テストで失敗したり、大事な試合でミスしたり、お友だちと喧嘩したり…子どもたちの心というのはなにかとダメージをうけて傷つきやすい。親としてやさしく励ましたつもりが「自分には無理!」と逆ギレされてしまうことも…。そんなとき親がかけるのにふさわしい「声かけ」ってあるの? 「ストレスに弱い、自信がない、すぐあきらめる子でも大丈夫! 心が弱いと思える子ほど、親の声かけでどんどん変わります」というのは、書籍『子どもの心を強くする すごい声かけ』(主婦の友社)の著者・足立啓美先生。ポジティブ心理学の専門家である足立先生によれば、親は子どもが抱いたネガティブ感情を否定せず、「(それを)どう受け止め、どう声かけをするか」に注意するといいそう。その結果次第で「レジリエンス」(=逆境や困難で折れたりへこんだりしても、そこから立ち直るしなやかな心の強さ)を育てることができるといいます。 本稿では、本書から一部抜粋