予防接種を受けない生徒の授業や課外活動への出席を禁止する措置をめぐり、男子生徒が当局を相手に訴えを起こしていた/WLWT (CNN) 米南部ケンタッキー州で、水ぼうそうの予防接種を受けない生徒の授業や課外活動への出席を禁止する措置を不服として訴えを起こしていた男子生徒が、水ぼうそうに感染した。弁護士が8日に明らかにした。 同州の高校3年生、ジェローム・カンケルさんは、信仰を理由に予防接種を拒んでいる。父のビルさんはCNN系列局のWLWTに対し、「中絶された胎児」からつくられたという理由で、水ぼうそうのワクチンに反対していると説明した。 水ぼうそうのワクチンは1960年代初め、中絶された胎児から採集した細胞を使って作製されていた。 弁護士によると、カンケルさんは1週間ほど前に水ぼうそうに感染し、現在は回復して8日から復学したという。カンケルさんは3月中旬から登校していなかった。 カンケルさん