ビール大手5社が12日に発表した1〜6月のビール類(ビール、発泡酒、第3のビール)の課税出荷量は、前年同期比3.5%減の2億32万ケース(1ケース=大瓶20本換算)で、上期として2年連続で過去最低を更新した。東日本大震災後の自粛ムードで業務用が低迷、6月の天候不順も影響して伸び悩んだ。 低価格の第3のビールは、前年同期比3.2%増の7164万ケースで、構成比は35.8%と上期としては過去最高となった。 課税出荷量シェアは、アサヒビールが37.8%で2年連続の首位。第3のビール「クリアアサヒ」が好調で、キリンビール(36.1%)の追撃を振り切った。次いでサントリー、サッポロビール、オリオンビールと、順位は昨年上期と変わらない。 6月単月の課税出荷量は前年同月比11.1%減の4134万ケースだった。 アサヒビールは、被災して秋に再開を予定している福島県の工場の生産分を他の工場で補い、夏