ブックマーク / d.hatena.ne.jp/semi_colon (12)

  • NatureがPLoS ONEみたいなオープンアクセス誌を創刊してた - 蝉コロン

    科学, ぼやぼやその名もScientific Reports サイエンティフィック・レポーツ! もしかして: サイエンティフィック・レポート いいえ、レポーツです。レポーツ! なんかそういうものがあるらしいことはうっすらどこかで見聞きしていたんですけど(PLoS ONEを批判していたのにお前もやるのかよ的な)、それってNature Communicationsのことかと思って、かばかりかと心得て帰りにけり。そんでここんとこアンテナを低くしていたのでレポーツが創刊してたことを昨日初めて知ってびっくりしました。 Scientific Reportsとは、Natureの発行元であるネイチャー・パブリッシング・グループからこのたび創刊されるScientific Reportsは、一次研究論文を扱う、オープンアクセスの電子ジャーナルです。誌は、自然科学(生物学、化学、物理学、地球科学)のあらゆる領

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    zu2 2013/05/16
  • ヨーグルトに効果はあるのか - 蝉コロン

    ブログ更新お休み中だけど、ちょっと気になったので。 ヨーグルトに整腸効果が無い事がワシントン大学の研究より発表される:ハムスター速報及び ヨーグルトに効果なし? 双子の検討で腸内細菌に差なし | あなたの健康百科 by メディカルトリビューン これ10月頃の論文だったけど今さら話題になるのか。整腸効果がないと書かれているけれど、論文ではそんなところは調べていません。 と言いつつ、いまちょっと論文フルテキスト読めないのでこっちを引用。http://www.nature.com/news/2011/111026/full/news.2011.614.html Nature News、"Friendly bacteria move in mysterious ways"という記事。関係ないけどU2のShe moves in mysterious wayってどういう動きなんだろうと思ったりしたよね

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    zu2 2011/12/07
    研究って大変だよなあ... /
  • イヌは肺がんを嗅ぎ分けられるか? - 蝉コロン

    動物イヌが人の病気を嗅ぎつけるみたいな話はたまに見かける。イヌは揮発性有機化合物VOCを嗅ぎ分けることができるので、疾患特異的なVOCが患者から出てればそういうことも可能かもしれない。 BBC News - Sniffer dogs detect lung cancer Canine scent detection in the diagnosis of lung cancer: Revisiting a puzzling phenomenon 肺がんは早期診断が決め手。呼気が診断に使えれば理想的。そういうセンサーの技術開発は進んでいるが、そもそも何の物質を診断のターゲットにしたらいいかもわからない現状。 被験者220名。内訳は健康110名、肺がん60名、和田アキ子がCMをしているCOPD(慢性閉塞性肺疾患)50名。バイアス、交絡因子になりそうな既往歴、投薬状況、臨床病理学的データも検討。

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    zu2 2011/08/24
  • ゾウシャル・ネットワーク - 蝉コロン

    動物, 生活Asian Elephants Are Social Networkers - ScienceNOW Abstract | The dynamics of social networks among female Asian elephants *1 スリランカのウダワラウェ国立公園のアジアゾウを調べた論文。ウダワラウェ国立公園は首都スリジャヤワルダナプラコッテからどうやって行くのか調べたが無かった。スリジャヤワルダナプラコッテって言いたいだけだ。 アフリカゾウは群れで行動することが知られている一方で、アジアゾウは社交的ではないと長年のあいだ考えられてきた。1匹だけとかで行動していて、友達も3人くらいしかいないなどと言われてた。まあそれほど研究されてなかった。というのもアフリカゾウは見渡しのいいサバンナにいるのに対して、アジアゾウは森林に住んでたりするので観察が困難。ところが皮

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    zu2 2011/08/03
    ↓ここまでダジャレ無し
  • エボラ治療のブレークスルー - 蝉コロン

    科学, ウイルス2010年5月末で少し前の話ですが、サルのエボラ治療成功、ヒトへの応用は(ナショナルジオグラフィック 公式日語サイト) - Yahoo!ニュース致死性の高いエボラウイルスに感染したサルの治療に成功したとの研究が発表された。ヒトの感染者の治療の可能性にも期待が高まっている。論文はPostexposure protection of non-human primates against a lethal Ebola virus challenge with RNA interference: a proof-of-concept study : The Lancet siRNAでウイルスタンパク質であるLポリメラーゼとVP24、VP35をノックダウンしている。ポリメラーゼはウイルス複製に必須。他二つのタンパク質は宿主の自然免疫系で超重要なインターフェロンのシグナルを阻害する。

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    zu2 2011/07/19
    日本は自然に恵まれていて、人がどこにでも住んでいる。だから原発とかP4施設は難しいんだろうな。
  • サルからヒトへ感染する新種のウイルス - 蝉コロン

    科学New Virus Jumps From Monkeys to Lab Worker - ScienceNOW ウイルスがサルから研究所職員にジャンプした、などと書かれています。今日は土曜日ですがジャンプ発売日。論文 PLoS Pathogens: Cross-Species Transmission of a Novel Adenovirus Associated with a Fulminant Pneumonia Outbreak in a New World Monkey Colony 2009年、カリフォルニアデービスにある米国立霊長類研究センターのtiti monkey(和名が見当たらない)に謎の感染症が流行し、飼育されていた65匹中23匹のサルが感染して重症肺炎になり19匹が死亡した(安楽死含む)。死亡したサルの肺組織から新種のアデノウイルスが見つかりTMAdV(titi

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    zu2 2011/07/16
  • ダーウィン漸進的進化説を支持する定量的な証拠 - 蝉コロン

    進化は小さな遺伝的変化の蓄積によって起きる。 遺伝子のちょっとの違いで大きな形態変化を引き起こす場合もある生物はその形態の多様性のわりには案外同じような遺伝子を使いまわしていて、特定の遺伝子発現のタイミングとか、どこの細胞でとか、発現量とかの違いが、大きな形態の変化に関わっていたりします。肋骨にするのはやめて甲羅にしとくか、みたいな(2009年7月10日 カメの甲羅にまつわる100年来の謎を明らかに)。 でも、遺伝子がどれだけ変わったらどれほどの形態変化を及ぼすのか、という定量的なとこまではなかなか分かりませんでした。 で、今回をそれを確かめた一例。「Highlights: 進化:進化過程で見られた徐々に進む変化」 http://www.natureasia.com/japan/nature/updates/index.php?id=83821&issue=7353この研究は、ダーウィンが

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    zu2 2011/07/07
  • マウスの短くなった寿命を戻す - 蝉コロン

    科学普通よりテロメアが短くって寿命が縮まったマウスは、またテロメアを伸ばせば元に戻せることがわかった。寿命リバーシブル。テロメア長を原因とする障害はテロメア長を戻せば回復する。当たり前のようだけれども、取り返しが付くというのはやっぱり不思議。一度テロメアが短くなったら、DNAの大事なところがダメージを受けるから、その後でテロメア伸ばしても遅いじゃんって思ってた。論文の著者らも老化進行を遅らせる程度だろうとはじめは考えてたみたいよ。 Partial reversal of aging achieved in mice | Harvard Gazettehttp://www.nature.com/nature/journal/vaop/ncurrent/full/nature09603.html染色体両端はテロメアと呼ばれていて*1、染色体を保護するキャップのようなもの。細胞分裂では完全にコピ

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    zu2 2010/12/01
    これはすごいね
  • ADHDの遺伝学 - 蝉コロン

    The Great Beyond: ADHD gets the attention of geneticistsより。nature.com内のブログなんですが、「注意欠陥多動性障害が遺伝学者の注意をひく」と冗談みたいなタイトルです。ADHDは例えば一卵性双生児が二人とも発症する可能性が高いなど、遺伝的要因が強いことが以前から示唆されているのですが、これまでのゲノム解析ではADHDと強い相関のある因子とかは見つかっていなかったそうです。そこで、見方を変えてみたのが今回の仕事です。論文はRare chromosomal deletions and duplications in attention-deficit hyperactivity disorder: a genome-wide analysis : The Lancet ゲノムの個人差を見るような仕事でよくやられているのが一塩基多型

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    zu2 2010/10/04
    出生前診断はどうなんだろうなあ...
  • 細菌の遺伝子発現は意外にルーズ? - 蝉コロン

    科学Visualizing high error levels during gene expression in living bacterial cells ? PNAS 細菌は環境への適応が速いことが知られている。理由として単純にすぐ思いつくのは、細菌は個体数がとんでもなく多いだろうし、そん中には変異したのもいろいろいるだろうし、環境の変化に対してもたまたま適応した変異株がまた爆発的に増えるだろうから、的なこと。ここで、新しい考えが出てきた。Bacillus subtilis枯草菌での研究で、低温や飢餓状態、毒物にさらされた時といった特定の条件下では遺伝子発現がDNAのコード通りに働かないでエラーを起こしやすくなり、タンパク質の多様性を増やすのだという。 筆者らは遺伝子発現のエラーを可視化・定量化できるような実験系をデザインした。GFPに予め変異を入れておく。読み枠をずらすframe

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    zu2 2010/09/16
    修飾されてるのかな?
  • 低酸素適応ゲノム - 蝉コロン

    科学, ゲノムGenes for High Altitudes -- Storz 329 (5987): 40 -- Science人類はまあいろんなところに住んでいるわけですが、エクストリームな環境の一つが高山地帯で例えばチベット高原。標高3500から4500mの所にチベット民族が住んでいます。常に酸素が薄い環境。そこに住んでいる人なら低酸素に適応する遺伝子変異があるんじゃないかということで、チベット人のゲノムを調べました。 この研究、Scienceに2グループから同時に出ていて*1、先に紹介する方は米ユタ大学と中国青海大学の共同研究で、後者はゲノム解析で飛ぶ鳥を落とす勢いの中国BGI。結論としては、低酸素誘導性因子hypoxia-inducible factor (HIF)のサブユニット、あるいはそのpathwayに関与する遺伝子が低酸素適応と関連するものとして見つかった。HIFについ

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    zu2 2010/07/07
    妙な話ですなあ
  • DNAも無しに進化するプリオン - 蝉コロン

    こないだウイルスも生物かもねーという話をしましたが(ウイルスに感染するウイルス - 蝉コロン)、そういえばウイルスに対して「進化する」と言っても特に違和感はないですね。学術論文レベルでかぎかっこ抜きで言っていいのかは知らないけれど。しかし、プリオン。ただのタンパク質であるプリオンは「進化する」なんてことがあるんでしょうか。 狂牛病とかで話に聞くプリオンですが、この病原体は単一のタンパク質そのもので、当然DNAとかRNAはありません。ところがアメリカのScripps研究所のチームが、プリオンが薬剤耐性を獲得し得ることを報告しました。Published Online December 31, 2009REPORTSDarwinian Evolution of Prions in Cell CultureJiali Li, Shawn Browning, Sukhvir P. Mahal, An

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    zu2 2010/01/10
    難しいな。ある種のメタ生物な気がする。ミーム見たいに。
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