大層なタイトルをつけたが、個人的なごく小さなことを書くだけなので、そこはご容赦を。今日、老母の家を訪問した際にその敷地内にある小さな工場に寄った。その際に「休みの日が増えたんで、用事があったら電話くださいね」と言われたという、具体的なエピソードはそれだけ。それを膨らませただけの話だから。 この工場*1、もとを遡れば60年以上前にもなる。当時まだ30歳手前だった母が、自立のために始めた事業だ。 「自立のために」といえば大げさなのだが、母が結婚した当時、女性の労働は世界に存在しないもののように扱われていた。もちろん、世界の半分は女性が支えているのであり、母だって高校卒業後は地元企業に事務職として採用されて結婚まではそこに勤めていて、ちゃんと給料だってもらっていた。ただ、その給料は安いものだったし、仕事の内容も低く見られるものばかりだった。情報機器の発達する前の事務職にはソロバンを弾いて計算をす

