将棋のプロ棋士とコンピューターソフトが戦う電王戦の第4回大会「FINAL(ファイナル)」が来年3~4月に開かれることが決まった。主催の日本将棋連盟と動画サービス「ニコニコ生放送」を運営するドワンゴが29日、発表した。 第2、3回と同様、現役棋士5人と5ソフトが対戦する。人とコンピューターの競争だけでなく共存の形も探りたいとして団体戦形式はこれで最後とし、再来年からは棋士とソフトがペアを組んで戦う「タッグマッチ」を開催するという。 FINALの出場棋士はタイトル保持者を除く20~30代前半の若手から選び、10月に発表する。ソフト側は11月に大会を開き、上位5ソフトが出場する。 電王戦は団体戦になった第2回以降、1勝3敗1分、1勝4敗と2年連続で棋士側が負け越している。(深松真司)