Googleは、同社のビデオ会議サービス「Google Meet」と、Zoom Video Communicationsのビデオ会議プラットフォーム「Zoom Rooms」について、相互接続を可能にすると発表した。 これにより、Zoom Rooms環境からGoogle Meetの会議に参加できるようになる。逆に、Google Meet対応の各種ChromeOSデバイスから、Zoomの会議に参加もできる。今後、Zoom会議に参加可能なGoogle Meet環境を増やしていく。

2024年までにすべての新しいスマートフォンに対して共通のUSB Type-C(USB-C)充電ケーブルに対応することを義務付ける、欧州連合(EU)の新しい規則に従うため、Appleは「iPhone」の充電端子を変更する予定だ。同社幹部が米国時間10月25日に明らかにした。 カリフォルニア州ラグナビーチで開催されたThe Wall Street Journal(WSJ)の「WSJ Tech Live」カンファレンスで、25日に登壇したAppleの2人の上級幹部は、新しい規則を歓迎してはいないことを示唆した。同社は当初、一端がUSB-Cケーブルに、もう一端が同社独自の「Lightning」ケーブルに接続するコードをiPhoneに同梱したことで、EU規制当局と折り合えたと考えていた。 「われわれに選択の余地はない。世界中でそうしているように(Appleは)各地の法律に従う」と、同社のワールドワ
共同通信によれば、東日本旅客鉄道(JR東日本)はQRコードで通過できる新型の自動改札機を2024年春にも実用化する方針を固めたという。新幹線や在来線の駅への設置工事を年内にも開始し、2024年春から首都圏以外の地域で順次利用可能にする計画だ。 JR東日本は2020年9月に東京都内の新宿駅と高輪ゲートウェイ駅の2カ所でQRコード読み取り機を備えた新型改札機のプロトタイプの実証実験を行っており、報道内容が事実であれば、本格運用に向けて動き出したことになる。 鉄道駅でのQRコード改札についてはさまざまな意見があるが、共同通信の記事でも触れられているように、JR東日本の最大の狙いは磁気切符の段階的な廃止によるコスト削減にある。磁気切符はそれを処理する自動改札機のメインテナンスを含むコストと、さらに塗料が付いた磁気切符が利用された後の処理コストの2つが大きな問題となる。 主要エリアでのSuica導入
10月11日、Elon Musk氏が率いる「Space Exploration Technologies Corp (SpaceX)」のTwitterアカウントが「Starlinkが日本でのサービスを開始しました。アジアでは初めてのサービス国です」とつぶやいた。その途端、SNSは一気に盛り上がりを見せた。 しかし、10月11日から契約受付を開始するのかと思いきや、実はSpaceXのサイトでは、かなり前から日本からの予約を受け付けていたのだった。 筆者は8月15日にFacebookでつながっているキャリアの元関係者が「Starlinkを申し込めた」というつぶやきを発見し、慌てて申し込んでいた。約2カ月後の10月12日、ようやく我が家にStarlinkのアンテナが届いたのだった。 衛星ブロードバンドサービス「Starlink」は、専用アンテナ代が7万3000円、利用料金が月々1万2300円かか
デジタル庁は10月5日、Web3に関する有識者会議「第1回Web3.0研究会」を開催した。冒頭に「Web3.0で目指す経済、産業、社会の姿とは」との議題が提示されたが、参加した有識者からは「そんなものはわかりっこない」「トップダウンで決め打ちしないほうがいい」などの意見が飛び出た。 ジョージタウン大学で研究教授を務める構成員の松尾真一郎氏は「インターネット黎明期の90年代にUberのようなサービスが登場するとは誰も想像できなかった。国が決め打ちで『こういう社会を目指すべき』ではなくて、さまざまな人がイノベーションの主体となれる環境をいかに構築するか、イノベーションに携わる人達をいかに増やすかが議論の本質になる」と指摘した。 デジタルガレージ 取締役 チーフアーキテクトで、かつ千葉工業大学変革センター長を務める構成員の伊藤穰一氏は「Web3に携わっている人が何をしようとしているのか、社会のム
Googleは10月6日(現地時間)、Pixelブランド初のスマートウォッチ「Pixel Watch」を正式発表した。日本での価格はWi-Fi版が3万9800円から、LTE版が4万7800円から。 Pixel Watchは、ドーム型のコーニング製「ゴリラガラス5」に覆われた円形のスマートウォッチだ。ケースサイズは41mmの1種類。ディスプレイは有機ELで、輝度は最大1000nit、画素密度は320ppi。画面の常時表示にも対応している。 筐体はステンレススチール製。アクティブバンド以外のバンドは別売りで、20種類以上のバンドを選択できる。なお、メタルバンドは来春以降の取り扱いになるとしている。 「FeliCa」を利用した「Google Pay」にも対応する。製品ページには「Suica」に対応することが示されている。Googleによると1回の充電で24時間連続駆動し、30分間の充電で最大50
画像や動画ファイルなど、さまざまなデータを保存できるクラウドストレージ。PCやスマホを通して普段何気なく使っている人も多いことだろう。GoogleドライブやDropbox、Microsoft OneDriveなど、さまざまなクラウドストレージサービスが市場に出回っている中、他社製品とは一線を画すユニークな特徴を持った「pCloud」(ピークラウド)が徐々に人気を博している。本稿では、群雄割拠のクラウドストレージサービス界で新風を巻き起こすpCloudについて迫った。 pCloudのトップページ pCloudの価格ページ 一方、仮想ドライブ方式は、PC側にファイルは存在せず、クラウド上に実ファイルが置かれる。簡単に説明すると、PC上に表示されるのは「ファイル名」だけであり、実際にはクラウドにのみファイルが保存される状態だ。そのため、同期型でよくありがちな、ローカルドライブの空き容量不足といっ
Googleが次期「Pixelbook」の開発を中止したと、The Vergeが米国時間9月12日に匿名情報筋の話として報じた。これを開発していたチームは解散し、メンバーは社内の他のチームに異動しているという。 次期Pixelbookは2023年にリリースが見込まれ、「開発が進んでいた」とされる。5月にも、Googleのハードウェア責任者であるRick Osterloh氏が将来のPixelbookについて語っていたという。 Googleにコメントを求めたが、回答は得られていない。 今回の動きは、コスト削減に向けた取り組みの一環だという。記事では、最高経営責任者(CEO)であるSundar Pichai氏が7月、最近の厳しい経済情勢を鑑みて、雇用を縮小して一部のプロジェクトを廃止する方針を明らかにしていたことに触れている。 「一部では、投資が重複するところを統合したり、プロセスを合理化したり
総務省は2022年8月30日、「携帯電話用周波数の再割当てに係る円滑な移行に関するタスクフォース」の第10回会合を実施した。 議論の中心となっているプラチナバンドの再割当てを巡っては、楽天モバイルが強い口調で1年以内の再割当てを要求、現在求めている3社のプラチナバンドの1部割当てが実現しなければ、いずれか1社、2社からの割当てを求める方針を示すなど強硬な姿勢を打ち出していたが、そこには何が影響しているのだろうか。 法改正でプラチナバンド獲得に動く楽天モバイル 携帯電話事業者に割り当てられている周波数免許は、従来一度割当てられたら同じ事業者が更新して使い続ける傾向にある。そこで電波有効利用の観点から、総務省は周波数の再割当てができる仕組みの議論を続けており、第208回通常国会でその再割当て制度を盛り込んだ電波法の一部改正が成立。2022年10月1日に施行される予定だ。 この法改正を巡って注目
あくまで今回の会合のみによる評価ということになるのだが、気になるのは楽天モバイル、ひいては矢澤氏のスタンドプレーが際立っていることだ。実際、有識者との意見交換に際しても、他社への質問に関して矢澤氏が間に口をはさみ意見や要望を発言するケースが少なからずあった。 また楽天モバイルの説明に関して、4Gのエリアカバーを主目的としているにもかかわらず5Gの展開のためプラチナバンドが必要と主張していたり、衛星通信を活用した「スペースモバイル計画」に、現在地上での利用に限定されているプラチナバンドの連携を打ち出したりしていたことなどについて、一部の有識者から疑問の声が向けられる場面もあった。そうした様子を見ていると、楽天モバイルがプラチナバンド獲得のためやや勇み足を踏んでしまっている印象も受けたというのも正直な所である。 なぜそのようなことになっているのかというと、議論が楽天モバイルの思惑通りに進んでい
シャープは8月28日、洗濯機を活用した広告配信サービスを開始したと発表した。洗濯機本体からの音声発話と、アプリ上のバナーを組み合わせた広告配信が可能となる。 同サービスでは、同社のAIoTクラウドサービス「COCORO WASH」に対応する洗濯機に対して、音声を用いた広告を配信できる。広告は洗濯機本体のスピーカーから再生される。加えて、「COCORO WASH」アプリ上でもバナー広告を配信できる。 ユーザーの属性の加え、洗濯機の種類や搭載機能など、細かな条件に基づいたターゲティングが可能で、洗濯関連商品などの認知度向上といった広告効果が期待できるという。 同サービスの第1弾として、液体洗剤と柔軟剤の自動投入機能を搭載した同社製の洗濯機に対して、ライオンの液体高濃度洗剤「トップ スーパーNANOX 自動投入洗濯機専用350g」のプレゼントキャンペーンの音声広告を配信する。加えて、COCORO
仕事で急ぎの報告書を仕上げるために10時間ディスプレイを見続けたり、長い論文を読解したりするなど、精神的な持久力勝負をしたときのことを思い出してほしい。そうした作業の後は、脳がもうろうとし、世界との関係を断ち切りたいという気持ちにならないだろうか。 そのような感覚は「精神的疲労」と呼ばれる。眠いわけではないが精神が弱り、それまでは出来ていた複雑な思考を続けるのが非常に難しくなる。無理にやろうとしても、うまくできない。 いい知らせがある。 この、もうろうとした脳の感覚は、頭の中だけで発生しているのではないようだ。8月11日付でCurrent Biologyに掲載された論文によると、長時間にわたる激しい認知活動が行われると、脳内にはグルタミン酸と呼ばれるアミノ酸の一種のような潜在的に毒性のある副産物が蓄積されるという。この副産物は、人間の意思決定を調整し、根を詰めて考えることをやめさせ、よりリ
アフリカのルワンダなどで、固定翼型ドローンを使って、病院向けに輸血用血液製剤などを配送している「Zipline(ジップライン)」。カタパルトから勢いよく発射される離陸の瞬間や、ワイヤーを使ってキャッチするドローンの回収方法がユニークであることで知られているが、このZiplineが2022年に日本に初上陸していることをご存知だろうか。 ルワンダでは1年365日、各地の病院から依頼がくると、ドローンが血液パック(輸血用血液製剤)を積んで病院へ飛び立っていく。病院上空に到着すると、血液パックを入れた箱を空から投下して、パラシュートでゆっくり安全に地上へ届けている。 CNET Japanは2020年に、ルワンダから現地レポートをお届けしたが、今回は長崎県五島市で始まった、医療用医薬品B2Bドローン配送事業を現地取材した。フライトの手順、発射や着陸の仕組み、施設設備の構成など、Ziplineから日本
千葉大学発医療スタートアップ企業であるSmart119は7月19日、東広島市の消防局が、救急医療支援システム「Smart119」を導入し、2023年4月より運用を開始すると発表した。 Smart119は、救急搬送困難事案の解決を目的に開発したシステムで、「医療機関への一括受入要請機能」「医療機関との情報共有機能」「電子署名機能」「病院選定機能」「消防指令システム等との連携機能」など、救急隊の現場活動を強力に支援する機能を搭載している。Smart119の自治体での導入は、千葉県千葉市に次いで2例目となる。 広島県の中央部に位置する東広島市は、隣接する広島市のベッドタウンとして発展している(人口は約20万人)。少子高齢化の進展に伴う人口減少に悩む自治体が多い中、人口が増え続けている都市として注目を集めるだけでなく、日本有数の日本酒の産地としても知られるほか、3つの大学が立地する学園都市として、
人工知能(AI)は、資産家や権力者、そして利益の拡大を目指す巨大テクノロジー企業にとっては素晴らしいものだ。しかし、それ以外の人々にとって、AIやAIが実現する自動化は有害なものになる可能性がある。非営利団体のMozillaは、米国時間7月18日に公開したレポートでそのように結論づけた。 「現実世界では、グローバルな権力システムの恩恵を受けていない人ほど、AIの有害性がもたらす影響を何度も、かつ不釣り合いなほど大きく受けている」と、Mozillaの研究者は「Internet Health Report 2022」で述べた。「自動化が世界規模で急速に進む中、私たちが目にしているのは差別と監視という深刻な危険性だ。透明性や説明責任は欠如し、重大な結果をもたらす意思決定が自動化に依存し過ぎている」 AIは実世界にある膨大な量の複雑なデータを使って訓練されたシステムで、これまで困難あるいは不可能だ
トレンダーズは7月8日、「在宅勤務時のお昼休みの過ごし方」に関して調査した結果を公表した。調査期間は6月20~27日、調査対象は週2回以上在宅勤務をしている20~40代有職男女472人。 在宅勤務の昼休み「お昼ご飯を食べる」「テレビやスマホを見る」 「在宅勤務時のお昼休み中にすることがある行動」については、1位「お昼ご飯を食べる」、2位「テレビやスマホを見る」となった。3位は「掃除をする」「仕事をする」が33.5%で同率になり、お昼休みにもかかわらず仕事をしている人もいることが明らかになった。 お昼休みの時間の使い方「食事」に多くの時間 お昼休みの時間を60分と仮定し、何に時間を使っているのかを調査した項目では、「食事の準備」(11.2分)、「食事」(14.6分)、「食事の片付け」(4.9分)を合わせた30分以上(30.7分)をお昼ご飯のための時間に使っていることがわかった。 そのほか、「
Googleの「ChromeOS Flex」は、古いPCや「Mac」にインストールすることで、それらを実質的に「Chromebook」に変換するOSだ。同社は2月に早期バージョンをテスト向けに公開しており、このほど安定版を提供開始した。ChromeOS Flexのページから無料でダウンロードできる。 Googleは、アーリーアクセスプログラムの素晴らしい成果の一部を公式ブログで明らかにした。まず295機種のデバイスをChromeOS Flex対応として認定したという。引き続きさまざまなデバイスをテストし、認定機種のリストを更新していくとしている。ただし、認定機種でなくても、ChromeOS Flexは動作する可能性が高そうだ。 Googleは、アーリーアクセスプログラムによって600以上のバグを修正できたとも報告した。 ChromeOS FlexはUSBドライブから直接実行することもできる
誰もが予想していたことが現実になった。報道陣やアナリスト、業界関係者、ファンの間では、Appleが携帯電話を作るのではないか、との憶測が流れていた。2007年1月の寒い朝、サンフランシスコで開催された「Macworld Expo」のステージにSteve Jobs氏が登場する1年近く前からである。 提供:Apple 2007年1月、「革命的で、魔法のような」製品としてiPhoneを発表する故Steve Jobs氏。発売されたのは7月のことだった。 「来てくれてありがとう」。トレードマークであるLevi'sのジーンズと黒いタートルネックを着たJobs氏は、そう言った。「今日は一緒に歴史を作ることになる」。Jobs氏は謙虚なタイプではなかったが、この発言は真実になった。 何カ月も前からうわさになっていたにもかかわらず、当時Appleの最高経営責任者(CEO)だったJobs氏がついに「iPhone
説明会を急いだのにも「官邸が影響」 2021年にはNTTドコモがIoT回線を起点とした大規模障害を発生させているだけに、同社としてもネットワーク障害に関しても慎重に進め、今回のメンテナンスについてもシミュレーションを重ねてきたというが、それでも想定し得なかった問題が発生したことは確かだろう。 ただ、一連の内容はあくまで説明会時点で判明しているもので、ルーターのどこに不具合があったのか、なぜ機器の不具合から輻輳が発生するまでの時間が対処できないほど短時間のうちに起きてしまったのかなど、会見時には判明していない部分も多いという。 それらの検証は障害の解消後に進められ、改めて説明するとのことだが、なのであればなぜ障害発生の真っ最中に、障害対応の指揮を取るべき企業のトップが、障害の詳細が分からない状態で説明会を開くのか?――という部分には疑問が残る。実際、会場に訪れた記者からは「詳細が判明してから
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