「あんた思い通りにならないとよう、かんしゃくを起こして暴れてたな。クラスであんただけやで羽交い締めにしたのは」と昨年、小学校の同窓会で恩師に言われた。同席した同級生からは「キレてよう暴れてたで」とも。 そのころ僕はみなと同じことが出来ず、ちゃんと並べなかったり、わざとふざけたりしていたし、他の子と同じことを強制されることが嫌で仕方なかった。その一方、地図帳や百科事典、科学などをテーマにした学研のひみつシリーズなどを穴が空くほど読みあさっていた。読んだことでの知識が妙な自信となり、密かにまわりを見下したりしていた。運動も嫌いではなかったが、ソフトボール大会でみんなにデッドボール作戦というのを進めまくり、それで大目玉をくらったりしたこともあって団体で行う球技に苦手意識をいだいた。 中学校になっても、かんしゃくの傾向はあったけども、表面的には押さえられるようになってきた。本による知識はあっても勉
![『自閉症スペクトラム 10人に1人が抱える「生きづらさ」の正体 (SB新書)』(本田秀夫)の感想(44レビュー) - ブクログ](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/696f4826f7d60089efadaf080ba9ccc0b4823845/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fm.media-amazon.com%2Fimages%2FI%2F51mczvH1IpL._SL500_.jpg)