福岡市西区野方の住宅で特別支援学校中学部3年の添田光輝(こうき)さん(15)が胸などから血を流して死亡していた事件で、福岡県警西署は16日、光輝さんの祖父、無職添田利文容疑者(66)を殺人容疑で逮捕した。 発表によると、添田容疑者は同日午前4時半頃、自宅の居間に敷かれていた布団の上で、次女(36)の長男である光輝さんの首をひもで絞めた後、刃物で首や胸などを数回刺し、殺害した疑い。「複数の刃物で刺した」と容疑を認めている。司法解剖の結果、光輝さんは失血死だった。 添田容疑者から犯行を打ち明けられた次女が同署に通報した。次女は「息子は、耳が遠くなった祖父にいら立っていたようで、私がいない時に暴れることもあった」と説明しているという。