いわゆるネット右翼的な人のブログやはてなブックマークでも時折みかける「靖国問題を作ったのは朝日新聞」説について調べてみた。 「靖国問題を作ったのは朝日新聞」説は、大体次のような主張である。 1979年にA級戦犯の合祀が明らかになり、以降も大平正芳首相、鈴木善幸首相、中曽根康弘首相が幾度となく靖国神社を参拝してきたが、1985年8月15日の中曽根首相公式参拝まで中国は批判をしてこなかった。しかし、同年8月7日に朝日新聞が「靖国問題 アジア諸国の目」と題した記事を掲載し、靖国参拝反対キャンペーンを張ったことが呼び水となり、1985年8月15日の中曽根公式参拝へ中国からの批判が巻き起こった。 この説のネタ元はWikipediaと自由主義史観研究会の朝日新聞に見る靖国問題などが考えられる。そしてWikipediaの記述は自由主義史観研究会の記事をネタ元にしていると思われる。今回は、Wikipedi