パワーエリートのネットワークを分析し、国際政治経済金融のキーパーソンを探るアルルの男・ヒロシです。 参院選の争点から「憲法改正」が外れた。そして、年金問題・介護保険問題が原因で、参院選は自民党大敗とは行かなくても、今回の改選分では与党(宗教的信念で統制が掛かっている創価学会・公明党は別にして)の自民党は相対的に民主党を含む野党勢力に敗北するだろう。 しかし、自民党・公明党の連立与党は続く。何故かというと、衆議院で与党が3分の2という絶対多数を確保しているから。いくら国民の間で不満があっても、自民党は目をつぶっていても、いかなる法案が出されていても党を割るという事でもない限り、法案は盲判(めくらばん)を押したかのように成立していくわけである。 安倍首相が、よほどのバカでない限り、衆参同日選というのに打って出るはずもない。したがって、今回の参院選では自民党は大きく議席を減らすが、粛々と憲法改正