「データを活用して我が社も儲けられないのか?」と上司から言われたとき、どこから考え始めればよいのだろうか。データ活用で売り上げ・利益を得るためのフレームワーク「DIVA(ディーバ)」を2回にわたり紹介する。 データを金に変えたいのはやまやまだが、データそのものは金ではない。データを金にするまでの過程は、「データ→情報→価値→効用」と表現できる。営利事業者であれば効用は金、すなわち売り上げ・利益だ。 この考え方をフレームワークにしたものが「DIVAフレームワーク」(以下、DIVA)だ(下図)。 DIVAは営業、販売促進、保守、開発といった各業務の担当者や新規事業立案担当者が、「どのようにデータを使い事業を高度化するか? 新規事業を起こすか?」という検討をスムーズに行えるようにすることを目的に筆者が作成した。 DIVAの一行目は成果物・アウトプットであり、データ活用プロセスにおける仕掛品を意味