自閉症児を中心に発達に問題を抱えた子供たちの楽園を作ろうとしましたが、今まさに挫折しかけています。保護者からの要望は高く、来年の4月まで待機者で一杯、なのですが経営は想像を絶する赤字なのです。 日本各地から見学者も絶えず、技術的にも国際水準を超えている自信はあるのですが、わたしに経営の才がなく、張ったりが利かないので、アシカ療法とか金の延べ棒療法とか精神分析的療法、人間学的療法などといった人の気を引きそうな、従ってマスコミが飛びつきそうな技法だけが経営を成功させているのです。 経営を成り立たせようとしますと1セッション1万円は最低で、通常は2万円がとこはとっているのです。これだと一部のお金持ちだけが恩恵に浴するだけで、福祉の理想とは程遠いのです。本来、特定の確率で誰もが発達障害を持って生まれて来る危険性は持っているのですから、国民一人一人が応分の負担をしていて良い訳なのです。