2018年03月19日06:00 カテゴリカトリック 世界的神学者キュング氏90歳に ペテロの後継者、ローマ・カトリック教会最高指導者ローマ法王の「不可謬説」を否定したためバチカン法王庁から聖職を剥奪された世界的神学者ハンス・キュング氏は19日で90歳(卒寿)を迎えた。最近は健康状況が良くないこともあって、誕生日は家族や知人たちと身内で祝い、4月21、22日、公けの場で「90歳祝賀会」やシンポジウムをチュービンゲンで開催する予定という。 ▲インタビューに応えるハンス・キュング氏(2000年12月、ウィ―ンのホテルにて、撮影) キュング教授は1928年、スイスのルツェルツン州で生まれ。神父。ローマのグレゴリアン大学で学び、ソルボン、パリ、ベルリン、ロンドンなどで勉学し、60年からチュービンゲン大学基礎神学教授に就任。「法王の不可謬説」を否定したたため、79年、当時のローマ法王ヨハネ・パウロ2