2度と許さない ニューヨークの9.11跡地に建てられた超高層ビル、1ワールドトレードセンター Julio Cortez/AP-REUTERS ブリュッセルで起きた同時自爆テロを見てテロ対策のプロが真っ先に思うのは「次はどこだ?」、そして「どうして止める?」だろう。 3月22日の朝、眠りから覚めたアメリカを待ち受けていたのは、ヨーロッパがまたテロ攻撃に襲われたというニュースだった。空港と地下鉄の2カ所で相次いだ自爆テロで、30人以上の死者が出た。襲撃のほんの数日前には、パリ同時多発テロの首謀格のアラ・アブデスラムが、ブリュッセルで逮捕されたばかりだ。 ここで最も懸念されるのは、ヨーロッパで指揮された連続テロの標的は、いつアメリカに向くかわからないということだ。前例もある。2001年にニューヨークとワシントンを襲った9.11同時多発テロの実行犯たちの拠点はドイツのハンブルグだった。 【参考記事
![テロは欧州からアメリカに飛び火する](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/e1315d7afccc68772c05c83565e3a6ad6959791e/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.newsweekjapan.jp%2Fstories%2Fassets_c%2F2016%2F03%2Fwebw1603242-2-thumb-720x480-89252.jpg)