「もう、やる気自体がないから」 試合後のミックスゾーンでその率直な言葉を聞いた私たち記者陣は、一様に苦笑いを浮かべた。しかし、その男は「いや、まあ、それが本音で」と、こちらの反応に対して決して冗談ではないという表情で話を続けた。 浦和レッズの興梠慎三は17日のFC東京戦で途中出場すると、後半42分に駒井善成のクロスを頭で合わせて決めた。チームの勝利を決定づける3点目は、7月13日のベガルタ仙台戦以来、2カ月以上離れていたゴールの味だった。 その仙台戦と翌週の大宮アルディージャ戦を最後に、興梠は一度チームを離れている。リオデジャネイロ五輪のメンバーに、オーバーエイジとして参加したからだ。しかし、そのメンバー参加にあたっては逡巡があった。興梠のメンバー入り内定が発表されたのは6月下旬で、まさに浦和がファーストステージの終盤戦を戦っていたころ。勝負どころのゲームで3連敗を喫し、優勝の可能性を失っ
ホームにおけるクラブ通算500試合目の公式戦を4-1の快勝で飾った余韻が残る試合後の取材エリア。このメモリアルマッチにボランチとして先発し、62分からはシャドーにポジションを上げてフル出場した浦和レッズMF柏木陽介がポツリとつぶやいた。 「暑くてしんどい。日本の夏に(試合を)やったらあかんやろうって、切実に思っている」 湘南ベルマーレを埼玉スタジアムに迎えた6日の明治安田生命J1リーグ・セカンドステージ第7節。18時半のキックオフ時点で気温30.6度、湿度は65パーセントに達し、風も緩やかに吹いているだけだった。 文字どおりの“真夏の消耗戦”が選手たちの体力と気力を奪い去っていた中で、表情に精かんさを漂わせながら、軽やかにステップを踏むように取材エリアに姿を現した男がいた。 1981年10月10日生まれの34歳。浦和でキャプテンを務めるMF阿部勇樹と並び、両チームを通じて最年長となるDF那
渋谷ふれあいホール/スタジオパーク、ベルサール秋葉原、NHK福島放送局では、7月27日~8月12日までの間、スーパーハイビジョンの大画面でロンドン五輪が楽しめる『NHK スーパーハイビジョン ロンドンオリンピック パブリックビューイング』を同時開催中です。 ハイビジョンの16倍の超高精細映像、3300万画素数のスーパーハイビジョンを直に感じられるということで、僕のホームタウンである秋葉原のイベント会場に行ってきました。 ↑ハッキリクッキリの映像が楽しめます!ロンドン五輪本編の映像は、ぜひともご自身の目でお確かめください。 以前、NHK技研公開の際にスーパーハイビジョンを視聴していましたが、ロンドン五輪を観てみてびっくり! 開幕式の色鮮やかで大迫力の演出が、見事に超高画質で映像化されておりました。さすがスーパーハイビジョン……。 『NHK スーパーハイビジョン ロンドンオリンピック パブリッ
日本の守備はなぜ安定したのか=U−23日本代表 1−0 U−23モロッコ代表 (スポーツナビ)2012/7/30 11:05 ■ OA吉田、徳永の光る存在感 スペイン、モロッコと対戦して失点0。2試合が終わって失点なしは、今大会出場16チーム中、日本とメキシコの2チームだけである。その守備が、2連勝、そして2000年シドニー大会以来12年ぶりの準々決勝進出をもたらした。 スペインは圧倒的な個人技とパスワークを持っている。モロッコはスピードがあり、サイドを破られると厄介だ。そしてホンジュラスは、えたいの知れない型破りな攻撃力を持っている。この3チームと対戦するにあたって、関塚隆監督は何よりも守備の強化を考えたはずだ。 5月に行われたトゥーロン国際では、左サイドを崩され、リスタートからあっさりと失点して1勝2敗の不成績に終わった。 現在のU−23日本代表は、ヨーロッパのクラブで活躍する選
7月29日、ロンドン五輪の開会式でインド選手団とともに無関係の女性が行進していた問題で、五輪組織委員会のセバスチャン・コー会長は、この女性が開会式のショーに出演していたメンバーだったと明らかにした。写真は27日の開会式で旗手の右隣を歩く女性(2012年 ロイター/Max Rossi) [ロンドン 29日 ロイター] ロンドン五輪の開会式でインド選手団とともに無関係の女性が行進していたことが分かり、五輪組織委員会のセバスチャン・コー会長は29日、この女性が開会式のショーに出演していたメンバーだったと明らかにした。
スペイン戦で世界を驚かせた永井(名古屋)のスピードがまた生きた。男子サッカーで関塚隆監督率いる日本は29日、モロッコを1-0で下して2連勝、シドニー五輪以来12年ぶりとなる決勝トーナメント進出を決めた。決勝点は鮮やかな永井のループシュート。ロンドン五輪は永井の大会になるかもしれない。 ■清武と永井のイマジネーション スペイン戦の活躍で、モロッコも警戒していたとは思う。だが、後半39分のあの場面は清武(ニュルンベルク)と永井のイマジネーションがピッタリと合っていた感じだ。 体を反転させながらパスを出した清武も見事だったが、スペースに出たボールを猛然と追いかけ、相手GKと競りながら右足のアウトサイドで引っかけ、浮き球で無人のゴールに送り込んだ永井のシュートも素晴らしかった。 相手のGKが飛び出したのは「間に合う」と思ったからだろう。だが、予想を上回る永井のスピードだったに違いない。永井もJリー
27日から開幕するロンドン五輪の代表選手が開催地ロンドンに向けて利用した飛行機の座席を巡り、男女差別騒動が勃(ぼつ)発(ぱつ)している。日本のサッカー代表で昨年の女子ワールドカップ(W杯)で優勝した「なでしこジャパン」と豪州のバスケットボールチームに関し、男子はビジネスクラスなのに女子はそれより下のエコノミークラスだったことが発覚したからだ。欧米の主要メディアの多くがこの問題を批判的な論調で報じている。 19日付英紙ガーディアンなどによると、「なでしこジャパン」と男子サッカー日本代表は16日未明、羽田空港からパリに向け、同じ日本航空機で出発したが、日本サッカー協会の発言として、男子はビジネスで、なでしこはエコノミーと説明。 これについて、なでしこのエース、沢穂(ほ)希(まれ)選手(33)が日本の記者団に「年齢的に見たら私たちが(男子チームより)年配だから、逆でも良かったと思うけど」と答えた
東京都が招致を進める平成32年(2020年)夏季五輪と前年に日本開催されるラグビーワールドカップ(W杯)に向けて国立競技場(東京都新宿区)を8万人収容の開閉式ドーム型に建て替えるため、文部科学省が25年度一般会計予算案の概算要求に基本設計費を計上する方針を固めたことが12日、分かった。8月末までに詳細な設計費を算定する。同競技場を所有する日本スポーツ振興センターでは今月20日に、新競技場のデザインの国際公募の概要を発表する。 同センターが設置した「国立競技場 将来構想有識者会議」の作業グループが作成した計画案によると、建て替えで収容人員を現行の約5万4千席から2万6千人分増席。雨天時のスポーツ大会やコンサートなど文化的イベントの開催が可能な全天候型に対応するため、開閉式ドームにする。 また、スタンドは、サッカーやラグビーの試合時にピッチ近くまで観客席にして臨場感を演出できるように、一部可動
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