任天堂が来年2月に発売予定の「ニンテンドー3DS」には、シェーダ機能をハードウェア内蔵とした国産GPU「PICA200」が採用される。主流のプログラムシェーダではなく、制限のある固定シェーダを採用した理由について、岩田聡社長は「消費電力と表現力のバランスが良いと思った」と説明した。 10月末に開いた同社決算説明会の質疑応答で、PICA200と固定シェーダを採用した理由について問われて答えた。 同チップの提案を受けて「それで良いのではないか」と決定プロセスに関わったという岩田社長は、同チップによる固定シェーダ採用の利点として消費電力と表現力のバランスを挙げ、「未来永劫にこの方法がいいのかは分からないが、今の段階ではバランスはこれがいいのかなと考えた」と述べた。 3Dグラフィックスに陰影などを付けて表現力を高めるシェーダ(Shader)をソフトウェアで実装するプログラマブルシェーダに比べ、使え
ソフトについて。今期の3DSのハードの予想400万台に対し、3DSソフトの予想は1,500万本で、割り算すると3DS 1台につき3.75本という計画になる。発売日から約1カ月の勝負になると思うが、この1台あたりのソフトの装着率の妥当性はどうか?少し多い気もするが、この辺りについて説明いただきたい。 宮本さんの趣味について。以前、「庭いじりをされている」と言われた後『ピクミン』、「犬を飼っている」と言われてから『nintendogs』が出た。前回質問した時は「最近猫を飼っている」と言っていて『nintendogs+cats』が出てきた。現在はどんなことに一番ご執心なのか教えてほしい。個人的に気になるのは、先日の糸井重里さんとの対談の中で、「最近は町内会に熱心に参加されている」ということが書かれていたが、それも関係あるのか。 取締役社長 岩田 聡: まず、ソフトについて、今期の予想数の根拠とい
1972年生まれ。早稲田大学教育学部教育心理学専修を経て、東京大学大学院教育学研究科修士課程在籍中。1999年からゲーム業界ウォッチャーとしての活動を始める。著書に『ゲーム業界の歩き方』(ダイヤモンド社刊)。「コンテンツの配信元もユーザーも、社会的にサステナブルである方法」を検討するために、ゲーム業界サイドだけでなく、ユーザー育成に関わる、教育と社会的養護(児童福祉)の視点からの取材も行う。Photo by 岡村夏林 コンテンツ業界キャッチアップ ゲームソフトをゲーム専用機だけで遊ぶ時代は終わった。ゲーム機を飛び出し、“コンテンツ”のひとつとしてゲームソフトがあらゆる端末で活躍する時代の、デジタルエンターテインメントコンテンツビジネスの行方を追う。 バックナンバー一覧 大安吉日だった9月29日は、任天堂関係者にとって悪夢のような一日になった。満を持して開催したはずの発表会中に、「ニンテンド
任天堂の2010年3月期決算は、大幅な減収減益となった。SNSアプリやケータイアプリなどプラットフォームが増加する中、任天堂をとりまくビジネス環境が不透明さを増していることは否めない。それは、言い換えれば、ゲーム業界の行方そのものの不確実性の高まりを意味している。 (文/ジャーナリスト・石島照代) 任天堂が発表した2010年3月期連結決算は、売上高が前期比22%減の1兆4343億円、営業利益は36%減の3565億円、純利益が18%減の2286億円と、6期ぶりに減益となった。今期も減益の予想で、がっかりしたのか株価も急落した。減益と新ハード「ニンテンドー3DS」だけに評価が集中する任天堂の決算発表内容から、業界の今を読み解く。 任天堂決算のマイナス材料は 欧州の不振とハード売上の鈍化 確かに、任天堂が発表した2010年3月期連結決算は、数字だけ見れば減収減益だった。だからといって、任天堂が危
昔、良くfamicom(ファミリーコンピュータ)のRF周りやコントローラ周りを壊して修理に出していた時は、「結構普通の修理対応」だな。と思っていました(83-85年くらい) で。 今回の修理はすごかった。 今月中旬初代DSの調子がおかしく、電源投入してしばらくすると勝手に切れる事が多々になってきたので思い切って修理依頼を任天堂のwebからやってみました。 任天堂のページここのしたにある「サポート情報・その他」から 修理のご案内 を選択。 オンライン修理受付はこちら を選択。 すると、メールアドレス入力画面となり、入力。送信。 で、受付しました。 画面となり、メールが送られてくる。 そこにあるURLをクリックして、linkをたどって本編スタート で、そこでずらずらっと書く。 そすすると、修理お申し込み受付番号というのが出る。今後修理相談はその番号でやることになる。 今回、「DS/DS
1990年代前半。当時の王者・任天堂はスーパーファミコンからニンテンドウ64にバトンを渡すのをしくじって、後ろから追いかけてきたソニーのプレイステーションに追い抜かれた。その主な理由は以下のような感じだったと思う。 任天堂が採用していたロムカートリッジに比べ、プレイステーションのCD-ROMは単価が安く、スーパーファミコンに比べてソフトの価格が一気に下がった。 任天堂にはちょっと真似のできない流通面での改革をソニーが行って、これもソフトの価格に反映された。 任天堂流通でありがちだった「分納」がなくなり、プレイステーションのソフトは「欲しい時にお店でいつでも買いやすい」ようになった。 サードパーティ契約のハードルが低くなり、中小さまざまな企業・デベロッパがさまざまなソフトを引っさげてプレイステーションに参入し、ラインナップが一気にうるおい、ユーザーの選択肢が広がった(とんでもなくひどいソフト
これまで「社長が訊く」では モノをつくる人からお話を訊いていたのですが、 今回はモノを売っている人からお訊きしたいと思います。 任天堂は、過去数年にわたって “ゲーム人口の拡大”に取り組んできましたが、 お客さんの層が変わり、ゲーム売り場が変わっていくなかで、 任天堂でモノを売っている人たちは、どんなことを考えて、 今回の「Wii・DSソフト おさがしガイド」(※1)をつくるに至ったのか。 そういった背景となるストーリーを 「社長が訊く」を通して一度発信しておくことは、 わたしたちが日頃考えている問題意識や、 めざしていることを世の中にお伝えするという意味で すごく価値があると考えて、 本日みなさんに集まっていただきました。 よろしくお願いいたします。
「任天堂 “驚き”を生む方程式」を読んだ。 「任天堂 “驚き”を生む方程式」を読んで気づかされたことこれを読んでまず分かったのは、ぼくが「任天堂世代のど真ん中」だったということだ。「任天堂の子供」と言ってもいいかも知れない。山下達郎の歌に「アトムの子」というのがあって、それは山下達郎(1953年生まれ)の世代が「鉄腕アトムの子供である」ということを歌った歌なのだけれど、ぼく(1968年生まれ)の世代は、任天堂の一連のエポックメイキングなおもちゃたちをリアルタイムで味わってきた、まさしく「任天堂の子」なのである。 この本の巻末に記されている「任天堂の歴史」を見ると、それがよく分かる。まず、物心ついた時には、任天堂製のトランプや花札で遊んでいた。家の近所のちょっと年上の子の家には、「ウルトラハンド」や「光線銃」といった任天堂社製のエレクトロニクス玩具があった。「ゲーム&ウオッチ」と出会ったのは
PS3躍進の影にあらわになるWiiの弱点2009年3月の据置ゲームハードの売上げは、PLAYSTATION3(以下PS3)がWiiを抜いてトップに立ちました。PS3はどのように躍進したのか、そしてWiiは失速してしまうのでしょうか? Wiiを抜いて月間販売台数でトップに立ったPS3。前に逆転したのは1年以上も前になります任天堂の失速を懸念するような内容の記事が、ここ最近ゲーム関連ニュースサイトなどでいくつか掲載されています。それは主にWiiに対するもので、大きな根拠となっているのは2009年3月の月間据置ハード売上げでしょう。Wiiは約10万台、PLAYSTATION3(以下PS3)は約15万台で、PS3が据置ハード売上げトップの座をWiiから奪っています。 この結果を見て、WiiスポーツやWiiFitで非ゲーム層を取り込んだWiiのブームが失速しつつあると懸念するような声もありますが、そ
任天堂の岩田聡社長と宮本茂専務は4月9日、東京・有楽町の日本外国特派員協会で会見を行った。ビデオゲーム市場動向や米国でのニンテンドーDSi(以下、DSi)の販売状況についてや、『Wii Sports Resort』の発売日や京都文化博物館で実施されるニンテンドーDS(以下、DS)を利用したガイドサービスについても言及した。以下、詳しく紹介する。 ここ2年のビデオゲーム市場拡大は任天堂のプラットフォームで起きた 岩田 日本外国特派員協会でお話しするのは今回で3回目です。1回目は2004年12月でDSをリリースした時、2回目は2006年12月でWiiをリリースした時でした。 それ以来、世界のビデオゲーム市場は大きな変化を経てきました。最も大きな変化はビデオゲームのユーザー層の拡大です。これまでビデオゲームをすると思われていなかったような人たちが、今ではDSやWiiで遊んでいます。任天堂がゲーム
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家庭用ゲーム機「Wii」用の新作ソフトを「作らなすぎる」と任天堂が最近ネットで非難を浴びている。2008年10月から半年間で8本のソフトを新発売したが、うち6本は前ゲーム機「ニンテンドーゲームキューブ」用ソフトの移植。期待していた大作ソフトもなく、古くからの任天堂ファンは「納得がいかない」というのだ。任天堂はなぜ「Wii」の新作を出さなくなったのだろうか。 「コアユーザーが任天堂離れ」と警鐘 「任天堂のWiiへのソフト供給に対する不満」というタイトルのブログを書いたのは、kentworldさんという男性。アクセスが殺到し、2009年3月11日の「アメブロランキング」のジャンルランキング(漫画・アニメ・ゲーム)で7位になった。それほど新作の少なさが注目されているのだ。 ブログには、 「今までの任天堂だったら年末には何かガッツリ遊べるゲームを自社で出していただけに、どうしてもこのラインナップに
任天堂株式会社(京都市南区;社長 岩田聡)と株式会社電通(東京港区;代表取締役社長 高嶋達佳)は、任天堂(株)が販売する家庭用テレビゲーム機「Wii」向けに新しい動画配信サービス「Wiiの間チャンネル」を共同で開始することにいたしましたので、お知らせいたします。 「Wiiの間」は、家庭の中心である「お茶の間」と「Wii」をミックスした造語で、リビングのテレビの前に家族や友人が集まり、笑顔で楽しくコミュニケーションできる映像体験空間を意味しています。「Wiiの間」には、誰でも簡単に作成できる「家族の分身」とも言えるゲームキャラクターのMii(ミー)が存在しており、そこで起こる様々なイベントを通して利用者が能動的に動画を中心としたコンテンツを体験することができます。コンテンツの内容は、ジャンルやターゲットにこだわることなく、新しいものを中心に、幅広く展開していく所存です。 「Wiiの間チャンネ
「社長が訊く」シリーズをお読みのみなさま、こんにちは。 この記事を編集している「ほぼ日刊イトイ新聞」の永田と申します。 (※ほぼ日刊イトイ新聞とは、糸井重里が主催するホームページです) 以前、Wiiが発売されたときの「社長が訊く」に引き続き、 番外篇のインタビューをやらせていただくことになりました。 もちろんお相手は、任天堂の社長、岩田聡さんです。 前回同様、この特殊な場の特殊な雰囲気を利用して、 通常のインタビューでも、日常の雑談でも訊けないような質問を、 いくつか、正面からぶつけてみました。 緊張の一方で、「どう答えてくださるんだろう?」とわくわくしながら。 最後まで、どうぞよろしくお願いします。 岩田 じゃ、はじめましょうか。 ── どうぞよろしくお願いします。 岩田 よろしくお願いします。 ── 前回の番外篇同様、率直に、あまり脈絡を気にせず、 質問させていた
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