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ブックマーク / tukinoha.hatenablog.com (38)

  • 『ef - the latter tale.』論:補遺 - tukinoha’s blog

    前回の記事のコメント欄でも少しだけ書いたのですが、この作品、男性キャラクタでも基的には声が当てられているのですが、それが主人公になると声が無くなるんですよね。 例えば第3章の主人公・麻生蓮冶には声が当てられていません。しかし第4章に入り、彼が主人公ではない脇役になると突然声が当てられるようになる。これは何故?一人称、モノローグの部分は声が無いほうが感情移入しやすいのだ、という理屈も考えられるでしょうが、それだと第4章におけるもうひとりの主人公・羽山ミズキに対しては、彼女視点のパートでも声が当てられている理由が説明できない。少なくとも、物語を「鑑賞させる」ことに力点を置いている『ef』でこの理屈は通用しそうもありません。 ……なんて、さも「理由がわからない」みたいに書いてみましたが、当の理由は薄々わかっているのです。 「男性主人公に声が入ると、えっちぃシーンが安物のAV(オーディオ・ビジ

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  • エロゲという表現手段に対するひとつの答え:『ef - the latter tale.』について - tukinoha’s blog

    ef - the latter tale. 出版社/メーカー: minori発売日: 2008/05/30メディア: DVD購入: 7人 クリック: 157回この商品を含むブログ (45件) を見る5つの物語によって構成されたminoriの『ef - a fairy tale of the two.』。そのうちの第1・2章を収録した前編『ef - the first tale.』が発売されたのは一昨年の12月のことでした。 第1章では少年とふたりの少女との三角関係を、第2章ではその三角関係に敗れた少女が立ち直るまでの過程を、他に例を見ないストイックさで淡々と描くその作風に対しては、キャッチィな展開に慣れたユーザから少なからず「つまらない」「退屈だ」という批判の声が上がったことは事実です。しかし、主人公とヒロインという「1対1」の関係がハッピーエンドに至るまでの過程を描くことに力点を置いてき

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  • 新海誠に関する雑記 - tukinoha’s blog

    『雲のむこう、約束の場所』を視聴完了。これで新海誠の全作品(ファルコムは除く)を見たことになるのかな?で、気づいたことを箇条書き。 頻出テーマ・いわずもがな「距離と時間」。両者が一体になって現れる、という点が重要なのか。もうひとつのテーマが「再会」なんだけれど、むしろその不可能性が強調される。出会えたとしても、それはかつてのふたりとは違うふたりなのである。 頻出アイテム・さくら(wind、はるおと、秒速)、傘(はるおと・秒速)、飛行機(ef、雲のむこう、広義の飛行機ではほしのこえ)、電車(wind、はるおと、秒速)、線路(雲のむこう、ef)。つまりデモムービーと長編の間で引用が多い。 頻出構図・斜め横(奥行きを出すためか)、仰角(高さを強調するためか)、画面分割(つまり奇抜なものは少ない)、逆光(めがっさ多い)。 演出・フレアが不自然に入るのはnbkzの趣味。デモムービーではオーヴァーラッ

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  • 『ARIA The ORIGINATION』に関する雑感 - tukinoha’s blog

    ARIA The ORIGINATION Navigation.1 [DVD] 出版社/メーカー: メディアファクトリー発売日: 2008/04/25メディア: DVD購入: 1人 クリック: 34回この商品を含むブログ (67件) を見る『ARIA』の原作を読んでいると、コマ割が映画的だな、ということ強く感じます。簡潔なモンタージュで空間を繋げ、類似したカットの連続で時間の経過をテンポ良く表す。アニメ版においてもこのスタイルは踏襲されているようです。ロングショットや俯瞰ショットが多用されていることも原作と同じ。 その一方、アニメ版における独特なスタイルのひとつとして、たえずカメラが縦横にゆっくりと移動しながら空間全体を描き出していることが挙げられます。このスタイルは時間、そして「ネオ・ヴェネチア」という空間の連続性を感じさせる上で重要な役割を果たしています。たとえば以下のシーン。 藍華と

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    zonia
    zonia 2008/03/15
    「墓標を見つけ亡霊を味方につけることは、軍隊にとっては必要なことだけれど、日常を生きる上ではあまり必要ではない」
  • 『H2O 〜FOOTPRINTS IN THE SAND〜』に関する雑感 - tukinoha’s blog

    H2O~FOOTPRINTS IN SAND~ 限定版 第1巻 [DVD] 出版社/メーカー: 角川エンタテインメント発売日: 2008/03/21メディア: DVD クリック: 62回この商品を含むブログ (34件) を見るそろそろ『H2O』についての記事を書こうと思ったら、時の音の精霊にしてこの作品唯一の良心であるところの音羽ちゃんがベネズエラ精霊界に帰ってしまい意気消沈のtukinohaです。 音羽ちゃんがいない今となっては、特に何か書こうという気になれない作品なんですよね……。今期放送されている作品群における位置づけを探ろうとしても、ギャルゲ原作という文脈においては『CLANNAD』があり、画面構成の洗練度という点においては『true tears』があり、第8話「音羽」で見せたメタフィクションの切れ味においても『俗・さよなら絶望先生』がある。どの切り口から見ても中途半端というか、「

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  • 『School Days』に関する雑感 - tukinoha’s blog

    School Days 第6巻(初回限定版) [DVD] 出版社/メーカー: AVEX GROUP HOLDINGS.(ADI)(D)発売日: 2008/02/27メディア: DVD購入: 2人 クリック: 79回この商品を含むブログ (51件) を見るDVDが出たので最終話を改めて見てみました。やっぱり凄い作品ですよ、これ。あの頃は放送自粛やエログロの話題ばかりが先行していましたが、そろそろ冷静な作品論が書かれても良いのではないかな、と。それだけの価値がある作品であると僕は思います。 たぶん誰かが指摘しているでしょうが、誠が刺し殺されるシーンはヒッチコックの『サイコ』と極めて良く似ていますね。振り下ろされるナイフと苦悶の表情を見せる誠を交互に描きながら、ナイフが誠に刺さる瞬間は描かない。その意味で『School Days』は、規制との戦いの中で磨かれてきたサスペンス映画の伝統を受け継ぐ、

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  • アニメにおける「縦の構図」と「垣間見」の精神 - tukinoha’s blog

    以前からこのカットが気になっていました。 『CLANNAD』第2話より、近景のクローズアップと遠景とを組み合わせた構図。上のカットの場合、視聴者に見せようとしているのは明らかに中央奥の人物であるにも関わらず、それを直接見せるのではなく、前方の遮蔽物越しに「垣間見」させている。このような構図を一般に「縦の構図」と呼びますが、これはどういった狙いで使われているのか、またどのような文化的背景から生み出されたのか、ということについて考えてみたいと思います。 最近のアニメ作品において、この「縦の構図」を多用したものとして『ef - a tale of memories.』が挙げられます。 前方の遮蔽物とにの比較によって、奥に描かれている人物との距離感、その小ささが強調されています。ここで僕たちはまず、二次元のアニメからどのようにして三次元の情報である「奥行き」を感じているのか、ということについて確認

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  • 『true tears』と物語の想像力 - tukinoha’s blog

    相変わらず僕の半径3クリック以内ではこの作品が話題になっているようですが、婦中町のファボーレや今川焼き(富山では大判焼き)などを出して富山県民のプライドをくすぐり、「実は俺も富山県民なんだ!」と言わずにはいられなくする、実にいやらしいアニメであると思います(褒め言葉)。ちなみに僕はファボーレよりも高岡サティの方に行くことが多かったです(訊いてない)。 という話は既に、全世界1億人の隠れ富山県民がやっているので適当に切り上げ、編の話に移りたいと思います。前回の記事ではOP映像を取り上げているので、興味がある方はそちらもどうぞ。 アニメOP・ED映像論〜『true tears』OPを例にして〜 - tukinohaの絶対ブログ領域 true tears vol.1 [DVD] 出版社/メーカー: バンダイビジュアル発売日: 2008/03/25メディア: DVD クリック: 162回この商品

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  • アニメ『最終試験くじら』が示した可能性 - tukinoha’s blog

    最終試験くじら DVD 上巻 出版社/メーカー: キングレコード発売日: 2007/12/26メディア: DVD クリック: 11回この商品を含むブログ (7件) を見るふと思いついたこと。 去年僕たちの前に現れたアニメとして、『最終試験くじら』という、テレビ放送なし、ウェブ配信のみの作品がありました。内容がちょっとアレだったこと、それと配信時間が異常に短かったため、結局大した話題にもならなかったのですが、振り返ってみるとアニメの製作方法を大きく変える可能性があったんじゃないかな、と思うわけです。 現在のアニメは劇場版を除いてほぼ全て1話30分ですよね。OP・ED・CMを入れて。でも、ウェブ配信だけならある程度自由に決めることが出来る。そうすると、作画が面倒な回、例えば海が登場する回(いわゆる水着回)は短めに、その分は楽な回に回す、ということも出来るのかもしれません。 それ以上のメリットと

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  • アニメOP・ED映像論〜『true tears』OPを例にして〜 - tukinoha’s blog

    2008年1月から放送が始まった新作アニメ『true tears』。予想の出来ないドラマ展開と、キャラクタの動かし方がどこかノスタルジックで、とても魅力的な作品です。富山県を舞台にしている、という地元出身者としての思い入れもあるので、今期はこの作品を集中的に取り上げていこうと思います。もっとも、富山県では放送していませんが……。 第1回となる今回は、eufoniusの新曲『リフレクティア』と共に流れるOPに映像について、こちらの記事を下敷きにして分解していきます。せっかくの祝日を『リフレクティア』150回くらい聴いて(まじめに聴いたのは50回くらいですが)、ご飯べてブログ書いて潰した僕を笑いながら読んでください。めそめそ。 true tears OP リフレクティア/eufonius by もんすぅ - ニコニコ動画 最初に、キャラクタ紹介のための映像という側面から。 『新・アニメ・批評

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  • 『ef - a tale of memories.』が面白い!その3〜繰り返される「おとぎ話」〜 - tukinoha’s blog

    ef - a tale of memories. 6 [DVD] 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント発売日: 2008/05/09メディア: DVD購入: 1人 クリック: 9回この商品を含むブログ (22件) を見るその1、その2と演出に重点を置いて話してきたので、今回はストーリィ構成について。 『ef』という物語について考えるとき、真っ先にその舞台である音羽という街につきまとう違和感に思い当たります。 ヨーロッパ風の家々が立ち並び、少し歩けば廃墟に行き当たる。道路を歩く人もまばらで、生活感というものが欠けている。というより、意図的に排除されているため、そこが物語を紡ぐために「用意された」舞台であることを思い知らされるのです。 タイトルに含まれた「tale」という言葉の意味を考えるまでもなく、「おとぎ話」は閉じられた世界の中で進んでいきます。物語の主題においても、千尋との

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  • 『ef - a tale of memories.』が面白い!その2〜カットにこめられた時間〜 - tukinoha’s blog

    ef - a tale of memories.1【初回限定版】 [DVD] 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント発売日: 2007/12/07メディア: DVD購入: 1人 クリック: 24回この商品を含むブログ (62件) を見る前回の記事は第2話まで終了した時点で書かれたものですが、おおむね自己満足出来たので続きは必要ないかな、と思っていました。しかし、その後の展開がシナリオ・演出ともに僕の予想を軽々と超えて行ったため、前回の記事の修正も兼ねて、改めて『ef』の魅力を考えてみることにします。 第4話より、紘と景・千尋の出会いのシーン。 最初に「あーそーぼ!」という書き文字が表示され、その後で景と千尋が実際に発音する、という独特なリズムが印象的です。 書き文字つながりで、第7話より、みやこが紘の留守番電話に大量のメッセージを残すシーン。 言葉が澱のように積み重なっていくイ

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  • 『School Days』試写会に関連して−「お金を払う」という価値基準の表明 - tukinoha’s blog

    DVD『School Days』第1巻の発売を記念いたしまして、TVアニメ『School Days』第12話の試写会を行います。 1日限りの試写会となりますのでこの機会にぜひともご参加ください。 http://12.0verflow.com/ これに対する反応。 はてなブックマーク - Overflow Official Website 大体何にでも「相場」というものがあります。ライトノベル500〜600円、新書1000円、展覧会の図版2000円弱、TVアニメ1話無料。ただ僕は、それらの商品に対していくらまで払えるのか、ということは、相場とは無関係に自分で決めておくべき問題であると思います。 例えば無名のアーティストが「俺は自分の作品を100万円以下では売らない!」と宣言したとします。その人に対し、そんなにお金が欲しいのか、お前はアーティストじゃなくて商売人だ、と批判する人もいるでしょう。

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  • 『School Days』『ひぐらしのなく頃に解』の自主規制に関して−日本人に芸術の自立性は理解できない? - tukinoha’s blog

    京都府京田辺市で府警南署交通課の巡査部長(45)が専門学校生の次女(16)に殺害された事件を受け、テレビ神奈川は18日、女子高校生による暴力シーンがあるアニメ「School Days」の最終回の放送を見送った。同作はチバテレビテレビ愛知などでも放送中で、各局とも放送を見合わせる予定。 http://www.mainichi-msn.co.jp/entertainment/manga/manganews/news/20070919mog00m200002000c.html 今週放送を予定しておりました「School Days」12話の放送は、現在、都合により放送を休止させて頂いております。今後の放送の予定が決定次第、当ホームページ内でも告知してまいります。 放送を楽しみにして頂きました皆様には大変申し訳ございませんが、今後とも何卒宜しくお願い申し上げます。 日27:32〜放送を予定してお

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  • tukinohaの絶対ブログ領域 - 『らき☆すた』最終回に寄せて―面白くなければ面白がれば良いのだ!

    『らき☆すた』は「面白がること」が出来る作品でした。ニコニコ動画の話ではなく。 今期の他の作品と比べてみると、『瀬戸の花嫁』のように大笑い出来る作品ではなく、『School Days』のように感情を刺激される作品でもなく、『電脳コイル』のストーリィ展開の巧みさや『桃華月憚』の斬新さもありません。 2,3年後にはみんな忘れているかもしれない。でも、僕はこの作品に対して非常な愛着を感じますね……。それくらい僕は『らき☆すた』を「真剣に見て」「面白がる」ことが出来ました。 僕が画面構成について真面目に考えたのは、たぶん『らき☆すた』が初めてです。 この作品で一番多く見られた構図はおそらく、こなた・かがみ・つかさ・みゆきの4人でテーブルを囲み談笑している姿でしょう。こういうときは、右に2人、左に2人配置して、カメラを中央において4人全員の顔が映るようにするのが一般的です。ところが『らき☆すた』では

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  • 必殺技「公平を期すために両論併記」 - tukinoha’s blog

    「あの店の蕎麦は実に不味いですね。コシが強すぎて、香りが弱くて、蕎麦をべているという気が全然しない。蕎麦好きには全くオススメできない店です。ただ、蕎麦ではなく、うどんだと思えば美味しく感じられるのではないでしょうか。うどん好きにはオススメです」 「僕はこの作品を全く面白いとは思わなかったのですが、パロディの元ネタがわかる人にとっては面白いのでしょうね」 「オタクは自分の世界に閉じこもり、他人の感情を想像しようとしない。また、社会人として最低限の身だしなみさえも整っていない。これでは一般人に「オタク=犯罪者予備軍」と見なされても仕方ないだろう。ただし、誤解のないように付け加えておくが、私自身もオタクのひとりであり、以上の内容に否定的な意味は全くない」 「公平を期すために両論併記します。内容は私が良いと思ったものだけ選びました」 とりあえず両論併記すれば公平なんだそうです。

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    zonia
    zonia 2007/08/12
    両論併記するのは公平性を保つためじゃなくて、突っ込まれにくくするためなんだけどな。
  • 強い言葉を聞きたい - tukinoha’s blog

    「批評ではなく感想です」と名言しているサイトが多くて、どうしてそこまで「感想」に拘るわけ?と、思います(僕はたぶん逆に思われているけど)。そう言っているサイトに限って客観的評価であるかのように「駄作」と貶したり「傑作」と褒め称えたりする不思議。 人の意図はどうあれ、「感想です」という言葉が他者からの批判を受けないためのマジックワードになっているんじゃないかな、と。読みの浅さも偏狭な感情も「そう感じたから」と肯定してしまえる無敵の立場。 僕はたとえ間違っていたとしても「理論的根拠に基づいて客観的に解釈した結果です」と主張するサイトの方が、議論が成り立つ分だけ好きです。自分と同じ感想の人を見つけて喜んだり、主観の集合から客観を取り出そうとするほどには、個人の才能と客観性に絶望していないので。

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  • 『School Days』−共感を求めない主人公 - tukinoha’s blog

    School Days 第1巻 通常版 [DVD] 出版社/メーカー: エイベックス・ピクチャーズ発売日: 2007/09/26メディア: DVD クリック: 6回この商品を含むブログ (8件) を見るこのアニメをニコニコで見ると、主人公の叩かれぶりが面白いですね。ブログの感想も同じ。「イライラする」「誠死ね」etc……。これほど共感されない主人公も珍しいな、という感じがします。仮に共感するとしても「まあ、男子中学生ならこんなもんだよね。……え、高校生なの?あれで?そ、そういう人もいるかな。あはは」と理性的に共感する、くらいのものではないでしょうか。 ただ、過去にも主人公が叩かれる作品はいくつもありましたが、それらの作品と『School Days』とでは主人公のあり方が決定的に異なるように思われます。 『君が望む永遠』の鳴海孝之にしろ、『世界ノ全テ』の宮浩にしろ、ヘタレと呼ばれながらも実

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  • 水樹奈々『innocent starter』 - tukinoha’s blog

    一言いうなら、なのはのOPは一番最初のが詩としても曲としても一番良かった気がするんだが…… http://blog.goo.ne.jp/kamimagi/e/75800bcd35c0d3c0f9a977529f11db56 『リリカルなのは』は第1期が一番面白いと頑なに主張する会会長の俺が来ましたよ、というわけで今日はこの曲。 innocent starter アーティスト: 水樹奈々,志倉千代丸,大平勉,飯田高広出版社/メーカー: キングレコード発売日: 2004/10/06メディア: CD購入: 3人 クリック: 33回この商品を含むブログ (84件) を見る ギターのディストーションが耳に残る曲ですね。ゆっくりイントロに入りサビの部分までに盛り上げていくベタな構成ですが、非常に洗練されているなという印象を受けました。 あと、演歌仕込の歌唱力と同じく歌詞が文学的というかポエミーなことで

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    zonia
    zonia 2007/07/27
    innocent starterは詩・曲・編曲のどれをとっても確かに名曲。歌詞の終わりの2節なんか絶対に泣くし。
  • 作者に嫌われてはいけないのか - tukinoha’s blog

    ある人が「うちは作家から嫌われているらしい」とこぼしていた。 そういう視点で物を考えたことは無かった。 ウパ日記も、もし目撃されたとしたら、嫌われる可能性の方が高い。 そもそも、「小説という商売品」についてとやかく書いているのは、良いのだろうか。 果たしてボクはライトノベルを楽しんでいるのか。 ただ、ライトノベルにパラサイトして、適当にとぼして愉快がっているだけのクレーマーではないだろうか。 感想と称しながら、批評めいたことをえらそうに書いてさ。 だいたい、「ここは、こうするべきだ」とか「こうした方が面白いのに」とか、素人の癖に何様だよ。 作家や編集者や、読者が、ウパ日記を見て嘲笑している。この勘違いのケツ穴野郎が。 http://d.hatena.ne.jp/iris6462/20070723/1185120133 故・黒澤明監督による批評家を非難した発言で「こっちは赤く塗ったつもりなの

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