くなったとしても、を読み続けるのはそのためだ。という形に限らない。年間何映画を観続けている人もそうだろう。物語を読み続けている人は、小さな確信を持っている。 人はどうして物語を生み出したのか。 その深遠な問いの答えかもしれない。 だけど、今は超傑作の話をしよう。人によっては変人奇人がバカ騒ぎするくだらないお話にすぎないかもしれない。けど、物語はきっとふさわしい読者に届く。人はふさわしい物語に絶対に出会える。

  • さあ? 据置ゲーム機の分裂

    SF作家の考えるテレビゲーム機の未来 けっこう面白い記事な割りに、ネットであんまり言及されてないなあと思ったので、リンクを張っておきます。 起動画面が変えるものと、変えないもの SF作家の桜坂洋氏のCNetにおける連載記事。ソフトを入れたらゲームが立ち上がるぐらいだったゲーム機のOSが強化されて、DS以降、標準で起動画面からアプリケーションを立ち上げられるようになりましたが、その変化について文化的、未来的な考察をしておられます。 リビングにあるデバイスでは集団(家族)で見るコンテンツをみんなで楽しみ、個人が持つデバイスでは個人で見るコンテンツを楽しむ。きわめて明快な展望です。 次世代機関連ではゲーム業界人よりも、デジタル家電の中の人やSF作家な人のように、ゲームの外の人のほうが面白い考察をしている印象。業界人やゲーマーだとどうしても、シェア争いとか、PCゲーム待望論とか、雑念が入ってしま

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