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ブックマーク / www.newsweekjapan.jp/lee (7)

  • 6歳の中国人の日本への難民申請を手伝ったら、炎上した

    <日政治亡命をほとんど認めないのが通説だが、このたび中国で迫害されている知人の子供と義母の難民申請を手伝った。無事に受理されたのだが、その過程で中国人の暗部も見えてしまった> こんにちは、新宿案内人の李小牧です。 日移住して30年、初めてのアルバイトから初めてのレストラン経営、初めての国籍取得、初めての選挙などさまざまな「初体験」を経てきたが、先日思ってもみない「初体験」があった。ある日のこと、私が電話を取ると、向こうはいきなりこう切り出してきた。 「李さん、ネットで炎上されてますよね? よろしければ、我々のほうで対策いたしますが。当方は**社と申しまして、風評被害対策で豊富な経験を持っております......」 ――といった内容だ。 私、李小牧は言論人として活動するなかで、いわゆるネット炎上を何度も体験してきたが、対策会社から売り込みがあったのは初めてだ。ネット炎上を見つけてはめざ

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  • 同窓会で見つけた、精神が腐った人と若く活力に満ちた人の違い

    <会社でたいした仕事はなく、定年しても、孫の世話か太極拳をするだけ。そんな生活では、保守的で怠惰で頑固な老人になるのも納得だ> こんにちは、新宿案内人の李小牧です。 やや自慢話になってしまうが、お付き合いいただきたい。まもなく還暦を迎える私だが、今も若い頃とさほど変わらない体形をキープしている。「毎晩飲み歩いている李さんが、なぜいい体のままなの?」とよく羨ましがられるほどだ。 私自身にも理由は分からなかったのだが、今回アンチエイジングの秘密が見つかったので、それをお伝えしよう。 4月、故郷の湖南省長沙市に帰省した。目的は同窓会への出席だ。私は中学1年生のとき、長沙市中学生歌舞団というダンスサークルに所属していた。サークルと言っても趣味の類ではない。市内の中学校から選抜されたエリート学生ダンサーを集めた団体で、各種公式行事に呼び出されては踊りを披露するのが仕事である。いわばセミプロのようなも

    同窓会で見つけた、精神が腐った人と若く活力に満ちた人の違い
  • 東北被災地の「万里の長城」工事をなぜ止められないのか

    「日中友好親善 東北応援バスツアー」で訪れた宮城県気仙沼市で説明を受ける一行。背後に建設中の巨大防潮堤がそびえ立つ Photo: Shuichi Urakawa <東日大震災の被災地視察に行ってきた。復興は成し得ていないのに、住民の8割が反対する巨大防潮堤の工事は進む。一体どんな意味があるというのか> こんにちは、新宿案内人の李小牧です。今回は宮城県気仙沼市など東日大震災の被災地を視察した体験についてお伝えしたい。 2013年から、被災地の現状を知る「日中友好親善 東北応援バスツアー」が開催されている。今回、私はスペシャルゲストとして招かれた。私は毎年、東日大震災被災地を訪問しているが、このバスツアーに参加するのは2013年以来4年ぶりとなる。 被災地を見て、改めて深刻な現状を痛感した。2011年3月11日のあの震災からすでに6年半以上の歳月が過ぎているというのに、いまだに復興は終わ

    東北被災地の「万里の長城」工事をなぜ止められないのか
    dazed
    dazed 2017/10/25
    “気仙沼にいま必要なのは防潮堤ではない、仕事に誇りを感じられるようにすることだ”
  • 中国人を狙った「AV風俗詐欺」横行、五輪までに合法・管理化を!

    中国のネットで今、「日AV風俗をオーダーメイド」というツアー旅行のパンフレットが出回っている。「東京に行けばAV女優に会えるかも」というスケベ心につけこんだ詐欺を野放しにしていいのか> こんにちは、新宿案内人の李小牧です。中国のネットで今、次のようなパンフレットが出回っていることをご存じだろうか。 パンフレットのタイトルは「日AV風俗 深度定制」(日AV風俗をオーダーメイド)。7泊8日の日ツアー旅行の案内となっている。富士山や箱根、浅草、お台場といった定番観光地も回るが、メインとなるのは日の風俗体験だ。 到着初日の夜の女体盛り宴会から始まり、ストリップ、デリヘル、ソープランド、AV撮影現場見学、温泉旅館でのコンパニオンとの一夜、韓国式歓楽街訪問、おっぱいパブなどが盛り込まれている。希望があればAVへの出演(記念としてDVDがもらえるという触れ込みだ)、コスプレ、JKリフレなどの

    中国人を狙った「AV風俗詐欺」横行、五輪までに合法・管理化を!
  • アパホテル抗議デモの舞台裏、どんな人たちが参加したのか

    <2月5日に東京・新宿で行われた在日中国人によるデモは、在日中国人による初めての「対日」のデモだった。民主主義の初心者を受け入れた日は素晴らしかった> こんにちは、新宿案内人の李小牧です。今回は2月5日に行われた、在日中国人によるアパホテル抗議デモについて書きたい。 デモに関する記事はすでに数多く発表されているが、勘違いや的を外した内容も少なくない。私がお伝えしたいのは、デモに参加したのがどんな人たちで、彼らが何を思ってデモを行ったのかということだ。 デモの発起人はAさんという女性で、来日10年になる中国人だ。この間、尖閣諸島沖漁船衝突事故や安倍晋三首相の靖国神社参拝など、日中間にはさまざまな"事件"があったが、彼女はあまり関心がなく、これまで政治活動に参加することはなかったという。それが今回、なぜデモを企画したのか。 きっかけはテレビ番組でアパグループの元谷外志雄代表のインタビューを

    アパホテル抗議デモの舞台裏、どんな人たちが参加したのか
  • TBS「直撃!コロシアム‼ズバッと!TV」炎上で、出演者として言いたいこと

    <先週、辛坊治郎氏が司会を務める討論番組に出演したことで、中国人から「漢奸(売国奴)」と猛烈な批判を受け、微博に謝罪文をアップした。謝罪に至った背景を、自らの口で説明する> 昨年4月の新宿区議選で落選した時にも落ち込まなかったほど精神的にタフな李小牧が、出張先の中国・杭州で頭を抱えた。私が出演し、5月23日にTBS系列で放送された討論番組「直撃!コロシアム‼ズバッと!TV」に対して、直後から中国人の批判が殺到。私の微博(中国SNS)とフェイスブックのアカウントが炎上したのだ。この1週間、私は中国ネットで完全に「漢奸(売国奴)」扱いされていた。 番組を見なかった読者のために説明しておこう。辛坊治郎氏が司会を務めるこの番組は、在日中国人50人を呼び、「今話すべき中国人50人」というタイトルの討論会を開いた。偽装品問題やPM 2.5、在日中国人および爆買い観光客のマナーといった日人をイラ立

    TBS「直撃!コロシアム‼ズバッと!TV」炎上で、出演者として言いたいこと
    dazed
    dazed 2016/05/30
    “この問題には、日中関係にかかわる重要な論点が含まれている(…)日本人も中国人も相手側の発言や行動に対して不安を覚え、そして怒っているが(…)目に映るのは、メディアを通じて「編集」された姿でしかない”
  • 選挙に落ちたら、貿易会社の社長になれた話

    中国出身の私は昨年、日に帰化して新宿区議選に出馬したが、その挑戦は民主主義のない国・中国の人たちにも大いに注目された。落選後、中国で知名度だけでなく信用度も高まり、複数の日中間ビジネスを手掛けることになった(写真提供:筆者) ニューズウィーク読者の皆さん、1年10カ月ぶりに李小牧が戻って参りました! 初めましての方に自己紹介を。私は1960年生まれの"元"中国人。1988年に私費留学生として日にやってきて、新宿・歌舞伎町で外国人向けの「案内人(ガイド)」として働きだした。当時は「日で一番危険な街」だった歌舞伎町で、中国マフィアや日のヤクザとの"事件"は1度や2度ではない。その体験をまとめた著書『歌舞伎町案内人』(角川書店、2002年)はベストセラーに、そして映画化までされた。 そんな時、舞い込んだのがニューズウィーク日版のコラム連載の仕事だった。「外国人の視点、歌舞伎町の視点で日

    選挙に落ちたら、貿易会社の社長になれた話
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