今年の流行語大賞の候補のトップに「KY」があがっている。これは最初は「空気読め」の略だったが、最近は「空気が読めない」と他人をあざける意味で使われるという。今週の『SAPIO』で曽野綾子氏と対談したときも、戦時中の「空気」の正体が話題になった(*)。沖縄で集団自決が起こる前にも、サイパン島の「バンザイクリフ」で1万人もの民間人が投身自殺したが、これを「軍の強制」だという人はいない。沖縄でも、同じことが起こったと考えるのが自然だろう。軍が強制しなくても、人々にみずからの命を絶たせるほど強力な空気とは、何だったのだろうか。 これについては、山本七平の『「空気」の研究』という有名な本がある。連合艦隊の軍令部次長だった小沢治三郎が、戦艦大和の特攻出撃について「全般の空気よりして、当時も今日も特攻出撃は当然と思う」と戦後30年もたってから語っているのだ。山本は、この空気とは何かを考えるのだが、「お
モヤモヤモヤ…「シンプソンズ」吹替版 2007年11月15日 話題沸騰の米アニメ映画「ザ・シンプソンズ MOVIE」吹替版を見てきました。 ホーマー(上)とバートは、いつものように悪ふざけ テレビ版のホーマー役、大平透さん 映画版ホーマー役の所ジョージさん 毎度のごとく、ホーマーのせいで一家は大ピンチ! 12月15日から全国公開 (C)The Simpsons TM&(C)2007Twentieth Century Fox Film Corporation.All rights reserved. なんで話題沸騰かというと、15年前から日本でも放映されているテレビ版のレギュラー声優陣が起用されなかったから。「みんなハマリ役なのに、なぜだ?」と、ネットを中心にファンから批判が巻き起こりました。テレビ版で主人公のハチャメチャオヤジ、ホーマー・シンプソンを担当する大平透さんには02年、放映10周
横田めぐみさん拉致から30年、新潟県警がビラ配布 横田めぐみさんが新潟市内で北朝鮮工作員に拉致されてから30年となる15日、新潟県警は拉致現場の周辺でビラを配り、改めて情報提供を呼びかけた。 中学1年(13歳)だっためぐみさんは1977年11月15日夕、学校からの帰宅途中、自宅近くで消息を絶った。県警は、誘拐事件などに巻き込まれた可能性が高いとみて日本海の海岸近くの林や海中などを調べたが、手がかりはなかった。 北朝鮮が拉致を認めたことを受け、県警は2002年10月に捜査本部を設置。捜査資料を洗い直し、北朝鮮で一時、めぐみさんと暮らした拉致被害者の曽我ひとみさん(48)に事情を聞くなどした。しかし、今も拉致の状況などはわかっていない。(後略) (2007年11月15日 読売新聞) 北朝鮮が拉致を認めてから5年。 まだまだほとんど進展していないこの事件を忘れてはいません。 めぐみさんは私より一
11月12日の読売新聞夕刊2面のコラム「夕景時評」に「宇宙開発と民意」というタイトルの記事が掲載された。執筆者は編集委員の知野恵子さん。 「『はやぶさ2』実現のために声を上げて——。ジャーナリストの松浦晋也さん(45)がインターネットで呼びかけている。」 で始まって、はやぶさ2を巡る動きを簡潔にまとめ、「実は宇宙好きという隠れファンは結構多い。そんな人の支援を引き出し、民意参加型の第2のはやぶさ誕生となるか。注目される。」と締めている。 小さなコラムでも、マスメディアに載る意味は大きい。知野さん、どうもありがとうございます。 JAXAへのはやぶさ2実現希望のメールが約80通、宇宙開発委員会に約30通という数字は、私も初めて知った。 もしも「ネットの跳ね返りが騒いでいるだけだよ」と考えている人がいるなら、思い直してもらいたい。 過去に、たとえ数通でも「ぜひ、このミッションを実現してほしい」と
継体天皇の祖母・阿那爾比弥(あなにひみ)の出身・余奴臣(よぬのおみ)について、石川県小松市の古窯から出た土器に「与野評」と記されており、これはのちの江沼郡となるヨヌということが分かった[16]。また、奈良時代には、この地を「四沼(ヨヌ)」と読んでいた[17]。これらのことから、継体天皇の背景には、母の出身地だけでなく、祖母の出身地もあり、振媛の父の代から北陸の豪族と婚姻関係が結ばれ、地域的な勢力が形成されていたことがわかる[18]。 出自を巡る議論[編集] 継体天皇出自系図 『日本書紀』によれば応神天皇5世の孫(曾孫の孫)で父は彦主人王、母は11代垂仁天皇7世孫の振媛である。ただし、応神から継体に至る中間4代の系譜について『記紀』では省略されており、鎌倉時代の『釈日本紀』(『日本書紀』の注釈書)に引用された『上宮記』の逸文によって知ることが出来る。これによると、男子の直系は「凡牟都和希王(
柴田翔さんが日経夕刊に書いているコラム「あすへの話題」が評判で、話題になっている。残念ながら日経のサイトでは公開されていないので、新聞を買うか図書館で読むしかないのだが… 11/13のコラムでは、東海道新幹線の短い折り返し時間でテキパキと清掃をこなす清掃婦*1を紹介。仕事熱心な清掃係など沢山の普通の人々がいてこそ、新幹線が無事に走り、最先端企業の社員たちの出張も可能となる。財界人たちがそれを忘れるなら、企業社会そのものが崩壊する。」と延べ、財界や一部の有識者が導入を叫ぶ「ホワイトカラー・エグゼンプション」に至る考え方を批判している。財界人愛読紙で財界人を痛烈に批判する筆者の筆が踊っている。 作家らしい簡素な文書で、余計な説明は省いているが、筆者はいきいきと働き、行き届いた仕事をする彼女らに、昔の日本ならどこでも見られた「現場の活気」のようなものを見たのであろう。昔の現場では、現場の人が誇り
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