前回に続いて古本の話をしてみます。 先週、第33回沖縄タイムス出版文化賞が発表されました。正賞は『海の狩人 沖縄漁民』(加藤久子、現代書館)。去年の4月に書店で見つけてからずっと気になっていたので、嬉しい受賞でした。 というのも、加藤久子さんの本はウララでよく売れているのです。 『糸満アンマー 海人たちの妻たちの労働と生活』ひるぎ社 1990年初版 おきなわ文庫の50巻目です。糸満公設市場で魚を売るアンマーたちの話から始まり、ハーレーや糸満売りや沖縄戦の話、頭にかごを載せて那覇に行きさらには東南アジアに渡っていく話などが盛りだくさんにつまっています。 この本を軸にして海人の本を集めています。 『沖縄の海人』酒井敦、晶文社 『祭りの海』安達征一郎 海風社 『糸満漁業の展開構造 沖縄・奄美を中心として』市川英雄 沖縄タイムス社 『ウミンチュ見聞録 八重山の海と人々』沖縄タイムス社 『糸満アンマ