日射しは強いけど、柔らかい風の吹く休日。 珍しい、ピンク色のマロニエが咲いています。 丸ノ内。三菱一号館美術館「KATAGAMI STYLE」展に参りました。 奈良~江戸の型紙が19世紀末の欧米のアートに与えた影響を読み解く展示。 クールジャパン関係者必見です。感想を簡単に。 型紙。デザインし、彫り、刷り、服などの製品に仕立てるための「道具」です。作品として位置付けられず、埋もれてきました。 型紙は19世紀後半~20世紀初頭に何万点も海外に流出したことが調べで判っているそうです。 芸術作品ではないため輸出入目録に記録がなく、知られてこなかったのです。 そして型紙は西洋の美術館・博物館に大量に所蔵されていて、フロー面でもeBayでの出品はヤフオクの10倍にもなるといいます。 海外での評価が高いんですね。 幾枚もの型紙の超絶な細密デザインと、その製品への実装を目の当たりにすると息を飲みます。