みなさんおひさしぶりです。お元気でしょうか。映画をめぐるヨタ話「トラウマ・シネマ ネクスト・ジェネレーション」が帰ってまいりました。前回からのブランクも気にせず、 小島秀夫(ゲーム監督)、菊地由美(女優)、矢野健二(司会進行)の3人で、第3回をおどけします。 ――前回からかなりの時間がたってしまいましたが、おまたせしました、「トラウマ・シネマ」第3回を始めます。気がつけばもう11月、今年も残りわずか。前回のお題にしました「私が、生きる肌」もとっくに終わり、夏の映画もシーズンを過ぎ、お正月映画が話題になる季節です。というわけで、まずは12月1日公開「007スカイフォール」です。 小島:これ、ぼくしか観てないんですよね。 菊地:まだ公開してませんから。試写にも行けてないし。 ■「007スカイフォール」 ――ショーン・コネリーの「007/ドクター・ノオ」が1962年なので、今作は「シリーズ誕生5