加齢や肥満などの代謝ストレスによって、生活習慣病やアルツハイマー病などの加齢関連疾患が発症・進展することが知られていますが、その仕組みはよくわかっていません。研究グループではこれまで20年以上にわたって加齢関連疾患の発症メカニズムについて研究を進め、加齢やストレスによって組織に老化細胞が蓄積し、それによって惹起される慢性炎症が、加齢関連疾患の発症・進展に関わっていることを明らかにしてきました。さらに最近、蓄積した老化細胞を除去(セノリシス*5)することで、加齢関連疾患における病的な老化形質を改善しうることが示されています。しかしながら、これまで報告されている老化細胞除去薬は、抗がん剤として使用されているものが多く、副作用の懸念がありました。そこで研究グループは、より老化細胞に選択的に作用し、副作用の少ない治療法の開発を目指して研究を行いました。 本研究ではまず、老化細胞に特異的に発現してい
開発中の新型コロナウイルスのワクチンについて、製薬大手の第一三共は最終段階の臨床試験の結果、3回目の接種用としては、ファイザーやモデルナのワクチンと同じ程度の有効性が確認できたと発表しました。追加接種用のワクチンとして、来年1月に国に承認申請を行えるよう準備を進めるとしています。 第一三共は、独自の技術で国産の新型コロナウイルスのメッセンジャーRNA=mRNAワクチンを開発しています。 会社の発表によりますと、18歳以上のおよそ5000人を対象に、3回目の接種を想定した最終段階の臨床試験を行ったところ、ファイザーやモデルナのmRNAワクチンを2回接種したあと第一三共が開発中のワクチンを接種した人では、接種から4週間の時点で、ウイルスの働きを抑える中和抗体が上昇した程度が、ファイザーやモデルナのワクチンを追加接種した人より高かったということです。 会社では、これまでのワクチンと同じ程度の有効
米ファイザーとモデルナが開発した新型コロナウイルスのオミクロン株と従来株に対応した新型ワクチンは、従来のワクチンを4回接種した以上にオミクロン株に対する中和抗体の増強にはつながらなかった。少数グループを対象に実施した初期の独立調査で示された。 米コロンビア、ミシガン両大学の研究者はオミクロン株BA.4およびBA.5に対応したファイザーとモデルナ製新型ワクチンを4回目の接種で受けた21人について、血液サンプルの中和抗体の水準を従来のワクチンを4回接種した19人と比較。4回目に新型ワクチンを接種した人の3-5週間後の「中和抗体の濃度は従来ワクチンを受けた人と同様だった」という。この結果は生命科学、医学・生物学分野のジャーナルに投稿する前の論文を集積するプレプリントサーバーのbioRxiv.orgに発表された。 今回の結果はファイザーと独ビオンテックが13日発表したプレスリリースで、臨床試験での
新型コロナウイルスの第8波の感染拡大が懸念される中、子どもが重症化して死亡したケースが各地で報告されています。鹿児島でも、この夏、0歳と11歳の子ども2人が死亡する中、先日、鹿児島で行われた学会で、栃木県で治療にあたった医師が子どもが死亡するまでの詳しい経緯を明らかにしました。 (宇都宮局記者 平間一彰) 【“救命困難の症例を紹介します”】 10月に鹿児島市で開かれた全国の医師が集まる学会。多くの医師がショックを受けた発表がありました。新型コロナに感染した基礎疾患のない女の子の死亡例です。 発表したのは栃木県の大学病院の小児科医、若江惠三医師。救急搬送されてから亡くなるまでの詳しい経過を明らかにしました。 当直勤務だった若江医師のもとに入ってきた救急搬送の電話は、自宅療養中に激しいけいれんを起こした8歳の女の子についてのものでした。検査の結果、脳全体に見られたむくみ。「急性脳症」と診断され
新型コロナウイルスのオミクロン株に対応したワクチンで行われている3回目以降の接種について、少なくとも5か月としている前回の接種からの間隔を少なくとも3か月に短縮することが、厚生労働省の専門家による部会で了承されました。厚生労働省は今後、必要な手続きを進め、早ければ10月下旬にも運用が始まる見通しです。 オミクロン株対応のワクチンを使用して行われている3回目以降の接種、いわゆる追加接種を行う場合、前回の接種からの間隔を少なくとも5か月と定めていますが、アメリカやヨーロッパの多くの国では2か月もしくは3か月と定めていて、日本でも短縮するべきだという意見が上がっていました。 19日に開かれた厚生労働省の専門家による部会では、接種間隔を3か月に短縮しても体の中で作られるウイルスの働きを抑える「中和抗体」の値の上昇が確認されたほか、安全性についても特段の懸念はないとして、国内でも接種間隔を3か月にす
福祉保健局は、令和5年7月1日から福祉局と保健医療局に再編し、URLを変更しました。下の各局バナーからトップページに進み、分野別取組・キーワード等で検索をお願いします。 ブックマーク、お気に入り等に登録いただいている場合は、お手数ですが、再登録をお願いします。 The Bureau of Social Welfare and Public Health was reorganized into the Bureau of Social Welfare and the Bureau of Public Health on July 1, 2023, and the URL was changed. Please proceed to the top page from the banners of each bureau below and search by area-specific i
東京都はこの冬、新型コロナとインフルエンザの同時流行が懸念されるとして、14日からワクチンの大規模接種会場でそれぞれのワクチンの同時接種を始めます。 都は13日、感染状況や医療提供体制について分析・評価するモニタリング会議を開きました。 会議では新規感染者数の7日間平均が12日時点で2727.7人と10週連続で減少したことが報告され、4段階ある警戒レベルのうち感染状況は1つ下げられて上から3番目になりました。 また、医療提供体制は上から3番目を維持しました。 会議の中で都は、この冬、新型コロナとインフルエンザの同時流行が懸念されるとして、14日からワクチンの大規模接種会場でそれぞれのワクチンの同時接種を始めることを発表しました。 同時接種できるのは毎週木曜日と金曜日の2日間で 対象は ▽23区と ▽武蔵野市 ▽府中市 ▽調布市 ▽町田市 ▽武蔵村山市 ▽多摩市に住む 65歳以上の都民となっ
新型コロナウイルスのオミクロン株のうち、感染の主流になっている「BA.5」に対応するワクチンの接種が、13日以降、準備が整った自治体から順次開始されます。 オミクロン株の「BA.5」に対応したワクチンの接種対象となるのは、従来のワクチンで2回目までを終えた12歳以上のすべての人で、前回の接種から少なくとも5か月以上経過していることが条件となります。 準備が整った自治体から13日以降、順次、接種が開始される予定で、東京港区などでは、14日から接種を始めるということです。 厚生労働省は、年末年始に懸念される感染拡大に備え、オミクロン株に対応したワクチンの接種を進めていて、先月から始まっている「BA.1」対応ワクチンと「BA.5」対応ワクチンとで、年内におよそ7652万人が接種対象になると見込んでいます。 2つのワクチンの効果について厚生労働省は、比較するデータが現時点では確認できていないとして
新型コロナウイルスのオミクロン株のうち、感染の主流になっている「BA.5」に対応するワクチンについて、厚生労働省は今月13日から無料で受けられる公的接種を開始する方針を決めました。 オミクロン株対応の新型コロナウイルスのワクチンは、先月20日から「BA.1」と従来のウイルスに対応するワクチンの接種が始まっています。 厚生労働省は5日、現在感染の主流になっている「BA.5」などに対応するワクチンについて国内での使用を承認し7日、専門家で作る分科会での了承を経て無料で受けられる公的接種に位置づける方針を決めました。 今後は必要な手続きを経たうえで今月13日から接種を開始する方針で、厚生労働省はおよそ4300万回分のワクチンを来週以降、自治体に配送する計画です。 一方で、「BA.1」などに対応するワクチンの接種も続けられ、厚生労働省は2つのワクチンの効果を比較するデータが現時点では確認できていな
新型コロナウイルスのオミクロン株のうち、感染の主流になっている「BA.5」に対応するワクチンについて、厚生労働省は国内での使用を正式に承認しました。 今後、必要な手続きを進め、早ければ10月中旬にも接種が始まる見通しです。 オミクロン株対応の新型コロナウイルスのワクチンは、9月20日に「BA.1」に対応したワクチンの接種が始まっていますが、アメリカの製薬大手ファイザーは9月13日、現在感染の主流になっている「BA.5」や「BA.4」、それに従来の新型コロナウイルスに対応するワクチンについて承認の申請を提出していました。 5日夜に開かれた厚生労働省の専門家による部会では、このワクチンについて、体の中で作られるウイルスの働きを抑える「中和抗体」の値の上昇が確認され、「BA.5」を含む変異株に対する予防効果が期待されると評価し、安全性については影響を及ぼす可能性は低いと考えられるとして、国内での
新型コロナウイルスのオミクロン株の1つで、現在感染の主流となっている「BA.5」に対応する成分を含むワクチンについて、アメリカの製薬会社「モデルナ」は、厚生労働省に承認を求める申請を行いました。 モデルナの発表によりますと、厚生労働省に承認申請したのは、オミクロン株の「BA.4」や「BA.5」、それに従来の新型コロナウイルスに対応する成分を含むワクチンです。 ワクチンは、遺伝物質の「メッセンジャーRNA」が2種類含まれている「2価ワクチン」で、ウイルスの表面にある「スパイクたんぱく質」を体の中で作り出し、それぞれのウイルスに対応した免疫の反応を引き起こします。 「BA.4」と「BA.5」は「スパイクたんぱく質」が同じ形で、モデルナは、アメリカのCDC=疾病対策センターの会議で、人に投与する前の実験のデータで「BA.5」に対応する中和抗体の反応が上昇したとする資料を示しています。 アメリカで
オミクロン株の「BA.4」と「BA.5」に対応した新型コロナワクチンが来月にも承認される見通しです。 厚生労働省は従来株に加えてオミクロン株のBA.4及びBA.5にも対応した2価ワクチンについて、来月5日に専門部会で承認について議論すると発表しました。 ファイザー社が今月13日に薬事申請していました。 厚労省は承認を見込んで来月10日の週から配送を始め、11月の上旬ごろまでに約4300万回分を配送する予定です。 国内ではオミクロン株の「BA.1」に対応したワクチンが承認され、すでに接種が始まっています。 来月5日の専門部会では、6カ月から4歳向けのファイザー製ワクチンについても特例承認するかどうか審議する予定です。
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