キミコ方式という描き方がある それは「誰でも絵が描ける」という夢の様な方式らしい。松本キミコ先生が考案したからキミコ方式。従来までとは全く違う描き方らしいのだが、一体どういう方法なのか? 学校で習ってきた絵の描き方はどうだっただろう。まず構図を決めてから下書きをして、最後に色をつける。そう教わってきた。しかし、キミコ方式においてはその順序がまったく逆になる。その特徴を箇条書きでまとめると、 ・描き始めの1点を決め、細部から全体へと広げていく。 ・下描きはしない。いきなり絵具で描く。 ・3原色と白だけで描く。 ・絵に紙を合わせる。 ・どこでやめてもりっぱな作品。疲れた時が完成した時。 という事になる。 確かに、どれも僕が知っている絵の描き方と随分違う。特に最後の2つ、「絵に紙を合わせる」「疲れた時が完成した時」あたりは今までの教育の常識を覆す。 絵に紙を合わせる 描きすすめていくうちに、絵が