・我々の文化で「話す」とか「話をする」などと言われるものがあるわけだが、英語では話すったってtalkもあればspeechもあり、speakにsayにtellもあるといろいろあることはわかる。これに合わせて「言う」「伝える」「対話する」みたいな使い分けもできるっちゃできるわけだが、まあ基本日本語なんてのは「話す」一語でほぼ事足りる。まあその「話をする」を分析しようとすれば英語の使い分けが非常に便利ではあるだろうし、確かに英語的な区分けによるニュアンスの違いを読み解くことはできないことはないにせよ「話をする」で済むといえば済むわけであり、そういう外的な分類はそこまで必要かと言われれば別に必要というわけでもなさそうではある。 しかしじゃあ我々の「話をする」といったことがそこまで英語ほど外的に鋭敏にわかれさせられる必要性が全くなかったかと言われればそうではなく、むしろ内的には、つまり文化的には話す