北京にある米国大使館(2010年2月6日撮影、資料写真)。(c)AFP PHOTO / FREDERIC J. BROWN 【6月7日 AFP】中国で米政府職員1人が異常な音によって脳を損傷した問題で、米国務省は6日、同様の原因不明の傷を負った可能性があるとして、複数の政府職員らを米国に帰国させたことを明らかにした。米国でさらに詳しく検査する。同様の症状は先にキューバでも米外交官らが訴えており、問題がさらに広がる様相を呈している。 国務省のヘザー・ナウアート(Heather Nauert)報道官の声明によると、同省は中国南部の都市、広州(Guangzhou)配属の政府職員が5月、軽度外傷性脳損傷(MTBI)と診断されたことを受けて、医療チームを現地に派遣。希望する職員やその家族には受診してもらった上で、気がかりな症状を訴えている人らに医学的なスクリーニングを行っていることを明らかにした。