36年ぶりの党大会という厳戒態勢中に役所に対する放火事件が発生、特に首都から離れた地方都市には不穏な空気が漂っている 36年ぶりに朝鮮労働党第7回大会が開かれた北朝鮮から、衝撃的なニュースが飛び込んできた。党大会の期間中に、地方の「人民委員会(日本の役所に相当)」に対する放火事件が発生したというのだ。首都・平壌に世界中から100人を超す記者を呼び寄せ、盤石の統治をアピールしたい国家の目論見とは裏腹に、地方では住民の怒りが極限にまで高まっている現実を示す例と言える。 暗殺計画説も 北朝鮮の内部情報筋が伝えてきたところによると、放火事件が起きたのは北朝鮮の北端近くに位置するとある郡(情報源の安全のため、具体的な地名は伏せる)。党大会初日に当たる6日の午後9時ごろ、中心部に位置する人民委員会の建物から火の手が上がったという。 火元は1階で、その真上には人民委員長の執務室が位置しているとのこと。直
![党大会初日に北朝鮮で放火テロ、国民の怒りが爆発か](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/2795a65c5c59b90e5667a3bdc5a091fd634a5ace/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.newsweekjapan.jp%2Fstories%2Fassets_c%2F2016%2F05%2Fdailynk160513-thumb-780x520-91787.jpg)