ヘイトスピーチと呼ばれる民族差別的な言動への対策を盛り込んだ、大阪市の条例案が賛成多数で可決されました。ヘイトスピーチ対策の条例の制定は、全国で初めてではないかということです。 また、▽今後、国がヘイトスピーチ対策の法律を制定した場合には、必要に応じて内容を見直すとしています。 条例案の審議は、15日午後7時前から大阪市議会の本会議場で始まりましたが、地域政党・大阪維新の会の議員が賛成討論を行っている最中、傍聴席からカラーボールのようなものが議場内に投げ込まれたため、およそ2時間半にわたって中断しました。本会議場では、警察による現場検証が行われていることから、審議は、大阪市役所の特別委員会室に場所を移して午後10時すぎに再開され、採決の結果、大阪維新の会や公明党、共産党などの賛成多数で条例案は可決されました。 大阪市によりますと、ヘイトスピーチ対策の条例の制定は、全国で初めてではないかとい