ブックマーク / saiyu.cocolog-nifty.com (10)

  • ポインタなしC言語の提案 - 最尤日記

    C言語はユーザからレジスタの自由を奪う事によって成立した。今度はポインタの番だ。 目標: C言語からポインタを取り除く事: これによりヌルポインタアクセス、バッファオーバラン、リークなどの問題から一切解放される。さらに多重参照(エイリアシング)の問題から解放される。またmalloc/freeなどのメモリ管理コードが不要になる事により行数が削減される。ガベージコレクション停止はない。 注意しなければならないのは、pythonrubyなどのLLやJavaでさえ、糖衣により見えにくくしただけでポインタの問題は解決できてないことだ。identity演算子、強/弱の参照の使い分け、エイリアシングによるバグ、ガベージコレクタによる停止などの形でポインタの問題はユーザを悩ませ続けている。 現在のC言語で出来る事は何でも出来る事: UNIXカーネルなども原理的には書き換え可能であること。 C言語で出来た

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    zu2 2021/10/21
  • 日本はエセ西洋風なのか? - 最尤日記

    在日アメリカ人だけど日に来てガッカリした(BIPブログ) このアメリカ人は日の建築がエセ世洋風であり、町並みが汚いことを盛んに嘆いている。で、いろんな反論、同意のレスがあるんだけど、私はちょっと違うことが気になった。つーか、日の町並みってエセ西洋風なのだろうか。 センター街とかの繁華街のビルをエセ西洋風と言っているけど、もしかしたら反対に西洋建築がエセ日風なのかもよ。日の伝統的建築は装飾のための装飾を排し、すっきりとした直線で構成されている。外観のみならず和室の内装もそうだし、タンスなどの家具もそうだ。一方西洋の建築は伝統的には彫刻やテラコッタの飾り模様でごてごてに装飾する。家具なんかもやたらと唐草模様をつけたり、ネコの足みたいな足にしてみたり。 1850年の世界において装飾を排すること、直線で構成すること、単純さ追求することを美しいとする美意識をもった国は日だけだった。(李氏

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    zu2 2014/02/24
  • 日本語は英語より速く読める? - 最尤日記

    ところが、同時通訳稼業に就いてサイトラ、すなわち「Sight tranlation(黙読通訳)」をするようになって、この考えがコペルニクス的転回をとげた。 サイトラとは、スピーカーが文章を読み上げるような場合、その原文テキストを事前に入手して、目は文章を追い耳はスピーカーの発言を確認しながら訳出していくやり方のことである。(中略) このサイトラを何度もやっているうちに、日語のテキストからロシア語へサイトラする方が、その逆よりはるかに楽なことに気づいた。 (中略) 表音文字だけの英語ロシア語のテキスト、あるいは漢字のみの中国語テキストと違って、日語テキストは基的には意味の中心を成す語根に当たる部分が漢字で、意味と意味の関係を表す部分がかなで表されるため、一瞬にして文章全体を目で捉えることが可能なのだ。(中略) ……黙読する限り、日語の方が(ロシア語より)圧倒的に速く読める。わたしの

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    zu2 2014/02/24
  • 生物内での量子もつれ - 最尤日記

    「シュレーディンガーの鳥」(V. ヴェドラル、日経サイエンス2011 10月, p34) タイトルは不適切で、巨視的な重ね合わせ状態の問題ではないけど、知らない話だったので興味深く読んだ。生物の体内に量子もつれ状態が存在するという話。生物のように温かくて、水をはじめすべての分子が熱運動して衝突したりしている環境でそんなに長く量子コヒーレンスが保たれるのは当だとしたら驚きだ。(タンパク質に包まれて保護されているのかな?) ある種の渡り鳥が地磁気を感じるのは、目の中にスピンがゼロの(つまり、もつれた)電子の対があってこの片方が可視光を吸収するときに量子もつれのせいで磁場の影響を受けるのだ、という理論的計算にもとづく仮説をのべている。人間が作った量子もつれは50マイクロ秒が記録らしいが、これは100マイクロ秒も続くだろうとのこと。 また別の著者による囲み記事によると: 2007年にフレミングら

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    zu2 2014/02/24
    “シュレーディンガーの鳥”
  • コンピュータが本来持つ限界のなさを阻む者はきっと・・・ - 最尤日記

    もしかしたらビットコインは新しい時代の主要な通貨になるかも。と思っていたが、考えなおした。 ビットコインはベアラー型の通貨であり価値を保証する政府も必要としないと聞いて「これこそ未来の通貨だ」と思った。(あとに説明するように実際はベアラー型ではないみたいだけど。) 例えば現金は(それ以上に株券は)持っている人がそれを行使できる。受け取る方としてはいちいち政府に問い合わせたり、信販会社のサーバに問い合わせたりする必要は無い。これがベアラー(持っている人)型。このようにコントロールする中心のなさという点はコンピュータ利用のこれまでの歴史を正しく発展させる方向だと思った。 またキャッシュカードなどと比べてトランザクションコストが大幅に低いらしい。例の1円とかの支払いはキャッシュカードでは難しいらしいという問題ね。 しかし、ビットコインは総発行量に限界がある。これはコンピュータの限界とは何の関係も

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    zu2 2014/02/19
    “中里さんのこの記事”
  • 現実のアプリケーションはこれからも勝手に疎結合になっていく ---そしてmap-reduceこそが並列処理の王道 - 最尤日記

    まあ以下の文章をダシにする必要は無い内容になっちゃったけど: さてHadoop関連の某セミナーへの参加者が900人を越えたそうです。個人的にはHadoopを必要としている人、またはHadoopに関わる人というのはそれほど多くないと思うのですがね。HadoopのもととなったMapReduceは良くも悪くも、きわめて癖が強い分散処理手法。それをベースにしたHadoopも当然、汎用的なシステムではなく、データ特性や処理内容を選びます。どちらかというと既存のデータ処理に問題を抱えている方で、その中で問題解決にHadoopがたまたま向いている方になると思うのですがね。 それとHadoopを使うと分散システムは様々な難しい問題を解決すると思っている方が多いのも気になります。分散システムのは難しい問題のほとんどは、元を辿れば通信遅延に起因します。つまりコンピュータ間で情報共有する場合、他のコンピュータに

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    zu2 2011/11/15
  • ガイガーカウンタ入手 - 最尤日記

    まえまえから欲しかった、ガイガーカウンタを買いました。こちらで紹介されているChaneyの組み立て済みです: http://www.higuchi.com/item/646 これのGM管はロシア軍用DP-5V: http://d.hatena.ne.jp/nojiri_h/20110530/1306750423 に使われているものと同じようです。 しかし、私のところでは湿度70%くらいをこえると動作しなくなり、困ったものでした。基盤や部品を http://www.utsunomia.com/y.utsunomia/geiger.html に従って、アルコールをつけた綿棒で拭いたら改善はしましたが、やはり高湿度の屋外ではだめでした。アメリカの気候でなら動くんでしょうけど。どうも一番クリティカルなのは整流ダイオードと抵抗の間の短い区間のようです。この区間にプローブで触れると動くようになることに

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    zu2 2011/07/30
  • 18世紀において医学は科学だったのか? - 最尤日記

    ホメオパシーの開祖サミュエル・ハーネマン(Samuel Hahnemann)についての記事が面白かった。けどその前に、finalvent氏はなにかすり替えをしている様に思える。 なぜそんな恐ろしい医療をしていたのか。当時の正統医学ではあらゆる病状は悪い血液から起こるとされていたためだ。ラッシュはすぐれた医師でもあり、医師の倫理感も強かった。「息があり、手が動くかぎり治療を尽くしたい。瀉血をやめるくらいならランセットを握ったまま死を選ぶ」と語った。まさに英雄であった。 身体の毒を出すために、瀉下も広く行われた。下剤である。甘汞つまり塩化第一水銀(Hg2Cl2)が広く用いられた。流涎。つまりよだれがだらだらとなるまで塩化第一水銀を飲ませるのが指針であった。現代医学からすれば、それは水銀中毒の初期段階なのだが、当時は科学的に正しい治療であった。 こんな医療でよいのだろうかと、正統医学に疑問をもっ

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    zu2 2010/10/10
  • Non-fixing Gauge Field Quantization - 最尤日記

    ▼一つ論文を仕上げていました。 Non-fixing Gauge Field Quantization ゲージ自由度がある場合の量子化はゲージ固定の方法を捨てて新しい方法を採るべきだということです。 実は概略はすでに「ゲージ固定しなくもゲージ場の量子化が出来る方法について」に書いてありますが、細部まで実現するのは大変でした。細部ではいちいちこれまでの教科書と衝突するからでした。丁度教科書を書き直したみたいな感じでした。 しかしブログなんかに書いたら盗まれるのではないかと考える研究者がよく居ますが、有名人でもない限りは意外と心配いらないもののようです。 ▼個人的にはかなりの自負がある論文なのですが、今のところ反応は乏しいです。内容のスコープが大きすぎて意味がつかみがたいのかも知れません。主張の眼目は横波性への批判と拘束条件の扱い方だけなんだけども、なぜそれが正しいのかは、どちらかというと多数

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    zu2 2010/01/10
  • 新興国の賃 : 最尤日記

    新興国の賃金はやすいけど、販売業などは輸出が不可能なので大丈夫と言う。ふと、これは当なのだろうかと考えた。もしかしたらロボットを使うと移民を入れなくとも輸入できちゃうのではと思った。 牛丼屋に入る。 「イラッシャイマセー」。ロボットが振り向きたどたどしい日語で答える。 実は自動ロボットではない。二つのカメラアイは光ファイバ公衆網を通って2000km先の貧しく賃金のとある村につながっている。そこで村人が副業としてロボットを操作しているのだ。 レイテンシはおよそ10ms。リアルタイムで二足歩行ロボットを操作するには充分だ。だいたい細身の人みたいな形で人間向きに設計された作業空間に難なく適用できる。 みたいな感じのことは可能のなのでは。 しかも人間が制御するならおそらく今の技術力ですぐにでもできる。問題は低レイテンシの公衆光ファイバ網が僻地にまで届く時期だ。まあlast 100mileは無線

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    zu2 2010/01/07
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